ザ・ストゥージズ










































ザ・ストゥージズ
The Stooges

The Stooges & Iggy Pop, Poland, Katowice Off Festval 2012-08-04.JPG
ポーランド・カトヴィツェ公演 (2012年8月)

基本情報
別名
the Psychedelic Stooges
Iggy and the Stooges
出身地
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ミシガン州アナーバー
ジャンル
ガレージロック
グラムロック
ハードロック
パンク・ロック
活動期間
1967年 - 1974年
2003年 - 2016年
レーベル
エレクトラ・レコード
コロムビア・レコード
ヴァージン・レコード
ファット・ポッサム・レコーズ
公式サイト
iggyandthestoogesmusic.com
メンバー
イギー・ポップ
ジェームズ・ウィリアムソン
スティーヴ・マッケイ
マイク・ワット
トビー・ダミット
旧メンバー
ロン・アシュトン
スコット・アシュトン
デイヴ・アレクサンダー
ビリー・チータム
ジミー・レッカ
ジーク・ゼトナー
スコット・サーストン
ボブ・シェフ

ストゥージズ(The Stooges)は、アメリカ合衆国出身のロック・バンド。


1960年代末のガレージロックを代表するグループの一つ。フロントマン イギー・ポップの過激なパフォーマンスが特徴で、後のパンク/ニュー・ウェイヴに大きな影響を与えた。


2010年『ロックの殿堂』入り。ローリング・ストーン誌選出「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」第78位。




目次






  • 1 来歴


    • 1.1 デビューからセカンド・アルバムまで(1967年 - 1970年)


    • 1.2 ボウイとの出会い、ロー・パワー、終焉(1971年 - 1974年)


    • 1.3 解散後の動向


    • 1.4 再結成〜メンバーの死去〜活動停止(2003年 - 2016年)




  • 2 メンバー


    • 2.1 最終ラインナップ


    • 2.2 旧メンバー




  • 3 影響


  • 4 ディスコグラフィー


  • 5 脚注


  • 6 外部リンク





来歴



デビューからセカンド・アルバムまで(1967年 - 1970年)


1967年、ボーカルのイギー・ポップ(Iggy Pop)、ギタリストのロン・アシュトン(Ron Asheton)およびドラマーのスコット・アシュトン(Scott Asheton、ロン・アシュトンの弟)のアシュトン兄弟、そしてベーシストのデイヴ・アレクサンダー(Dave Alexander)によって結成される。初期はサイケデリック・ストゥージズとして活動していたが[1]、後にザ・ストゥージズに名乗りを変える。"stooge"とは、「ぼけ役」、「まぬけ」といった意味。


1969年、元ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジョン・ケイルのプロデュースにより、デビュー・アルバム『イギー・ポップ・アンド・ストゥージズ』(The Stooges)を発表。全米最高106位と商業的には成功しなかったが、同じエレクトラ・レコードに所属するMC5と並んでガレージ・ロック(オリジナル・パンク)の代表的存在と目される。


フロントマンのイギーは、客の注目を惹くためステージダイブをしたり[2]、ピーナッツバターを体中に塗ったり、ステージに散りばめたガラスの破片の上を転がったりするなど[3]、身体を張ったパフォーマンスを展開した。


1970年には、セカンド・アルバム『ファン・ハウス』(Fun House)を発表。同作では新たにサックスを加え、スティーヴ・マッケイ(Steve MacKay)が参加している。ところが、売上は前作より伸び悩み、チャートインすら果たせず、エレクトラとの契約も打ち切られる。さらに、アルコール中毒になっていたデイヴが解雇され、ベーシストはジーク・ゼトナー(Zeke Zettner)、ジミー・レッカ(Jimmy Recca)と目まぐるしく入れ替わった。また、イギーを筆頭にロンを除くメンバーはヘロインに溺れ、活動休止状態に陥ってしまう。



ボウイとの出会い、ロー・パワー、終焉(1971年 - 1974年)




創設者イギー・ポップ(Vo) 1973年


1971年、イギーはデヴィッド・ボウイに出会い、ボウイの協力の下でアルバムの制作を開始する。当初はギタリストのジェームズ・ウィリアムソン(James Williamson)に新たなリズム隊を加えた編成となる予定だったが、結局アシュトン兄弟を呼び寄せることとなった。ギターはジェームズが弾くことになったため、ロンはベースに転向した[4]


1973年、『ロー・パワー』(Raw Power、邦題は『淫力魔人』)を「イギー・アンド・ザ・ストゥージズ」の名義でコロムビア・レコードから発表。ボウイがミキシングを担当した。しかし、全米182位に留まり、ツアーの途中でコロンビアはレコード契約を解除。ボウイの所属するメインマン・マネージメントからも見放された。


翌1974年2月、イギーのヘロイン中毒、活動の行き詰まりなどが原因でストゥージズは解散した。



解散後の動向


解散中の1975年、イギーはジェームズとともにレコーディングを行い、1977年に共同名義のイギー・ポップ&ジェームズ・ウィリアムソンとしてアルバム『キル・シティ』(Kill City)を発表[5]。また、ロン・アシュトンは、3代目ベーシストのジミー・レッカ、元MC5のドラマーであるデニス・トンプソンらとザ・ニュー・オーダーを結成し、アルバムを発表した[6]


1977年、イギーは再びボウイと組んでソロ・デビュー。バンドでは得られなかった商業的成功を手にする。


1997年、イギーがミックスをやり直した『ロー・パワー』を新たにリリースした。これはボウイによるミックスに対する不満の声に応えたもので、イギー自身が「どの曲も音が全部振り切れるくらいボリュームを上げて、すごく激しいミックスになった」と語る仕上がりになっている[7]



再結成〜メンバーの死去〜活動停止(2003年 - 2016年)




USAシカゴ公演 (2007年)


2003年、イギーとロン、スコットの3人に、元ミニットメンのマイク・ワットをベーシストとして加え、29年ぶりに再結成。後に、スティーヴも参加。


2007年、34年ぶりのアルバム『ザ・ウィヤードネス』(The Weirdness)を発表。


2009年1月6日、ロン・アシュトンが死去(数日前に心臓発作で斃れたものと推定された)[8]


2010年、『ロックの殿堂』入りを果たす。授賞式でのプレゼンターはグリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングが務めた。


2013年4月、6年ぶりの新作『レディ・トゥ・ダイ』を発表。亡くなったロンに代わり、ジェームズ・ウィリアムソンが約40年ぶりに復帰[9]


2014年3月16日、スコット・アシュトンが死去[10]


2015年10月11日、スティーヴ・マッケイが死去[11]


2016年にジェームズは、もはやバンドは機能していない事を明かし、解散宣言のない事実上の活動停止を公表。イギー自身はソロ活動にシフト。


2017年、ストゥージズのドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』が公開[12]



メンバー



最終ラインナップ




  • イギー・ポップ Iggy Pop - ボーカル (1967–1974, 2003–2016)

  • ジェームズ・ウィリアムソン James Williamson - ギター (1970–1974, 2009–2016)

  • マイク・ワット Mike Watt - ベース (2003–2016)


  • スティーヴ・マッケイ Steve Mackay - サックス (1970, 2003–2015) ♱RIP.2015

  • トビー・ダミット Toby Dammit – ドラムス (2011–2016)




旧メンバー




  • ロン・アシュトン Ron Asheton - リードギター (1967–1971, 2003–2009), ベース (1972–1974) ♱RIP.2009


  • スコット・アシュトン Scott Asheton - ドラムス (1967–1974, 2003–2011) ♱RIP.2014

  • デイヴ・アレクサンダー Dave Alexander - ベース (1967–1970) ♱RIP.1975

  • ビリー・チータム Bill Cheatham - ギター (1970) ♱RIP.1990s

  • ジーク・ゼトナー Zeke Zettner - ベース (1970) ♱RIP.1973

  • ジミー・レッカ Jimmy Recca - ベース (1971)

  • ワーレン・クレイン Tornado Turner – ギター (1973)

  • ボブ・シェフ Bob Sheff (Gene Tyranny) – キーボード (1973)

  • スコット・サーストン Scott Thurston – キーボード (1973–1974)



影響


「ローリング・ストーン誌の選ぶオールタイム・ベスト・アルバム500」において、『ファン・ハウス』が191位[13]、『ロー・パワー』が128位[14]にランクイン。特に『イギー・ポップ・アンド・ストゥージズ』は、「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」と共に、それぞれ185位[15]と66位[16]にランクイン。


セックス・ピストルズ、ダムド、ピート・ドハーティ、スレイヤー、デフ・レパード、ガンズ・アンド・ローゼズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、サウンドガーデン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなど、後世の名立たるバンドやミュージシャンに影響を与え、彼らにこぞってカヴァーされている。特にジャック・ホワイトは『ファン・ハウス』、ジョン・ライドンとカート・コバーンは『ロー・パワー』をベスト・アルバムに挙げている。



ディスコグラフィー




  • イギー・ポップ・アンド・ストゥージズ - The Stooges (1969年)


  • ファンハウス - Fun House (1970年)

  • ロー・パワー - Raw Power (1973年) - イギー・アンド・ザ・ストゥージズ名義

  • ザ・ウィヤードネス - The Weirdness (2007年)

  • レディ・トゥ・ダイ - Ready to Die (2013年)



脚注




  1. ^ ザ・ストゥージズのギタリスト、亡くなる barks 2009年1月7日


  2. ^ イギー・ポップ、トレードマークのステージ・ダイブを語る barks 2013年7月4日


  3. ^ イギー・ポップ、“MTVの『Jackass』に影響を与えたのは俺だ” barks 2001年7月22日


  4. ^ イギー・ポップ、亡くなったスコット・アシュトンとの思い出を語る ro69.jp 2014年3月21日


  5. ^ ザ・ストゥージズに黄金期のギタリストが復帰 ro69.jp 2009年9月7日


  6. ^ ストゥージズのロン・アシュトンがMC5のデニス・トンプソンらと組んでいたザ・ニュー・オーダー、1stがボートラ付き再発 amass.jp 2014年7月27日


  7. ^ 淫力魔人(ロー・パワー) Sony Music


  8. ^ ザ・ストゥージズのギタリスト ロン・アシュトンが死亡 イギー・ポップが追悼コメント ro69.jp 2009年1月8日


  9. ^ イギー・アンド・ザ・ストゥージズ、6年ぶりの新作『Ready to Die』を4月30日にリリース ro69.jp 2013年2月26日


  10. ^ “ストゥージズのスコット・アシュトン逝去、盟友の死にイギー・ポップ沈痛”. billboard-JAPAN (2014年3月18日). 2018年4月21日閲覧。


  11. ^ “ザ・ストゥージズのサックス奏者スティーヴ・マッケイ、死去”. BARKS (2015年10月12日). 2018年4月21日閲覧。


  12. ^ “ジャームッシュが綴るザ・ストゥージズの真実、ドキュメンタリー予告編公開”. BARKS (2017年6月21日). 2018年4月21日閲覧。


  13. ^ 500 Greatest Albums of All Time: The Stooges, 'Fun House' | Rolling Stone


  14. ^ 500 Greatest Albums of All Time: Iggy and the Stooges, 'Raw Power' | Rolling Stone


  15. ^ 500 Greatest Albums of All Time: The Stooges, 'The Stooges' | Rolling Stone


  16. ^ The 100 Best Debut Albums of All Time: The Stooges, 'The Stooges' | Rolling Stone



外部リンク



  • 公式ウェブサイト


  • EMI Music Japan(日本語)

  • ワーナーミュージック・ジャパン - イギー・ポップ&ストゥージズ




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