国際野球連盟
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2013年2月) |
![]() 加盟国 | |
略称 | IBAF |
---|---|
設立年 | 1938年 |
種類 | 野球 |
本部 | ![]() ローザンヌ |
メンバー | 124の国と地域 |
ウェブサイト | http://www.ibaf.org/en/(英語) |
国際野球連盟(こくさいやきゅうれんめい、英語:"I"nternational "Ba"seball "F"ederation "IBAF")は、世界各国の野球協会が加盟している国際組織のことである。今後は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)と統合される予定[1]。
目次
1 概要
2 主催大会
3 公認大会
4 廃止された主催・協賛大会
5 世界の野球人口
6 加盟国・地域一覧
7 準加盟プロ組織一覧
8 歴代会長
9 歴代世界選手権優勝国・地域
10 スポンサー
11 脚注
12 関連項目
13 外部リンク
概要
1938年に設立され、スイスのローザンヌに本部がある。現在は124の国と地域が加盟している(2014年4月現在)[2]。
1973年には国際アマチュア野球連盟(FIBA: Federacion Internacional de Béisbol Amateur)と世界アマチュア野球連盟(FEMBA: Federacion Mundial de Béisbol Amateur)に分裂した。1973年の世界野球選手権が2度開催されたのはこのため。1973年のニカラグア、1974年のアメリカ合衆国大会は新興のFEMBA主催。1976年1月、両団体は再び統合してANIBAとなった。
2006年7月26日にアルド・ノタリ会長が死去したため、第1副会長の彭誠浩が会長職を代行していたが、2007年3月2日に北京で行われた臨時総会で後任を決める会長選挙が実施され、元アメリカオリンピック委員会専務理事のハービー・シラーが選出され、任期の2009年まで会長を務める。- 2006年9月15日に、ローマで22カ国の代表者による会議が行われ、2016年以降のオリンピック復帰に向けた委員会が発足している。
2009年12月に行われた会長選挙ではイタリア人のリカルド・フラッカーリが当選し現会長を務める。
2011年1月、五輪の野球競技除外による国際オリンピック委員会(IOC)からの補助金の消失や、主催する国際大会等の出費がかさみ、深刻な財政難に陥ったIBAFは、メジャーリーグベースボール(MLB)から資金援助を受け入れることになった。代償としてMLBからの諸条件も受け入れることになり、今後IBAFの国際大会が再編されることになった[3][4]。- 2011年12月3日にアメリカのダラスで、65カ国の代表者、および、初めてプロ組織(MLB、NPB、KBO、CPBL)、そしてユース組織(リトルリーグ、ポニーリーグ、ベーブルースリーグ)が集い、第26回IBAF会議が開催された[5]。会議では、野球とソフトボールを単一競技として五輪復帰を目指すために国際ソフトボール連盟と連携することや、2012年以降の国際大会の新フォーマットの承認などがなされた[6]。
- これによりIBAFワールドカップは廃止となり、代わりにワールド・ベースボール・クラシックが野球世界一を決める世界選手権として認定。またワールドカップの代替大会として、WBC中間年にあたる2015年にプレミア12が4年に1度開催されることになった。
- 他にも、18U(AAA)世界野球選手権大会(2012年大会は開催)と16U(AA)世界野球選手権大会の廃止と、それに代わるU-18ワールドカップ(2013年〜)とU-15ワールドカップ(2012年〜)、2014年にはU-21ワールドカップも開催されることになった(いずれの大会も隔年開催)。尚、U-18・WBCはメジャーリーグベースボール(MLB)機構との共催になる[7]。
- 後日、IBAF公式サイトにて国際大会新フォーマットのアウトラインが発表された[8]。
- 2012年3月8日よりIBAFは日本語による情報発信の一環として、野球新聞(BASEBALLJPN.COM)において、IBAF公式記事を日本語に翻訳して掲載することになった[9]。
2012年12月17日に国際野球連盟(IBAF)と国際ソフトボール連盟(ISF)は、五輪復帰のための統合団体の名称を発表した。名称は世界野球ソフトボール連盟("W"orld "B"aseball "S"oftball "C"onfederation "WBSC" )。IBAFフラッカリ会長とISFポーター会長の二氏が共同でWBSC会長に就任する[10]。
2013年最初のIBAF会合において、オランダ領アンティル解体後に自治領となったキュラソーとこれまで準加盟国であったサイパンの加盟が歓迎された(サイパンは最終的な承認の為にIBAFへ書類を提出する必要がある)。また、2013年より開催される予定であった18U・WBCは延期となり、引き続きAAA世界野球選手権大会を開催することになった[11]。
2013年4月14日に東京で開催された第27回IBAF総会において、世界野球ソフトボール連盟が正式に発足した。当面は移行期間とし、IBAFとISFは存続する[1]。- 2013年より、これまで年代別大会の名称である「Baseball World Championship(世界野球選手権)」の略称として使用されていた「Baseball World Cup(野球ワールドカップ)」が正式名称として使われるようになった。
主催大会
プレミア12(2015年より4年間隔開催予定)- U-21ワールドカップ
- U-18ワールドカップ
- U-15ワールドカップ
- U-12ワールドカップ
- 女子ワールドカップ
公認大会
- ワールド・ベースボール・クラシック
- 世界大学野球選手権大会
- アジアシリーズ
廃止された主催・協賛大会
- IBAFワールドカップ
- IBAFインターコンチネンタルカップ
- 夏季オリンピック野球競技
- 16U(AA)世界野球選手権大会
世界の野球人口
推定データ[12] IBAFによる。2012年3月現在。
- 野球リーグが存在する国:77カ国(プロリーグ10、エリートリーグ12、アマチュアリーグ55)
- 世界中における野球の競技人口:3500万人
- 女子選手の数:30万人
- 障害を持つ選手の数:20万人
- 視覚障害者における競技人口:2,175人
- ユース層を対象としたチームの数:273,366チーム
- ユースリーグ(7歳〜18歳)に登録された人数:3,999,760人
IBAFグローバル・ベースボール・ビデオ

加盟国・地域一覧
アジア野球連盟(BFA)23ヶ国・地域
アフガニスタン
イラク
イラン
インド
インドネシア
ウズベキスタン
カザフスタン
韓国
北朝鮮
シンガポール
スリランカ
タイ
台湾(
チャイニーズタイペイ)
中国
日本
ネパール
パキスタン
フィリピン
ブルネイ
香港
マレーシア
ミャンマー
モンゴル
アメリカ大陸野球連盟(COPABE)29ヶ国・地域
アメリカ合衆国
アメリカ領ヴァージン諸島
アルゼンチン
アルバ
イギリス領ヴァージン諸島
エクアドル
エルサルバドル
ガイアナ
カナダ
キューバ
キュラソー※暫定(2013年4月現在)
グアテマラ
コスタリカ
コロンビア
ジャマイカ
チリ
ドミニカ共和国
トリニダード・トバゴ
ニカラグア
ハイチ
パナマ
バハマ
プエルトリコ
ブラジル
ベネズエラ
ペルー
ボリビア
ホンジュラス
メキシコ
欧州野球連盟(CEB)40ヶ国
アイスランド
アイルランド
アルメニア
イギリス
イスラエル
イタリア
ウクライナ
エストニア
オーストリア
オランダ
キプロス
ギリシャ
ジョージア
クロアチア
サンマリノ
スイス
スウェーデン
スペイン
スロバキア
スロベニア
セルビア
チェコ
デンマーク
ドイツ
トルコ
ノルウェー
ハンガリー
フィンランド
フランス
ブルガリア
ベラルーシ
ベルギー
ポーランド
ポルトガル
マルタ
モルドバ
ラトビア
リトアニア
ルーマニア
ロシア
アフリカ野球・ソフトボール協会(ABSA)18ヶ国
ウガンダ
ガーナ
カメルーン
ケニア
コートジボワール
ザンビア
シエラレオネ
ジンバブエ
チュニジア
トーゴ
ナイジェリア
ナミビア
ブルキナファソ
マリ
南アフリカ共和国
モロッコ
リベリア
レソト
オセアニア野球連盟(BCO)14ヶ国・地域
アメリカ領サモア
オーストラリア
グアム
クック諸島
サイパン※暫定(2013年4月現在)
サモア
ソロモン諸島
ニューカレドニア
ニュージーランド
パプアニューギニア
パラオ
フィジー
マーシャル諸島
ミクロネシア連邦
いずれも2014年4月時点のデータ
準加盟プロ組織一覧
日本野球機構(NPB)
韓国野球委員会(KBO)
中華職業棒球大聯盟(CPBL)
オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)
歴代会長
就任期間 | 会長名 |
---|---|
1938年 | ![]() |
1939年 - 1943年 | ![]() |
1944年 - 1945年 | ![]() |
1946年 - 1947年 | ![]() |
1948年 - 1950年 | ![]() |
1951年 - 1952年 | ![]() |
1953年 - 1968年 | ![]() |
1969年 - 1975年 | ![]() |
1973年 - 1974年 | ![]() |
1975年 | ![]() |
1976年 - 1979年 | ![]() |
1981年 - 1993年 | ![]() |
1993年 - 2006年(*) | ![]() |
2007年 - 2009年 | ![]() |
2010年 - | ![]() |
(*)ノタリ死去に伴い、彭誠浩第1副会長が会長職代行[13][14][15][16]。
歴代世界選手権優勝国・地域
回 |
大会 |
参加 |
優勝国・地域 |
|
---|---|---|---|---|
ワールドカップ |
WBC |
|||
1 |
1938年 第1回大会 |
2 |
![]() |
|
2 |
1939年 第2回大会 |
3 |
![]() |
|
3 |
1940年 第3回大会 |
7 |
![]() |
|
4 |
1941年 第4回大会 |
9 |
![]() |
|
5 |
1942年 第5回大会 |
5 |
![]() |
|
6 |
1943年 第6回大会 |
4 |
![]() |
|
7 |
1944年 第7回大会 |
8 |
![]() |
|
8 |
1945年 第8回大会 |
6 |
![]() |
|
9 |
1947年 第9回大会 |
9 |
![]() |
|
10 |
1948年 第10回大会 |
8 |
![]() |
|
11 |
1950年 第11回大会 |
12 |
![]() |
|
12 |
1951年 第12回大会 |
11 |
![]() |
|
13 |
1952年 第13回大会 |
13 |
![]() |
|
14 |
1953年 第14回大会 |
11 |
![]() |
|
15 |
1961年 第15回大会 |
10 |
![]() |
|
16 |
1965年 第16回大会 |
9 |
![]() |
|
17 |
1969年 第17回大会 |
11 |
![]() |
|
18 |
1970年 第18回大会 |
12 |
![]() |
|
19 |
1971年 第19回大会 |
10 |
![]() |
|
20 |
1972年 第20回大会 |
16 |
![]() |
|
21 |
1973年 第21回大会 |
8 |
![]() |
|
22 |
1973年 第22回大会 |
11 |
![]() |
|
23 |
1974年 第23回大会 |
9 |
![]() |
|
24 |
1976年 第24回大会 |
11 |
![]() |
|
25 |
1978年 第25回大会 |
11 |
![]() |
|
26 |
1980年 第26回大会 |
12 |
![]() |
|
27 |
1982年 第27回大会 |
10 |
![]() |
|
28 |
1984年 第28回大会 |
13 |
![]() |
|
29 |
1986年 第29回大会 |
12 |
![]() |
|
30 |
1988年 第30回大会 |
12 |
![]() |
|
31 |
1990年 第31回大会 |
12 |
![]() |
|
32 |
1994年 第32回大会 |
16 |
![]() |
|
33 |
1998年 第33回大会 |
16 |
![]() |
|
34 |
2001年 第34回大会 |
16 |
![]() |
|
35 |
2003年 第35回大会 |
16 |
![]() |
|
36 |
2005年 第36回大会 |
18 |
![]() |
|
※ |
2006年 第1回大会 |
16 |
![]() |
|
37 |
2007年 第37回大会 |
16 |
![]() |
|
※ |
2009年 第2回大会 |
16 |
![]() |
|
38 |
2009年 第38回大会 |
22 |
![]() |
|
39 |
2011年 第39回大会 |
16 |
![]() |
|
40 |
2013年 第3回大会 |
16 |
![]() |
|
回 |
プレミア12 |
WBC |
参加 |
優勝国・地域 |
※ |
2015年 第1回大会 |
12 |
![]() |
|
41 |
2017年 第4回大会 |
16 |
![]() |
※はIBAFの世界選手権には含まれない。
スポンサー
- ミズノ
- SSK
BRETT
脚注
- ^ ab“野球・ソフトの統合団体設立 五輪復帰目指す”. SANSPO.COM. (2013年4月14日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20130414/oth13041420060001-n1.html 2013年4月24日閲覧。
^ IBAF - IOC Meet in Lausanne
^ “財政危機の国際野球連盟をMLBが3年間支援”. スポニチアネックス. (2011年1月30日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/01/30/kiji/K20110130000153230.html 2015年1月9日閲覧。
^ “国際野球連盟、米大リーグ機構の資金受け入れへ”. 読売新聞. (2011年1月30日). http://www.yomiuri.co.jp/sports/yakyu/news/20110130-OYT1T00486.htm
^ End of the Year Address from President Riccardo Fraccari
^ IBAF Congress approves new Format of International Tournaments Archived 2014年10月9日, at the Wayback Machine.
^ WBCに18歳以下のユース大会構想 13年開催へ
^ IBAF introduces new Format of International Tournaments
^ Baseball supports earthquake victims in Japan IBAF (2012年3月8日)
^ “「世界野球ソフトボール連盟」に=五輪復帰目指す統合団体”. 時事ドットコム (2012年12月18日). 2012年12月18日閲覧。
^ “IBAF welcomes Curacao and Saipan as newest members”. IBAF. (2013年2月2日). http://www.ibaf.org/en/news/2013/02/02/ibaf-welcomes-curacao-and-saipan-as-newest-members/3359436c-9dec-484d-9634-8635796d2ede 2013年2月3日閲覧。
^
International Baseball Federation (2011年4月5日). “IBAF Numbers Book”. International Baseball Federation. 2011年7月3日閲覧。
^ “棒總會長去世 彭誠浩暫代” (Chinese). 蘋果日報 (2006年7月27日). 2011年7月13日閲覧。
^ “彭誠浩在羅馬主持國際棒球總會會議” (Chinese). 大紀元 (2006年9月15日). 2011年7月13日閲覧。
^ “彭誠浩接任國際棒總代理會長職務” (Chinese). 幻象兩千的秘密基地 (2006年7月19日). 2011年7月13日閲覧。
^ “Aldo Notari, World Baseball Official, Dies at 74”. The New York Times (2006年7月27日). 2011年7月13日閲覧。
関連項目
- 野球
- 野球リーグ一覧
- メジャーリーグベースボール
- ワールド・ベースボール・クラシック
- 世界野球ソフトボール連盟
- 国際ソフトボール連盟
外部リンク
国際野球連盟公式サイト (英語)
- 野球新聞 IBAF (IBAF公式記事の日本語訳掲載)
|