十腰内









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十腰内


十腰内の位置(青森県内)

十腰内

十腰内



十腰内の位置
座標: 北緯40度45分6.63秒 東経140度20分11.95秒 / 北緯40.7518417度 東経140.3366528度 / 40.7518417; 140.3366528

日本の旗 日本
都道府県
Flag of Aomori Prefecture.svg 青森県
市町村
Flag of Hirosaki, Aomori.svg 弘前市

人口 (2017年(平成29年)6月1日現在)[1]
 - 計 755人
等時帯
日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 036-1201
市外局番 0172[2]
ナンバープレート 青森

十腰内(とこしない)とは青森県弘前市の大字。郵便番号は036-1201。




目次






  • 1 地理


    • 1.1 小字




  • 2 歴史


    • 2.1 沿革


    • 2.2 伝説・地名の由来


    • 2.3 2つ目の由来


    • 2.4 製鉄製刀集団と伝説の関連




  • 3 世帯数と人口


  • 4 施設


    • 4.1 教育


    • 4.2 商業


    • 4.3 農業


    • 4.4 公共




  • 5 小・中学校の学区


  • 6 交通


  • 7 脚注


  • 8 参考文献





地理


青森県道30号岩木山環状線・青森県道31号弘前鯵ケ沢線が通り、青森県道132号十腰内陸奥森田停車場線の始点でもある。北はつがる市(旧西津軽郡森田村地域)森田町床舞・北津軽郡鶴田町妙堂崎、北東は北津軽郡鶴田町廻堰、東は十面沢、南から西にかけて西津軽郡鰺ヶ沢町長平町、北西は西津軽郡鰺ヶ沢町建石町に接する。また、かつては「遠寺円」とも表記された。アイヌ語由来の地名の1つであるとされる。



小字


小字として猿沢・野中がある。



歴史







沿革




  • 1879年(明治12年) - 当地の物産は米・大豆・粟・蕎麦・麻であった。


  • 1889年(明治22年) - 裾野村の大字。


  • 1891年(明治24年) - 当時の記録では人口464、戸数67、厩61であった。


  • 1955年(昭和30年) - 弘前市に所属、弘前市の大字になる。



伝説・地名の由来


この一見奇妙な地名に、昔の人はさまざまな由来を考えた。その中で鬼の伝説がある。


ある村に、有名な鍛冶屋がおり、日本刀を打つ腕で評判であった。


しかし、鍛冶屋には娘が一人居るだけで、自分の技術を伝える跡継ぎが無いのが悩みの種であった。
鍛冶屋の娘は、弘前まで聞こえるほど器量よしで評判だったが、鍛冶屋は、一晩に10本の日本刀を打ち上げる技量を持った男でなければ、娘を嫁には出さないと決めていて、押し寄せる男どもは、挑戦するものもあったが一人として成功するものが無く、いつしか娘を嫁にもらい受けたいという話も途絶えた。


そんなある日、見たことのない、ひょろりとした若い男が、娘の評判を聞いて嫁に欲しいと申し出てきた。
男は、必ずや10本の日本刀を一晩で打ち上げると言い張るのだ。
鍛冶屋は、そのひょろりとした体格に眉をひそめ、疑ったが、とりあえず、刀を打たせてみることにした。


だが、男は1つだけ鍛冶屋に忠告した。けっして夜の間、鍛冶場をのぞいてはならないというのだ。誰かにのぞかれると仕事に集中できないのだという。鍛冶屋は自らも刀を打つときには非常に集中しじゃまされるのは好まないので、この男の申し出はもっともだと思い感心し、絶対にのぞかないことを約束した。


さて、男が、鍛冶場に入るやいなや、トンカントンカンと地金を打つ音、ゴーゴーという鞴の音が鳴り出した。


娘は、身も知らないこの男と添い遂げるのは嫌だったので、気づかれないように小屋の影から、男の姿をのぞいてみたのだった。すると、なんと恐ろしいことにこの男は鬼であった。鬼は体を真っ赤にして口から炎を吹き出し、刀の地金を打ち付けるのだった。娘が見る間にも刀が打ち上がって行くではないか。


これでは、この恐ろしい鬼に嫁に行かねばならない。何とかしなければと、娘は隙をうかがって鬼の仕事を見張っていた。


東の空が明るくなり始たころ、鬼はとうとう10本の刀を打ち上げてしまったのだった。さすがの鬼も、これには疲れたらしく、「どれ日が出るにはまだ一刻以上ある、少し横になって寝るとするか」とつぶやくと、ぐうぐう高いびきをかいて眠ってしまった。娘はここぞとばかり、こっそりと一振りの刀を鍛冶場から盗みだし、家の納戸に隠してしまった。


それと知らぬ鬼は、朝になるとまたひょろりとした男に化けて鍛冶屋の前に現れた。
ところで、当時刀は、腰にぶら下げるものだったから、一腰(ひとこし)、二腰(ふたこし)と数えたものだという。
「確かに刀を10腰こしらえました。見て下さい」と若者が言うので、鍛冶屋が確かめに鍛冶場に入った。
鍛冶屋が一腰、二腰と刀を数える。・・・・しかし、九腰まで数えると、十腰目が無いではないか!
若者(鬼)は、十腰無い!十腰無い!と叫んでみたものの、悔しい思いで山のほうに駆けていった。



2つ目の由来


また、強力の刀鍛冶が十振の刀を打ち出して自慢したが、そのうちの一振が杉に突き刺さり、里人はこれを神として尊敬し、九腰の刀が残ったため"十腰無い"村と呼ばれた。



製鉄製刀集団と伝説の関連


十腰内の由来伝説は、よく聞かれる百振りの刀を打つ鬼の昔話と同じ類話である。ただし、岩木山周辺には、赤沢、赤石など製鉄に関連したと思われる地名が散見され、鍛冶集団の中には鬼の子孫であるとする伝説をもつものもあるため、この昔話が伝来した背景にはこの地域に製刀集団が居着いた可能性を秘めている興味深い伝説と言えるだろう。しかし上記の2つの説は、いずれも定かではない。



世帯数と人口


2017年(平成29年)6月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]













大字 世帯数
人口
十腰内(小字全域) 279世帯 755人


施設



教育


  • 十腰内保育所


商業



  • 丸豊冷蔵庫

  • サンボランタリー十腰内店



農業


  • 十腰内農業研修会館


公共



  • 十腰内集会所

  • 十腰内簡易郵便局



小・中学校の学区


市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。















大字 番地 小学校 中学校
十腰内 全域 弘前市立裾野小学校
弘前市立裾野中学校


交通



  • 弘南バス


    • 弘前 - 十腰内・鰺ヶ沢線(高杉・鬼沢経由)

    • 弘前 - 十腰内線(三世寺経由)

    • 鰺ヶ沢 - 聖愛高校線

    • 十腰内 - 弘前駅線(楢の木・糠坪経由)



神社前、十腰内東口、十腰内、長前 停留所


脚注


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  1. ^ ab“オープンデータひろさき 弘前市 町名別人口・世帯数_平成29年” (日本語). ひろさき未来戦略研究センター (2017年6月1日). 2017年6月18日閲覧。


  2. ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。




参考文献


角川日本地名大辞典 2 青森県(角川書店)





































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