テン・イヤーズ・アフター
テン・イヤーズ・アフター Ten Years After | |
---|---|
![]() ドイツ・シュパルト公演 (2015年8月) | |
基本情報 | |
別名 | The Jaybirds (1961 - 1966) |
出身地 | ![]() ノッティンガムシャー州ノッティンガム |
ジャンル | ブルース・ロック リズム・アンド・ブルース ハードロック |
活動期間 | 1966年 - 1974年 1983年 1988年 - 現在 |
レーベル | デラム・レコード クリサリス・レコード コロムビア・レコード Ten Years After Records |
公式サイト | ten-years-after.co.uk |
メンバー | マーカス・ボンファンティ (Vo/G) チック・チャーチル (Key) コリン・ホッジキンソン (B) リック・リー (Ds) |
旧メンバー | アルヴィン・リー (Vo/G) レオ・ライオンズ (B) ジョー・グーチ (G) |
テン・イヤーズ・アフター(Ten Years After)は、イングランド出身のブルース・ロックバンド。
1960年代に隆盛したハードブルースの代表的グループ。後のハードロックを形成する過渡期において、重要な役割を果たした。一度解散したが、1980年代以降から再始動している。
目次
1 概要
2 略歴
3 メンバー
3.1 現ラインナップ
3.2 旧メンバー
4 ディスコグラフィ
4.1 スタジオ・アルバム
4.2 ライブ・アルバム
5 脚注
6 外部リンク
概要
ブルースをベースにジャズやリズム・アンド・ブルースなど、多様なセンスを持ったハードロックの原型とも言える楽曲をプレイしていた。ギタリストのアルヴィン・リーが弾くマシンガン・ピッキングは当時のギターの中でも異彩を放っている。
バンド名の由来は、「バンドが10年後も存続しているように」という願いから。しかし、1974年に解散したため叶わなかったが、その後に再結成している。
略歴

1968年のグループショット
[1]1961年頃、ノッティンガムにてイヴァン・ジェイを中心として発足。翌1962年に「The Jaybirds」を結成。1965年に首都ロンドンへ進出し、メンバーの変遷を経た翌1966年から現行名「Ten Years After」で活動を開始。
1967年、セルフタイトルの1stアルバムから早くも賞賛を受け、1968年には初の全米ツアーも行っている[2]。更に1969年の『ウッドストック・フェスティバル』において、代表曲「I'm Going Home」の演奏がきっかけで、人気を確固たるものとした。
1972年5月に「プロコル・ハルム」とのジョイント・コンサートで初来日を果たす。また、1973年6月、アルバート・ハモンドを伴って再来日を果たした際、レオ・ライオンズのあまりにも激しいプレイの為、ベース・ギターの弦が切れたのは有名である。
1974年にバンドは解散。解散後、リーはソロとして活躍した。また、ライオンズはマイケル・シェンカー時代の「UFO」のプロデューサーとして名を馳せた。散発的に再結成も行っている。
1975年8月4日、アメリカはサンフランシスコのウィンターランドのコンサートにてアメリカでのフェアウェル・コンサートの為、一時的に再結成。また、1983年7月1日のロンドン『マーキークラブ25周年記念コンサート』においても、一夜限りの再結成として出演した。
- 再始動以降

ドイツ・ハノーファー公演 (2009年8月)
1988年頃から本格的に再始動し、翌年8月に15年ぶりのアルバム『About Time』を発表。
2003年、アルヴィン・リーに代わり、ジョー・グーチが加入。
自主レーベル「Ten Years After Records」を設立し、2004年に第一弾アルバム『Now』を発表。
2013年3月6日、アルヴィン・リー、スペインにて外科手術の際の予期せぬ合併症のため死去[3]。同年12月30日、レオ・ライオンズ、ジョー・グーチが脱退し、「Hundred Seventy Split」の活動に専念する[4]。
2014年、マーカス・ボンファンティ(ギター/ボーカル)、コリン・ホッジキンソン(ベース)が加入。
2017年、9年ぶりの13thアルバム『A Sting in the Tale』を発表[5]。
メンバー

1970年のグループショット
現ラインナップ
- マーカス・ボンファンティ Marcus Bonfanti - ヴォーカル/ギター (2014– )
- チック・チャーチル Chick Churchill - キーボード (1966– )
- コリン・ホッジキンソン Colin Hodgkinson - ベース (2014– )
- リック・リー Ric Lee - ドラムス (1966– )
マーカス・ボンファンティ(Vo/G) 2015年
チック・チャーチル(Key) 2015年
コリン・ホッジキンソン(B) 2015年
リック・リー(Ds) 2015年
旧メンバー
- アルヴィン・リー Alvin Lee - ヴォーカル/ギター/ブルースハープ (1966–2003) RIP.2013
- レオ・ライオンズ Leo Lyons - ベース (1966–2014)
- ジョー・グーチ Joe Gooch - ヴォーカル/ギター (2003–2014)
アルヴィン・リー(Vo/G) 1975年
レオ・ライオンズ(B) 2009年
ジョー・グーチ(Vo/G) 2009年
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- テン・イヤーズ・アフター・ファースト - Ten Years After (1967)
ストーンドヘンジ - Stonedhenge (1969)
夜明けのない朝 - Ssssh (1969)- クリックルウッド・グリーン - Cricklewood Green (1970)
- ワット - Watt (1970)
- スペース・イン・タイム - A Space in Time (1971)
- ロックンロール・ミュージック・トゥ・ザ・ワールド - Rock & Roll Music to the World (1972)
- バイブレーションズ - Positive Vibrations (1974)
- アバウト・タイム - About Time (1989)
Now (2004)
Roadworks (2005)
Evolution (2008)
A Sting in the Tale (2017)
ライブ・アルバム
イン・コンサート - Undead (1968)- ライヴ! - Recorded Live (1973)
- ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト - Live at the Fillmore East 1970 (2001)
Roadworks (2005)
The Name Remains the Same (2014)
脚注
^ Ten Years After TOWER RECORDS 2012年7月30日
^ “Alvin Lee - Ten Years After Gigs 1968”. alvinlee.com. 2018年2月22日閲覧。
^ 速弾きギタリストの元祖、テン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リー、急逝 BARKS 2013年3月7日
^ テン・イヤーズ・アフターからレオ・ライオンズとジョー・グーチが脱退 amass 2014年4月12日
^ テン・イヤーズ・アフターが9年ぶりの新アルバム『A Sting in the Tale』を発売、新曲のMVあり amass 2017年10月19日
外部リンク
- 公式ウェブサイト
The Ten Years After Official Archive website(英語)
|