岩出駅
岩出駅* | |
---|---|
駅舎(2008年5月3日) | |
いわで Iwade | |
◄下井阪 (2.2km) (1.1km) 船戸► | |
所在地 | 和歌山県岩出市高塚55 北緯34度15分17.5秒 東経135度19分15.84秒 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | T 和歌山線 |
キロ程 | 74.2km(王寺起点) |
電報略号 | イテ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,970人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1901年(明治34年)10月10日 |
備考 | 業務委託駅受託者 株式会社JR西日本メンテック みどりの窓口 有 窓口営業時間5:20~22:00 |
* 1902年3月1日以前は仮停車場。同年4月1日に大宮駅から改称。 |
岩出駅(いわでえき)は、和歌山県岩出市高塚にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線の駅。2006年(平成18年)4月に市制施行した、岩出市の代表駅である。
和歌山方面への通勤・通学時間帯に1日2往復運行される快速列車の停車駅である。但し、国鉄時代に運行されていた急行「紀ノ川」は、当駅は通過していた。
目次
1 歴史
2 駅構造
2.1 のりば
3 利用状況
4 駅周辺
4.1 路線バス
5 隣の駅
6 脚注
7 関連項目
8 外部リンク
歴史
1901年(明治34年)10月10日 - 紀和鉄道の打田駅 - 船戸駅間に大宮仮停車場として開設。
1902年(明治35年)
- 3月1日 - 大宮駅に昇格。
- 4月1日 - 岩出駅に改称。
1904年(明治37年)8月27日 - 紀和鉄道の路線を関西鉄道が買収。同社の駅となる。
1907年(明治40年)10月1日 - 関西鉄道が鉄道国有法により国有化。国有鉄道の駅となる。
1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。和歌山線の所属となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
駅構造
2面2線の相対式ホームを有する地上駅。木造の駅舎が線路の西側(1番ホーム側)にあり、対面の2番ホームへは無蓋の跨線橋で連絡している。1番ホームにはトイレが設置されている。この他、ホームの北側(粉河方)には1本の留置線がある。
橋本駅が管理し、JR西日本メンテックが駅業務を受託する業務委託駅。線内では数少ない有人駅で、駅員が多く配置されている。
駅舎内にはみどりの窓口や、新型のタッチパネル式自動券売機が1台設置されている。エクスプレス予約の発券・乗車変更・払戻サービスは取り扱っていないが、e5489の同様のサービスには対応している。改札は自動化されておらず、その上通路も狭いため、ラッシュ時には大変混雑する。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 |
T 和歌山線 |
上り |
粉河・橋本方面 |
2 |
下り |
和歌山方面 |
利用状況
駅の設備は線内の交換駅と同様の規模だが、所在地の岩出市は近年ベッドタウンとして人口が急激に増加しているため、線内では和歌山駅・橋本駅に次ぎ3番目に利用客が多い。
乗客の流れは主に、和歌山駅を経由して阪和線に乗り換え、大阪府内との行き来が中心である。岩出市内から大阪方面へは、マイカーやバスで近年4車線化された大阪府道・和歌山県道63号泉佐野岩出線を通り、阪和線の和泉砂川駅を利用する乗客も少なからずいる(当駅から車で約20分、バスで約30分)。また、同様に紀伊駅を利用して大阪方面に行く者もいる。
現在は当駅から大阪方面への直通列車は設定されていない[1]が、駅周辺に高校があるため学生や若者などの利用が多く、2005年(平成17年)以降は利用客が微増している(ないし横ばい)。また、発着する列車が最大でも4両編成であることから、ラッシュ時には当駅を境に混雑の具合が大きく変わる。特に、朝の通学時間帯は2番ホームや跨線橋を中心に利用客で溢れ返る。なお、2015年3月14日改正時点のダイヤでは、7時台の和歌山行きは5本運行されている(うち2本は快速)。
『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 |
1日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 |
2,032 |
1999年 |
1,947 |
2000年 |
1,880 |
2001年 |
1,843 |
2002年 |
1,754 |
2003年 |
1,773 |
2004年 |
1,841 |
2005年 |
1,884 |
2006年 |
1,923 |
2007年 |
1,921 |
2008年 |
1,957 |
2009年 |
1,860 |
2010年 |
1,908 |
2011年 |
1,934 |
2012年 |
1,954 |
2013年 |
2,064 |
2014年 |
1,999 |
2015年 |
2,067 |
2016年 |
2,058 |
2017年 |
1,970 |
駅周辺
- 岩出市役所
- 岩出市立駅前ライブラリー(岩出市立岩出図書館分室)
大宮神社 - 旧郷社
- 和歌山県立那賀高等学校
- 岩出警察署
- 岩出郵便局
紀陽銀行 岩出支店
南都銀行 岩出支店
オークワ ミレニアシティ岩出店(元・岩出サティ)
ロッシュコート(元・ダイエー ハイパーマート岩出店)
松源 岩出店
国道24号(和歌山バイパス)- 和歌山県道131号新田広芝岩出停車場線
- 和歌山県道134号小豆島岩出線
和歌山県道14号和歌山打田線(国道24号・旧道)- 以下はバスやタクシーに乗り換え
- 岩出市民俗資料館
根来寺
一乗閣 - 旧和歌山県議会議事堂、県指定文化財
- 和歌山県植物公園緑花センター
増田家住宅 - 大庄屋屋敷、国の重要文化財
桃井家住宅 - 大庄屋屋敷、市指定文化財
地士の門長屋 - 金田家の門長屋、市指定文化財
など
路線バス
和歌山バス那賀
- 岩出樽井線(特急)
和泉砂川駅経由、樽井駅・りんくうタウン駅行き
- 日中は樽井駅発着の「特急1系統」が、1時間に1本程度の運行。午後は大半が近畿大学(生物理工学部キャンパス)を経由する「特急2系統」となる。りんくうタウン駅まで直通する「特急3系統」は、土休日の午前を中心に設定されている。
2008年3月15日のダイヤ改正までは、山口地区を経由して南海和歌山市駅へ至る「山口線」や、紀泉台を経由して紀伊駅前へ至る「紀伊岩出線」も運行されていた。
紀の川コミュニティバス
- 紀の川市役所前・打田駅・紀の川市桃山支所前・貴志駅下・北山・船戸山方面
- 循環経路で、両方向とも1日6本ずつの運行。
岩出市巡回バス
- 東巡回(船戸・根来)コース
- 中央巡回(南大池・中黒)コース
- 西巡回(紀泉台・吉田)コース
- どのコースも1日4往復の運行。1月1日 - 3日のみ運休。
また、県道14号和歌山打田線(旧・国道24号)上にも「岩出」(岩出市巡回バスのみ「大町南」)停留所があり、各社の上記の路線に加えて和歌山バス那賀の「橋本線」(南海和歌山市駅前行き、橋本駅前行き)も発着している[2]。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
T 和歌山線
■快速
打田駅 - 岩出駅 - 和歌山駅
■普通
下井阪駅 - 岩出駅 - 船戸駅
脚注
^ かつては阪和線からの直通列車があったが、現在は早朝とラッシュ時の紀勢本線(きのくに線)方面のみである。
^ 2008年3月15日のダイヤ改正までは、当駅前を始発・終着とする214系統も運行されていた。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
和泉砂川駅(阪和線)
外部リンク
- 岩出駅(JR西日本)
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