京急油壺マリンパーク









































京急油壺マリンパーク
Keikyu Aburatsubo Marine Park

京急油壺マリンパーク.jpg
施設情報
事業主体
民間
管理運営
株式会社京急油壺マリンパーク
開館
1968年4月
所在地
238-0225
神奈川県三浦市三崎町小網代1082
位置
北緯35度9分41.3秒
東経139度36分45.2秒
座標: 北緯35度9分41.3秒 東経139度36分45.2秒
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京急油壺マリンパーク(けいきゅうあぶらつぼマリンパーク)は、神奈川県三浦市油壺にある、京浜急行電鉄100%出資による京急グループの水族館である。




目次






  • 1 概要


  • 2 繁殖・研究


  • 3 主な施設および主な飼育展示内容


  • 4 かわうその森


  • 5 三浦DSW


  • 6 すいぞくかん学園


  • 7 交通


  • 8 脚注


  • 9 参考文献


  • 10 関連項目


  • 11 外部リンク





概要




館内広場の全景、展望・休憩室、慰霊碑


開業当初は比較的規模の大きい水族館として知られ、開設当時は魚の感覚を芸に仕組んで見せる「サーカス水族館」として人気があったが、
同県内に横浜・八景島シーパラダイス、新江ノ島水族館などの新型・大型水族館が開業、そして城ヶ島〜油壺間の定期観光船が2007年12月に廃止となった影響などもあり入館者数は減少している。三浦市が公表している資料によると三浦半島では三崎への来遊者数は伸びているものの、油壺では減少している。同資料には「テーマパーク型の集客施設は時代や流行によって大きく変化する」との記述がある。
設備は全体的に老朽化が目立ち、現在の水族館で多く見られるようになった巨大パネルを設置し生態系を再現した水槽といった展示設備はない。周囲の自然環境は比較的良好に保存されており、付近にある小網代の森は集水域生態系を擁する貴重な緑地として近郊緑地保全区域に指定されている。海洋深層水を利用し深海生物を展示する設備「D. S. Wonder」を2009年1月頃に閉鎖、同年3月に三浦メダカなどを展示する「みうら自然館」を開設(D.S.Wonderを改装)し、2010年7月には「かわうその森」を新規建設のうえ開業した。



繁殖・研究




水族館前に展示されているムカシオオホホジロザメの顎歯の実物大模型




内部に展示されているメガマウスの標本


キタイワトビペンギン Eudyptes chrysocome moseleyi の展示飼育下での二世代繁殖に成功し、日本動物園水族館協会の古賀賞を2005年に受賞した。テレビ番組でペンギンの飼育が紹介されたことがある。


鯰などの研究をしている秋篠宮文仁親王が1990年頃にこの水族館を訪れ、話題になったことがある。結婚直前の同年6月22日にはテレビ朝日系の歌番組ミュージックステーションで親王と川嶋紀子の思い出の場所として出演者によってVTRが紹介され、飼育されていたイルカ4頭が同出演者の楽曲披露の際共演した。
文仁親王は、元東京大学教授でこの水族館の初代館長の末廣恭雄が死去した1988年頃までに、数回油壺を訪れたことがある。


油壺付近には1886年に設立された東京大学三崎臨海実験所があるが、
京急油壺マリンパークと三崎臨海実験所とは関連はない。



主な施設および主な飼育展示内容


  • 屋内大海洋劇場「ファンタジアム」(いるか・あしかショー。ミュージカル劇仕立て。ハンドウイルカ、カリフォルニアアシカ、オタリア)


  • 水族館「魚の国」(魚の餌付け・魚のショー。メガマウスの剥製展示。チョウザメ、三浦メダカなど)

  • 大回遊水槽「ドーナツの海」(ノコギリエイ、シロワニ、本州で唯一のオオメジロザメ等。2008年4月26日にリニューアルオープンした。)


  • あしか島

    カリフォルニアアシカ(ハーレム・コロニー)が展示飼育されている。


  • みうら自然館
    • 旧海洋深層水館「D. S. Wonder」(海洋深層水と深海生物の展示。ユノハナガニ、サツマハオリムシ、トリノアシなど)


  • いるかのプール(円錐形のプールでバンドウイルカが2頭飼育されている)


  • ペンギン島(ペンギンの餌付け。キタイワトビペンギン)

  • タッチプール(小型のサメやイソギンチャクなどを展示)



  • 海洋深層水レストラン「Log Terrace」

  • バーベキューハウス(バーベキュー場)

  • お遊び広場(子供用遊具)



  • マリンハウス(レストハウス・展望台)

  • 渚のZoo Kiss(2010年4月から運営されている有料の移動動物園。カピバラやポニーとふれ合える。)

  • マリンステージ(野外特設ステージ)

  • マリンショップ(ギフトショップ)
    • ペンギンの羽毛で作ったストラップなど


  • 保存車両


デハ249とデハ250が編成を組んだ状態で静態保存されていたが、1988年(昭和63年)に撤去、解体されたため現存しない。



かわうその森


コツメカワウソ(4匹)やフクロウ(2匹)など東アジア(熱帯)に生息する生物と、ヤモリなどの爬虫類や、みうら自然館と同様に神奈川県と所縁のある川魚を
人工的に再現された池や田畑上で屋外展示する施設である。



三浦DSW




マリンパーク敷地内に所在した三浦DSWの海洋深層水精製の給水・貯水タンク
2009年9月までに全面撤去され、跡地には木々が植えられている。


経営母体の京浜急行電鉄は、2001年3月に海洋深層水の給水などの事業を民間企業では初めて行う「三浦ディーエスダブリュ」を油壺マリンパーク子会社として設立した。



※ディーエスダブリュ=Deep Sea Water(海洋深層水の英名)=


採水地が東京から近く輸送に優位な点をアピールし、「三浦海洋深層水」というブランド化を図り、地場農産物や飲料水といった食品はもとより、京急グループの入浴施設
(三崎観光[1]・平和島クアハウス)の温泉に代わる源泉として活用された。

しかし、焼津産のおよそ10倍となる取水原価に対する収益面での問題や、塩害による設備の早期老朽化が起こり[2]、2008年9月17日付の京急の取締役会上で2009年3月末日で事業終息が決定され、解散となった。この結果、上場会社である京急は連結決算ベースで約6億円の特別損失を計上した。


マリンパークにも海洋深層水を利用し深海生物を展示する設備「D. S. Wonder」を設けていたが、2009年1月頃に閉鎖となり、2009年3月に「みうら自然館」へ新装改装(施設側は「開業」としている)した。


取水施設は譲渡先が決まらず、固定資産税の資産査定の関係上、事業廃止後半年以内の撤去が求められていた事から、同年9月末までに設備は全て撤去された。
跡地の一部には木立が植えられた後、2010年より新規施設の建設が進められ、2010年7月16日に「かわうその森」が開業した。



すいぞくかん学園


参加型企画。指定日のみ実施されることもある。



交通


京急久里浜線三崎口駅から、京浜急行バス京急油壺マリンパーク行き終点下車すぐ。



道路状況(渋滞予測)などによっては油壺行き(徒歩5分)に変更へされる場合がある(公式サイトなどで告知される)。

2017年5月26日までは油壺行きのみだった[3][4]


かつて京急久里浜線の油壺駅までの延伸計画が存在した。



脚注


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  1. ^ ホテル油壺観潮荘、城ケ島・観音崎の京急ホテル


  2. ^ 2008.9.18 神奈川新聞


  3. ^ やまだ ひさえ (2017年8月27日). “三浦市に新バス停誕生! 京急油壺マリンパークバス停の出来た理由とは?”. はまれぽ. 株式会社 アイ・ティー・エー. 2018年1月21日閲覧。


  4. ^ “5月27日(土)油壺行系統を「京急油壺マリンパーク」まで路線延長”. ニュースリリース > 2017年度. 京浜急行電鉄 (2017年5月16日). 2018年1月21日閲覧。




参考文献




  • 三浦市都市計画マスタープラン検討委員会議事概要等[リンク切れ]

  • 鈴木 克美、西 源二郎『水族館学-水族館の望ましい発展のために』、東海大学出版会、2005、139-151、238-262を参照。



関連項目


  • 日本の水族館


外部リンク


  • 京急油壺マリンパーク














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