幹線








幹線(かんせん)とは、電力網・通信網(電話網など)・交通網(道路網・鉄道網・航空網など)で、主要地点間を結び網の骨格をなす重要路線。




目次






  • 1 交通網における幹線


    • 1.1 道路網における幹線


    • 1.2 国鉄再建法上の幹線


    • 1.3 幹線空港




  • 2 脚注


  • 3 関連項目





交通網における幹線


交通網(道路網・鉄道網・航空網など)の中で主要な路線を幹線と呼び、最も重要な路線は本線と呼ぶ場合もある。日本の日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(国鉄再建法)のように法律上の定義を設ける場合もある。



道路網における幹線


道路は主要幹線道路、幹線道路、補助幹線道路、区画道路などに分類される[1]。これを道路の階層化という[1]


社会基盤の整備においては、商業施設・業務施設は幹線道路に隣接して立地し、大型の車両は環境対策を施した幹線道路を通行することが望ましい[2]。道路の階層化が不十分なままだと大型貨物車が補助幹線道路などの下位階層の道路を走行することになり環境や安全の面で問題を引き起こすことがある[1]



国鉄再建法上の幹線


日本では国鉄末期の1981年、「日本国有鉄道経営再建促進特別措置法」(国鉄再建法)に基づいて国鉄の路線は幹線と地方交通線とに分類され、異なる運賃を適用することになった。それまでは、大都市近郊などの一部をのぞく全国すべての路線で同一の運賃体系を使用していた。その分類はJRにも引き継がれている。一般的な時刻表の索引地図では、幹線は黒の太線で表される。なお、路線名として○○本線と名乗っていても、地方交通線に分類された路線もある。


幹線・地方交通線の区分は1977 - 1979年度の平均輸送実績によって線名単位で機械的に決められた。幹線となる基準は、次のように規定されている[3]



  1. その路線のうちに、(イ)1980年3月31日時点で人口10万人以上の都市(主要都市)を相互に連絡し、(ロ)旅客営業キロが30kmを超え、(ハ)全ての隣接駅間で旅客輸送密度(1日1kmあたりの輸送人員)が4,000人以上である区間を有する線。35線(函館本線、千歳線、室蘭本線、東北本線、常磐線、奥羽本線、羽越本線、磐越西線、仙石線、仙山線、上越線、信越本線、高崎線、両毛線、総武本線、内房線、東海道本線、南武線、武蔵野線、横浜線、相模線、御殿場線、中央本線、篠ノ井線、北陸本線、関西本線、阪和線、山陽本線、伯備線、山陰本線、予讃本線、高徳本線、鹿児島本線、長崎本線、日豊本線)

  2. その路線のうちに、1.の条件にあてはまる営業線と主要都市を連絡し(ロ)と(ハ)の条件を満たす区間を有する線。9線(根室本線、水戸線、湖西線、奈良線、紀勢本線、福知山線、呉線、土讃本線、佐世保線)

  3. 貨物輸送密度が4,000t以上である線。7線(夕張線、白新線、山手線、青梅線、宇野線、宇部線、美祢線)


上記の条件を満たす路線を幹線鉄道網と呼び、上記の条件に満たないが、輸送密度8,000人以上の線(15線。赤羽線、五日市線、鶴見線、根岸線、横須賀線、川越線、外房線、成田線、伊東線、草津線、大阪環状線、桜島線、片町線、篠栗線、筑肥線)を加えて幹線系線区と呼んだ[4]


JR移行後に開業した路線については、利益予測を元にその路線を管轄するJRが幹線・地方交通線の別を決定している。


一部でも条件を満たす区間を有する路線は一括して幹線と定められた。このため、幹線とされた路線の中にも区間によってはローカル線のようになっている所がある。例えば、関西本線は実質的には名古屋 - 亀山間、亀山 - 加茂間、加茂 - JR難波(旧・湊町)の3区間に分かれて運行されており、そのうち亀山 - 加茂間は非電化かつ単線の閑散区間となっている。また、1981年から改訂されていないため、状勢の変化により実態と合わなくなった路線も多い。例えば、美祢線は石灰石などの貨物輸送が多かったため幹線に指定され、その後2013年度をもって貨物輸送は廃止されたが、依然幹線のままである。


一方で、JR移行後、函館本線上砂川支線のように幹線の支線で廃止された路線もある。幹線の本線部であっても、整備新幹線の敷設に伴って、廃止や第三セクター鉄道化された区間もある(詳しくは整備新幹線#並行在来線問題)。いわば、文字通りの新しい幹線の登場によって幹線の地位から転落した事例である。



幹線空港


日本の国内航空では、東京地区(都市コードTYO:東京国際空港(羽田)、成田国際空港)、大阪地区(都市コードOSA:大阪国際空港(伊丹)、関西国際空港)、札幌地区(都市コードSPK:新千歳空港)、福岡地区(都市コードFUK:福岡空港)、沖縄地区(都市コードOKA:那覇空港)を幹線空港と呼び、幹線空港同士を結ぶ路線を幹線と呼ぶ。


東京地区(首都圏)に位置する調布飛行場と茨城空港、大阪地区に位置する神戸空港、札幌地区に位置する丘珠空港、福岡空港と運賃計算上で同一空港と扱われる場合がある北九州空港と佐賀空港は幹線空港には含まれない。


上記のほか、便数が特に多い路線や各航空会社における基幹路線で、便宜上幹線と呼ぶ場合もある。


  • 2012年11月現在の幹線

    • 東京国際空港 - 大阪国際空港、関西国際空港、新千歳空港、福岡空港、那覇空港

    • 成田国際空港 - 大阪国際空港、関西国際空港、新千歳空港、福岡空港、那覇空港

    • 大阪国際空港 - 新千歳空港、福岡空港、那覇空港

    • 関西国際空港 - 新千歳空港、福岡空港、那覇空港

    • 新千歳空港 - 福岡空港、那覇空港

    • 福岡空港 - 那覇空港




脚注


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  1. ^ abc谷口栄一 『現代の新都市物流』 森北出版、2005年、28頁。


  2. ^ 谷口栄一 『現代の新都市物流』 森北出版、2005年、48頁。


  3. ^ 施行令第1条(幹線鉄道網を形成する営業線に関する基準) 日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(以下「法」という。)第8条(地方交通線の選定等)


  4. ^ 鉄道ジャーナル1989年10月号NO.276




関連項目



  • 高規格幹線道路

  • 地域高規格道路

  • 主要地方道

  • 道路緊急ダイヤル

  • 五街道




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