故郷へかえりたい
「故郷へかえりたい」 | ||||||||
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ジョン・デンバー の シングル | ||||||||
初出アルバム『Poems, Prayers & Promises』 | ||||||||
B面 | Poems, Prayers and Promises |
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リリース | 1971年4月 |
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規格 | 7インチ・シングル |
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ジャンル | カントリー・ポップ |
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時間 | 3分08秒 |
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レーベル | RCAレコード |
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作詞・作曲 | ジョン・デンバー ビル・ダノフ タフィー・ナイバート |
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プロデュース | ミルト・オクン スーザン・ラスキン |
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ゴールドディスク | ||||||||
ゴールドディスク | ||||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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ジョン・デンバー シングル 年表 | ||||||||
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「故郷へかえりたい」(ふるさとへかえりたい、英: Take Me Home, Country Roads)は、アメリカ合衆国のポピュラー・ソング。日本語によるカバーなどでは、タイトルを「故郷へ帰りたい」、「カントリー・ロード」とすることもある。
ジョン・デンバーの歌唱で1971年に発売され、ビルボードで全米2位の大ヒットとなった。作詞・作曲は、ジョン・デンバー、ビル・ダノフ(Bill Danoff)、タフィー・ナイバート(Taffy Nivert)による共作。
現在では多くのミュージシャンによってカバーされている 。
概要
ジョン・デンバーの代表曲の一つであり、歌詞に繰り返しウェストバージニア州が登場することから、同州の代名詞的な楽曲ともなっている。2014年に公式にウェストバージニア州の4番目の州歌となった[1]。
ただし、「Almost heaven, West Virginia. Blue Ridge Mountains, Shenandoah river」と歌われるブルーリッジ山脈は全くウェストバージニア州を通っておらず、シェナンドー川もわずかにウェストバージニア州にかかるだけで、そのほとんどは隣のバージニア州を流れている。ジョン・デンバーらは、当時そのことを確かめずに発表してしまったらしいが、ウェストバージニア州内でも、ハーパーズ・フェリーという町からは、実際にブルーリッジ山脈とシェナンドー川の両方を一望できることをファンに教えてもらい驚いたというエピソードがある[2]。
カバー
オリビア・ニュートン=ジョン - 「カントリー・ロード(故郷へ帰りたい)」[3]。1974年のアルバム『詩小説 (Let Me Be There)』収録[3]。イギリスでは1973年1月13日付の全英シングルチャートで最高位の15位にランクインした[4]。1976年には日本でもシングルカットされ、オリコン洋楽チャートで1976年11月29日付から15週連続1位を獲得[5]
TBSテレビ『おはよう700』主題歌。
フジテレビの報道番組『みんなのニュース』のお天気コーナー『上を向いて歩こう!』のBGMに使用されている。
チェリッシュ - 「故郷へ帰りたい」(詞:麻生たかし)、1971年のアルバム『なのにあなたは京都へゆくの』に収録[6]。
ロレッタ・リン - 1971年のアルバム『You're Lookin' at Country』に収録。
リン・アンダーソン - 1971年のアルバム『How Can I Unlove You』に収録。
スキータ・デイヴィス - 1972年のアルバム『Bring It on Home』に収録。
レイ・チャールズ - 1972年のアルバム『 A Message from the People』に収録[7]。
トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズ - 1975年のアルバム『Funky Kingston』に収録。「West Virginia」が「West Jamaica」になるなど、原曲歌詞からのアレンジが目立つ。
ブレンダ・リー - 1977年のアルバム『Just for You - Something Nice』に収録。
キャンディーズ - 「TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS」。1977年、『キャンディーズ1 1⁄2〜やさしい悪魔〜』収録。オリビア版アレンジをベースにしたカヴァー。
尾崎紀世彦 - 1979年のアルバム『尾崎紀世彦 ポピュラーアルバム』に収録。
リッキー・ホイ - 香港の俳優。広東語カヴァー『我的家』を、1980年のアルバム『銭作怪』に収録。
イズラエル・カマカヴィヴォオレ - 「Take Me Home Country Roads」。1993年、『Facing Future』に収録。ウクレレ用に編曲されている。
本名陽子 - 「カントリー・ロード」(詞:鈴木麻実子、宮崎駿)(1995年)
- 映画『耳をすませば』の挿入歌並びにエンディング主題歌として用いられた日本語バージョンで、劇中、本名が声を担当した主人公の月島雫が日本語の詩を付けた設定になっている。実際は当時雫と年齢の近かった鈴木敏夫の娘が担当している。
井上喜久子 - 「故郷へ帰りたい」。1998年11月21日、『ダンシング・クィーン』収録。
- 上記とは異なる日本語カバー。
GOING UNDER GROUND - 「かよわきエナジー~Take Me Home,Country Roads」(2001年)- もしツアオールスターズ - 「カントリー・ロード」(詞:松井五郎)(2004年)
フジテレビ『もしもツアーズ』エンディングテーマ。
小野リサ - 2006年のアルバム『Jambalaya - Bossa Americana』に収録。
羊毛とおはな - 「カントリーロード」(詞:高橋広雄)。2008年、『LIVE IN LIVING '08』に収録。
go!go!vanillas - シングル「平成ペイン」収録。
脚注
^ “Country Roads now official state song”. West Virginia MetroNews Network (2014年3月7日). 2014年10月5日閲覧。
^ 大竹サラ『地球道草アンダンテ』小学館 2005年(平成17年) ISBN 978-4-09-130079-9 p50-51 ビル・ダノフの書簡和訳
- ^ ab“オリヴィア・ニュートン・ジョン / 詩小説 [廃盤]”. CD Journal/音楽出版社. 2018年9月18日閲覧。
^ olivia-newton-john | full Official Chart History | Official Charts Company
^ コンピレーション・アルバム『ナンバーワン70s ORICON ヒッツ』の裏ジャケット。ナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツも参照。
^ “Discography Album なのにあなたは京都へゆくの”. デュオコーポレーション. 2018年9月18日閲覧。 - チェリッシュ公式サイト
^ Ray Charles - A Message From The People (Vinyl, LP, Album) at Discogs
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