グロブリン
グロブリン (英語: Globulin) は、古くは 水に不溶で,希アルカリ性または中性の塩類溶液に溶ける単純タンパク質の一群の総称であった(標準化学用語辞典(丸善)第2版 https://www.chem-reference.com/searchmain.php 2017年7月1日閲覧)。動植物に広く存在するタンパク質を、グロブリンが硫酸アンモニウム半飽和水溶液で沈殿するのに対し、アルブミンは沈殿しないもの、と二大別していたことによる。血清グロブリン(血漿由来),オボグロブリン(卵白由来)、ラクトグロブリン(哺乳類の乳汁由来)などのほかに、植物性グロブリンがある。 現在では、血清アルブミン、フィブリノゲンと並ぶ血漿タンパクのグロブリンをさすことが多い。アルブミンと比べて水に溶けにくく、血清の電気泳動においても、等電点がアルブミンよりも高いため移動しにくい。
タンパク質電気泳動(Protein electrophoresis)は、次の4つの部類にカテゴライズするのに使われる。
- α1グロブリン
- α2グロブリン
- βグロブリン
γグロブリン - γグロブリンの1グループは免疫グロブリンであり、抗体として作用する。
外部リンク
- Serum Proteins
- Cornell
- Understanding and interpreting serum protein electrophoresis