近鉄リテーリング
本社事務所が入る上本町YUFURA(2010年8月26日撮影) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町6-5-13 上本町YUFURA |
設立 | 1998年(平成10年)12月25日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 4120001023117 |
事業内容 | 小売店、飲食店およびサービスエリア店舗の経営 |
代表者 | 代表取締役社長 芳野 彰夫 |
資本金 | 3000万円 |
売上高 | 476億円(2015年度) |
従業員数 | 社員511名、営業社員178人、パートタイマー3,142人(2016年3月末現在) |
決算期 | 3月 |
主要株主 | 近鉄グループホールディングス株式会社100% |
主要子会社 | 近商ストア、近鉄レストラン |
外部リンク | http://www.kintetsu-rs.com/ |
株式会社近鉄リテーリング(きんてつリテーリング)は、大阪市天王寺区上本町六丁目に本社を持つ近鉄グループの流通事業の中核企業である。近鉄リテールホールディングスの100%子会社で、売店等所謂エキナカ店舗のほか、サービスエリア事業、レストラン事業を経営している。
目次
1 沿革
2 事業概要
2.1 車内販売
2.2 その他直営店舗
2.3 ファミリーマート(FC店舗)
2.4 その他FC店舗
2.5 タイムズプレイス(モール事業)
2.6 Meets Sweets(委託店舗)
2.7 その他委託店舗
2.8 サービスエリア事業
2.9 レストラン事業
3 注釈
4 外部リンク
沿革
- 1998年12月25日 - 近観サービス株式会社設立
2002年
3月1日 - 株式会社近鉄リテールサービスに商号変更。
4月1日 - 近畿日本鉄道より駅構内売店の運営を受託。
2003年8月28日 - 成城石井FC1号店となる上本町店開業。
2004年7月1日 - 近鉄興業のファーストフード事業を近畿日本鉄道(現:近鉄グループホールディングス)が譲受け、運営を近鉄フードサービスに委託する。
2005年4月1日 - 近鉄フードサービスを合併。
2006年11月3日 - 再開された車内販売営業の運営を近畿日本鉄道(現:近鉄グループホールディングス)より受託。
2008年
5月30日 - 近鉄難波駅(現大阪難波駅)構内にショッピングモール「Time's Place」を開業。
12月10日 - 鶴橋駅構内に鉄道グッズ店「GatanGoton」開業。
2009年9月11日 - 大和西大寺駅構内にショッピングモール「Time's Place Saidaiji」を開業。
2010年9月1日 - 近鉄観光が運営してきたレストラン事業を会社分割により事業承継。運営子会社として近鉄レストランを設立。
2011年
- 8月 - am/pm6店をファミリーマートへ順次転換。
9月22日 - 京都駅構内にショッピングモール「Time's Place Kyoto」を開業。
2012年
- 4月1日 - 伊賀ゴルフコース、桔梗が丘ゴルフコースのレストランの運営を近鉄旅館システムズより移管され開始。
11月22日 - 宇治山田駅構内にショッピングモール「Time's Place うじやまだ」を開業[1]。
2013年
- 3月1日 - 近畿日本鉄道(現:近鉄グループホールディングス)とファミリーマートが業務提携契約を締結し、近鉄リテールサービス(現:近鉄リテーエイング)に運営を委託しているK PLAT13店舗とPocketPlat56店舗の計69店舗を2013年度中にファミリーマートに転換することを決定した。
3月21日 - 「観光特急しまかぜ」車内で、専属アテンダントによるサービスを開始。
2014年
2月20日 - 大阪阿部野橋駅構内にショッピングモール「Time's Place あべの」を開業
2月25日 - 大阪上本町駅構内にショッピングモール「Time's Place 上本町」を開業
6月20日 - 近畿日本鉄道(現:近鉄グループホールディングス)の株主総会にて来年4月1日付での純粋持株会社化が承認され、近畿日本鉄道の行っていた流通事業(駅ナカおよびサービスエリア事業)を承継し自社事業として行うことが決定した。
2015年 4月1日 - 近畿日本鉄道からエキナカ、サービスエリアおよび料亭事業を分割承継。商号を近鉄リテーリングに変更。近商ストアを子会社化。
2016年
- 4月1日 - 近商ストアからケンタッキー・フライド・チキン事業を承継。奈交フーズへミスタードーナツ事業を譲渡。
4月15日 - 近鉄奈良駅構内にショッピングモール「Time's Place 奈良」を開業
2018年
7月1日 - 近鉄グループホールディングスが5月1日に設立した子会社近鉄リテールホールディングス株式会社の傘下になる[2]。当社傘下の近商ストアも同日をもって近鉄リテールホールディングスの子会社となった。
事業概要
近鉄駅構内(一部近鉄駅以外もあり)での物販・軽飲食店舗を経営するほか、高速道路のサービスエリア事業、近鉄沿線を中心にレストラン店舗を展開する。自社ブランドで行う直営店舗、大手チェーンのフランチャイズ(FC)店舗、他社に業務委託している委託店舗がある。
車内販売
近鉄特急の車内販売を受託している。かつては近鉄観光が運営していたが、不採算により2002年に一旦全廃した。しかし、2006年より伊勢志摩方面行の伊勢志摩ライナー、2007年より名阪特急のアーバンライナーplus、アーバンライナーnextにて土休日に限り車内販売を復活させたため、近鉄リテールサービスが運営を受託するようになった。2013年からは観光特急しまかぜ、2016年からは観光特急青の交響曲において車内販売・喫茶食堂営業を開始した。
その他直営店舗
- 鉄道ジオラマゲーム機、「Time’s Placeうじやまだ」内
- カフェ サミエール、伊勢志摩サミット記念館内[3][4]
- コスメなど女性雑貨店の「KITTO」(キット)、「Bath Tublet」(バスタブレット)、「THROBBING.」(スロービング)
- おにぎり製造販売等の「箱夢」
- カフェ チャオプレッソ
- 各種自動販売機、コインロッカー
ファミリーマート(FC店舗)
近鉄の駅売店は、かつてグループの外食業者である近鉄観光(解散)が営業権を持ち運営していた。売店の名称は元々は近鉄観光の社名が入っているだけで特になかったが、1992年頃より「365」の名称を名乗るようになった。2002年に近畿日本鉄道が自社で営業権を持ち、近鉄リテールサービスに運営を委託した。
当社移管後は、比較的大型のウォークイン売店をコンビニエンスストア化し、K PLAT(ケープラット)との名称で営業するほか、中規模のウォークイン売店をPocketplat(ポケットプラット)、小規模の対面型売店をPocketplat miniとして転換していった。
K PLATの各店、および一部のPocketplatでは、PiTaPa・iDが利用可能、料金収納代行も行っていた。
しかし、ホーム上の小規模売店は閉鎖され自動販売機(飲料・新聞等)のみを設置する形に変えていることも多かった。
一方かつて近鉄グループによってam/pm近鉄(後のam/pm関西、現在はファミリーマートに吸収合併され解散)を設立した名残で、am/pmの6店舗を運営していた。これらは2011年8月より順次ファミリーマートへ転換され営業を続けている[5]。
2013年度中にK PLAT、Pocketplat(mini)を順次ファミリーマート(愛称:「近鉄エキファミ」 事実上ファミマのフランチャイズ化)に転換した[6]。転換後の各店ではPiTaPa・iDの他、ICOCA・楽天Edyなど、ファミリーマートが導入している各種電子マネーも利用可能になっている。
また、近鉄駅構内以外にも、東名阪自動車道御在所サービスエリアなどサービスエリア・パーキングエリアや岐阜県総合医療センター内のファミリーマート直営店を順次移管を受けている。
その他FC店舗
その他、以下の店舗をFC営業している。
- 成城石井
- チュチュアンナ
- モスバーガー
- ケンタッキー・フライド・チキン
- リトルマーメイド
- ドトールコーヒー
- プロント、カフェ ソラーレ Tsumugi
タイムズプレイス(モール事業)
主要駅で、比較的規模の大きいモール事業を「タイムズプレイス」という名称で展開している。
- 「Time's Place」(大阪難波駅改札内、17店)
- 「Time's Place 上本町」(上本町駅地下改札外、8店)
- 「Time's Place Saidaiji」(大和西大寺駅改札内、30店)
- 「Time's Place Kyoto」(京都駅改札内、8店)
- 「Time's Place あべの」(大阪阿部野橋駅地下改札内外、18店)
- 「Time's Placeうじやまだ」(宇治山田駅構内、13店+鉄道ジオラマ)
- 「Time's Place奈良」(近鉄奈良駅構内、5店)
Meets Sweets(委託店舗)
1週間または2週間の期間限定で、地元有名スィーツ店等を誘致する店舗で、大阪上本町駅、大阪阿部野橋駅、大和西大寺駅で展開している。
その他委託店舗
下記大手チェーン店をはじめ専門店を多数誘致している。
- ミキモト
- マツモトキヨシ
- コクミン
- 薬ヒグチ
- 若草書店
- オンデーズ
- ユニクロ
- ジ・エンポリアム
- BRICK HOUSE シャツ工房
- マクドナルド
- マネケン
- モロゾフ
- 御座候
- 神戸屋
- 世界の山ちゃん
- QBハウス
サービスエリア事業
高速道路のサービスエリアにおけるレストラン事業は6箇所7店舗があり、旧・近畿日本鉄道(→近鉄グループホールディングス)から2015年4月に移管を受けた[7]。このほか、上記の通りファミリーマートの店舗を下記SA以外にも展開している。なお、近鉄観光時代には佐方サービスエリアでも運営していた。
浜名湖サービスエリア上下共通(東名高速道路)
大津サービスエリア下り(名神高速道路、近鉄名神ハイウェイサービスから移管)
尼御前サービスエリア上り(北陸自動車道、金沢都ホテルから移管)
刈谷パーキングエリア下り(伊勢湾岸自動車道)
香芝サービスエリア上り・下り(西名阪自動車道、下り線は近鉄観光から継承)
岸和田サービスエリア下り(阪和自動車道、近鉄観光から継承)
レストラン事業
近鉄観光より承継されたレストラン店舗を自社事業として経営している。労務管理等は、100%子会社の近鉄レストランに委託している。
- 業態一覧
日本料理「月日亭」
うなぎ料理「江戸川」- Japanese dining蔵人
中国料理「百楽」「四川餐館」「洛楽」
居酒屋「味楽座」「操舵 -AYAKAJI-」「七輪あぐらや」
うどん店「うどん亭」「麺ざんまい」- 南欧料理「ソラーレ・ドーノ」
喫茶店「カバリエ」「メルヘン」
ゴルフ場レストラン(飛鳥カンツリー倶楽部、花吉野カンツリー倶楽部、奈良柳生カントリークラブなど)
天理よろづ相談所病院内レストラン・売店
花園ラグビー場内レストラン・売店
料亭百楽荘、あやめ館
注釈
^ 11月22日(木)宇治山田駅構内ショッピングモール「Time’s Placeうじやまだ」が誕生!
^ 子会社の設立および会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ - 近鉄グループホールディングス 2018年4月25日
^ 「伊勢志摩サミット記念館 近鉄賢島駅に26日開業」日本経済新聞2017年5月22日付夕刊、社会面36ページ名古屋版
^ 堀川勝元「気分はまるでG7首脳 サミット記念館 26日開館 会議の円卓■贈答品■クイズ挑戦も カフェで味覚体験も」朝日新聞2017年5月23日付朝刊、三重版19ページ
^ 近畿日本鉄道株式会社が運営するam/pm6店舗をファミリーマートへ転換 - ファミリーマート 2011年7月7日付けニュースリリース 2013年3月8日閲覧
^ 近鉄の駅ナカ売店等(69店舗)をファミリーマートに転換 - ファミリーマート 2013年3月1日付けトピックス 2013年3月8日閲覧
^ 会社分割による純粋持株会社制への移行に関するお知らせ (PDF) - 近畿日本鉄道、2014年2月25日
外部リンク
- 近鉄リテーリング
- 近鉄レストランガイド(旧近鉄観光公式サイト)
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