伊賀鉄道
























































伊賀鉄道株式会社
Iga Railway Co., Ltd.

Iga Railway Logo.svg

Igasen Uenoshi eki 1.jpg
伊賀鉄道の本社がある上野市駅舎

種類
株式会社
本社所在地
日本の旗 日本
三重県伊賀市上野丸之内61番地の2
北緯34度46分3.1秒 東経136度7分47.56秒 / 北緯34.767528度 東経136.1298778度 / 34.767528; 136.1298778座標: 北緯34度46分3.1秒 東経136度7分47.56秒 / 北緯34.767528度 東経136.1298778度 / 34.767528; 136.1298778
設立
2007年(平成19年)3月26日
業種
陸運業
法人番号
5190001009216
事業内容
鉄道事業法による第二種鉄道事業 他
代表者
代表取締役社長 都司 尚
代表取締役常務 藤巻 恵
資本金
65,350,000円
決算期
3月31日
主要株主
近畿日本鉄道 75%[1]
伊賀市 25%
外部リンク
http://www.igatetsu.co.jp/
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路線図


伊賀鉄道株式会社(いがてつどう、英: Iga Railway Co., Ltd.)は、近鉄グループホールディングス傘下の鉄道事業会社、近畿日本鉄道(近鉄)の子会社で三重県西部を走る伊賀線の運営を行う鉄道会社である。2007年(平成19年)10月1日付けで近鉄より伊賀線の運営を引き継いでいる。当初は近鉄グループホールディングスの連結会社であったが、事業形態の変更に伴い、2017年(平成29年)度より非連結会社に変更された[2]


「伊賀鉄道」の名前は1922年(大正11年)の伊賀線全通時の運営会社名と同じで、1926年(大正15年)伊賀電気鉄道に社名を変更してから81年振りに復活したことになる[3]


社紋は親会社近畿日本鉄道の社紋の中央に「 I 」の文字を入れたものになっている。




目次






  • 1 沿革


  • 2 鉄道事業


    • 2.1 路線


    • 2.2 車両


    • 2.3 運賃


      • 2.3.1 企画乗車券






  • 3 その他


  • 4 脚注


  • 5 関連項目


  • 6 外部リンク





沿革




  • 2007年(平成19年)3月26日 - 近畿日本鉄道98%・伊賀市2%の出資により、伊賀鉄道株式会社設立[4]


    • 5月9日 - 伊賀線の第二種鉄道事業許可を申請。


    • 7月31日 - 国土交通省中部運輸局に対し、伊賀鉄道の運賃を申請。


    • 8月31日 - 国土交通省中部運輸局より、伊賀鉄道の運賃が認可。


    • 10月1日 - 近畿日本鉄道より伊賀線を引き継ぎ運営を開始[4]。近畿日本鉄道が第三種鉄道事業者として線路などの施設や車両を保有し、伊賀鉄道は第二種鉄道事業者として列車の運行業務を行う。


    • 12月1日 - 「一日フリー乗車券」発売開始。




  • 2008年(平成20年)7月7日 - 持参人有効の年間フリーパスを発売開始。運賃は140,620円(上野市 - 伊賀神戸間の6か月通勤定期の2枚分)


  • 2017年(平成29年)4月 - 近畿日本鉄道から伊賀市に鉄道施設が無償譲渡され、公有民営方式に移行[5]。伊賀市の出資割合が25%に増える[6]とともに、伊賀市が伊賀線の第三種鉄道事業者となる[7]



鉄道事業



路線



  • 伊賀線:伊賀上野駅 - 伊賀神戸駅 16.6km


車両



2017年の公有民営方式移行後は、全車両を伊賀市が保有し、伊賀鉄道がそれを借り受けて運行している。2009年12月に導入した200系は伊賀鉄道が所有[8]していたが、近鉄時代から2012年まで伊賀線で運行していた860系はすべて近鉄の所有で、伊賀鉄道はそれを借り受けて運行していた。



運賃


大人旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ) - 2014年4月1日改定[9]







































キロ程
km
普通運賃 通勤定期
1か月
通学定期
1か月
1 - 3 200 7,650 3,700
4 - 6 260 9,570 4,630
7 - 10 300 11,480 5,550
11 - 14 360 13,390 6,480
15 - 17 410 15,310 7,410


  • 通勤定期の割引率:36.2%(初乗り200円区間)

  • 通学定期の割引率:69.2%(初乗り200円区間)
    • 年間フリーパス(伊賀エコロジーパス)も発売されている。運賃は6ヶ月通勤定期の倍額で、持参人式となっている。




企画乗車券



伊賀鉄道一日フリー乗車券

伊賀線全線が1日乗り放題となる。利用する際はボールペンなどで乗車月日に丸をする。無人駅が多いため、降車時に車内の車掌に提示する。

発売額 大人720円(小児半額。2009年12月31日までは大人600円、2010年1月1日から2014年3月31日までは大人700円)

発売場所 伊賀神戸駅・茅町駅・上野市駅(自動券売機では販売しておらず、窓口で購入できる)



その他


接続駅となる伊賀神戸駅では、近鉄大阪線と伊賀線との連絡通路が閉鎖され、廃止した旧6番線跡に新たに伊賀鉄道線への連絡通路が設置された。このため伊賀鉄道線に乗り継ぐには、一旦近鉄線の改札を出なければならなくなった。また新会社移管に関連してかどうかは不明であるが、伊賀神戸駅の構内売店が9月末をもって廃止された。なお大阪線と伊賀線の連絡通路は、朝のラッシュ時に限り学生および定期券所持者専用乗換え口(2007年12月10日までは学生専用乗換え口)として開放されている。


伊賀鉄道の普通乗車券は裏が白色の非磁気化券に変更された(伊賀上野駅のみJRの券売機で磁気券の発売を継続中)。地紋には伊賀鉄道の社紋が描かれている。


2017年4月16日より三岐鉄道・養老鉄道と共に3社沿線の祭りがユネスコ無形文化遺産に登録された事を記念した切符「ユネスコ無形文化遺産登録記念入場券セット」を発売している[10][11]



脚注


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  1. ^ 第106期有価証券報告書・内部統制報告書 (PDF) - 近鉄グループホールディングス


  2. ^ 第107期有価証券報告書・内部統制報告書 (PDF) - 近鉄グループホールディングス


  3. ^ 1916年(大正5年)伊賀軌道が上野駅連絡所 - 上野町駅間開業。1917年(大正6年)伊賀鉄道へ社名変更。1922年(大正11年)伊賀線全通。1926年(大正15年)伊賀電気鉄道へ社名変更。1929年(昭和4年)近鉄の前身の大阪電気軌道に吸収合併される。

  4. ^ ab明石泰明、2007、「近畿日本鉄道2つの路線の運営移管で再スタート」、『鉄道ピクトリアル』57巻12号(797)、電気車研究会 p. 118


  5. ^ “伊賀鉄道の「公有民営化」決定 17年4月から”. 中日新聞. (2015年3月28日). オリジナルの2015年4月2日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150402111424/http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20150328/CK2015032802000025.html 2015年3月29日閲覧。 


  6. ^ “三重)伊賀鉄道の公有民営化 国土交通省が認可へ”. 朝日新聞デジタル (2017年3月15日). 2017年3月16日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年7月22日閲覧。


  7. ^ 伊賀線の公有民営方式への移行について (PDF) - 近畿日本鉄道、2015年3月27日


  8. ^ 鉄道ジャーナル2010年2月号


  9. ^ 路線図・運賃表 - 伊賀鉄道、2014年4月7日閲覧


  10. ^ “「ユネスコ無形文化遺産登録記念入場券セット」発売”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2017年3月29日). 2017年4月17日閲覧。


  11. ^ “鉄道3社共同企画!ユネスコ無形文化遺産登録記念入場券セットを発売します!”. 伊賀鉄道 (2017年3月). 2017年3月29日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年4月17日閲覧。




関連項目



  • 日本の鉄道事業者一覧


  • 四日市あすなろう鉄道 - 伊賀鉄道と同様に2015年4月1日に近鉄から移管された内部・八王子線を運営。


  • 養老鉄道 - 伊賀鉄道と同様に2007年10月1日に近鉄から移管された路線を運営。



外部リンク


  • 公式ウェブサイト




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