立法院 (中華民国)









































































立法院
立法院
Lìfǎ Yuàn

第9回立法院

紋章もしくはロゴ
種類
種類
一院制

歴史
設立
1928年12月5日
役職
院長


蘇嘉全(民主進歩党)、
2016年2月1日より現職

副院長


蔡其昌(民主進歩党)、
2016年2月1日より現職

秘書長


林志嘉(台湾團結聯盟)、
2016年2月1日より現職

副秘書長

王父傳

構成
定数
113 [1]

9th Legislative Yuan Seat Composition.svg
院内勢力


委員会

任期

4年
選挙
選挙制度

小選挙区比例代表並立制
前回選挙

2016年1月16日
議事堂

議場外観

議場内観

中華民国の旗 中華民国、台北市中正区中山南路1号
立法院議場
ウェブサイト

立法院
憲法

中華民国憲法
脚注




  1. ^ 立法院議員名簿(中国語)

































立法院

Legislative Yuan (0212).JPG
立法院正門

各種表記

繁体字:

立法院

簡体字:

立法院

拼音

Lìfă Yùan

注音符号:

ㄌㄧˋ ㄈㄚˇㄩㄢˋ
発音:
リーファ-ユエン

英文:

Legislative Yuan of the Republic of China
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立法院(りっぽういん、中国語: 立法院, 拼音: Lìfǎ Yuàn)は、中華民国の立法府であり、「国家最高の立法機関」(中華民国憲法62条)である。




目次






  • 1 概要


    • 1.1 権限


    • 1.2 沿革


    • 1.3 建物




  • 2 構成


    • 2.1 選挙


    • 2.2 院内勢力




  • 3 組織


    • 3.1 立法院長


    • 3.2 歴代院長


      • 3.2.1 憲法施行前


      • 3.2.2 憲法施行後




    • 3.3 委員会




  • 4 その他


  • 5 脚注


  • 6 関連項目


  • 7 外部リンク





概要


中華民国の建国者である孫文の「五権分立」理論に基づいて、行政院・司法院・考試院・監察院とともに成立した一院制の立法機関。立法院に所属する議員を立法委員という。


中華民国には元来、正副総統の任免権、憲法改正権を有する最高機関「国民大会」が存在したが、2005年に廃止されたため、立法院が名実ともに唯一の最高立法機関となった。


また、1991年以前は中国大陸で選出された議員が大半を占めていたが、1992年以降は台湾島を中心とする有権者によって選出された議員だけで構成・改選されており、実質は中華民国台湾地区(台湾、澎湖、金門、馬祖)の最高立法機関となっている。


2月から5月まで、9月から12月までの二会期制を採用している。現在、議員定数113、任期4年。



権限


各国の立法機関と同様、法案・予算案の議決権、条約案の承認権、憲法改正案の発議権を有するほか、2005年憲法改正により、次のような強力な権限が付与されているのが特徴である。



  • 正副司法院長、大法官(憲法裁判所裁判官)、正副考試院長、正副監察院長等の人事同意権:いずれも総統が任命権者。


  • 行政院長不信任案議決権(憲法増修条文4条1項):内閣全体に対して不信任を表明する日本の内閣不信任決議と異なり、行政院長のみが対象となる。これに対抗して、総統は立法院解散権がある。

  • 正副総統罷免案提案権(憲法増修条文2条9項):立法委員総数4分の1以上の発議、同3分の2以上で可決したときは、罷免案の国民投票を実施できる。

  • 正副総統弾劾案議決権(憲法増修条文4条7項、2条10項):立法委員総数2分の1以上の発議、同3分の2以上で可決したときは、司法院大法官(憲法裁判所の大法廷に相当)に弾劾審理を要請できる。

  • 領土変更権(憲法増修条文2条5項):立法委員総数の4分の1以上の発議、同4分の3以上の出席、出席委員の4分の3以上で可決したとき。さらに、国民投票による承認が必要。



沿革


1928年(民国17年)、中国国民党が中国統一を完成して軍政期から訓政期に移行し、首都南京で成立した。当初49名から発足したが(任期2年)、4期目から194名に増員された。抗日戦争中は任期が14年に延長されたが、この間に民法、刑法などの基本法典を制定した。


1947年(民国36年)中華民国憲法施行。翌1948年、憲政下初の立法委員選挙が実施され、第1期立法委員760人を選出した。


しかし、中国国民党が率いる中華民国政府(国民政府)は、中国共産党との内戦で台北に遷都したため、立法院も1950年に台北に移転した。このとき第1期立法委員のうち380人余りが台湾に移った。


立法委員の任期は3年と定められていたが(憲法65条)、台北遷都後は憲政停止と戒厳令により、第1期立法委員は1991年に総辞職するまで改選されず、万年議員と揶揄された。


ただ、1969年の補選で11名増員され、1972年には任期3年の定数51名の台湾選出枠が設けられた(1999年から2016年まで立法院長を勤めていた王金平は1975年当選組)。この改選枠は1989年には定数130名まで拡大され、大陸で選出された「万年議員」と並存する状態が続いた。


1989年(民国78年)、戒厳令解除後では初となる改選で、合法化された民主進歩党(民進党)が21議席を獲得(国民党は72議席)。1991年、李登輝総統の勧告により第1期立法委員が総辞職し、1992年、初の全面改選が実施され、第2期立法委員161人を選出した(国民党96、民進党50)。以後、3年毎に改選され、1998年には定数225名に拡大された。


民進党・陳水扁政権誕生後の2001年の第5回選挙で、民進党が初の第一党となったが、過半数には達せず、少数与党となった。2008年の第7回選挙で、国民党が第一党に返り咲いた。


2008年の第7期から定数113に半減、任期4年となり、正副総統の罷免・弾劾、行政院長不信任議決権、領土変更権など権限強化が図られた。他方、総統に立法院解散権が付与された(現在、立法院解散権が行使されたことはない)。


2016年1月16日の総統選挙と同時に行われた第9回選挙により初めて民進党は単独過半数に達し、総統選挙に当選した民進党の蔡英文の下、多数与党を形成した。これにより、国民党は立法院成立以降守り続けていた立法院長(国会議長)の座を初めて他党に明け渡すことになった。



建物


南京に立法院があった時期、議事堂は南京市中山北路に建っていたが、現在は人民解放軍の軍人倶楽部となっている。


台北移転後は中山堂(日本統治時代の台北公会堂)を使用していたが、1960年(民国59年)以後は日本統治時代の「台北州立台北第二高等女学校」校舎(台北市中山南路)を使用している。



構成



選挙


2008年(民国97年)1月12日の第7回選挙より「単一選区両票制並立代表並立制」が採用され、定数113議席(小選挙区73、原住民6、比例代表・海外華僑代表34)、任期4年となった。


ちなみに、2002年~2008年(第5期、第6期)は、定数225(中選挙区・一部小選挙区168、比例代表41、原住民枠8、海外華僑代表4)だった。



院内勢力



2016年1月16日に行われた第九回中華民国立法委員選挙の結果を反映している。





























































院内勢力別所属議員数
院内勢力 議員数 政党(議員数) 議席率 備考

与党

0068


民主進歩党 (68)

0060.17%


野党

0045


国民党 (35)

0030.97%



時代力量 (5)

0004.42%



親民党 (3)

0002.65%



無党団結聯盟 (1)

0000.88%


無所属 (1)
0000.88%

合計

0113


0100.00%

出典:聯合新聞網。聯合新聞網-開票速報(2016年1月17日閲覧)


組織




















Flag of the Republic of China.svg
中華民国政治関連項目

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総統 蔡英文
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立法院長


中華民国の国会議長に相当する。現在は、蘇嘉全(民主進歩党)。



歴代院長



憲法施行前



































































氏名 就任日 退任日 副院長 秘書長
1

Hu Hanmin2.jpg 胡漢民

1928年10月8日

1931年3月2日
林森
李文範
2

Lin sen.jpg 林森

1931年3月2日

1932年1月1日
邵元沖
李曉生→呉景鴻
代理

Shaoyuanchong.jpg 邵元沖

1931年3月2日

1932年1月1日

3

Zhang Ji Minguo.jpg 張継

1932年1月1日

1932年1月28日
覃振
張維翰→梁寒操
代理

Qin Zhen.jpg 覃振

1932年1月1日

1932年5月14日

代理

Shaoyuanchong.jpg 邵元沖

1932年5月14日

1933年1月12日

4

Sun Ke.jpg 孫科

1933年1月12日

1948年5月17日

葉楚傖→魏道明→呉鉄城→陳立夫

呉尚鷹→張肇元→陳克文


憲法施行後







































































































































































会期 氏名 就任日 退任日 所属政党
1
1 孫科
1948年5月17日

1948年12月24日

国民党
2
童冠賢
1948年12月24日

1950年12月1日
国民党
3
劉健群
1950年12月5日

1951年10月19日
国民党
代理
黄国書
1951年10月19日

1952年3月11日
国民党
4
張道藩
1952年3月11日

1961年2月20日
国民党
5
黄国書
1961年2月28日

1972年2月22日
国民党
代理
倪文亜
1972年2月22日

1972年4月28日
国民党
6
倪文亜
1972年5月2日

1988年12月20日
国民党
代理
劉闊才
1988年10月18日

1989年2月24日
国民党
7
劉闊才
1989年2月24日

1990年2月20日
国民党
代理
梁肅戎
1990年2月12日

1990年2月27日
国民党
8
梁肅戎
1990年2月27日

1991年12月31日
国民党
9
劉松藩
1992年1月17日

1993年1月31日
国民党
10
2 劉松藩
1993年2月1日

1995年1月31日
国民党
11
3 劉松藩
1995年2月1日

1998年1月31日
国民党
12
4 王金平
1999年2月1日

2002年1月31日
国民党
13
5 王金平
2002年2月1日

2005年1月31日
国民党
14
6 王金平
2005年2月1日

2008年1月31日
国民党
15
7 王金平
2008年2月1日

2012年1月31日
国民党
16
8 王金平
2012年2月1日

2016年1月31日
国民党
17
9 蘇嘉全
2016年2月1日
現職 民進党


委員会










その他


1995年、立法院に対してイグノーベル賞(平和賞)が授賞されている[1]


授賞理由は「政治家にとって、他国と戦争するよりも、お互いに殴り、蹴り、騙しあう方が、より利益になることの実証に対して」。1992年の全面改選以後、与野党(中国国民党と民主進歩党)の対立から、立法院内でしばしば議員間の乱闘行為が発生し、その模様が生中継されたことによる。



脚注





  1. ^ “The 1995 Ig Nobel Prize Winners”. Improbable Resach. 2017年6月27日閲覧。




関連項目


  • 中華民国の政治


外部リンク



  • 立法院 (中国語)


















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