東洋紡
東洋紡本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 東証1部 3101 大証1部(廃止) 3101 |
略称 | TOYOBO |
本社所在地 | 日本 〒530-8230 大阪市北区堂島浜2丁目2-8 北緯34度41分42.3秒 東経135度29分35.6秒 / 北緯34.695083度 東経135.493222度 / 34.695083; 135.493222座標: 北緯34度41分42.3秒 東経135度29分35.6秒 / 北緯34.695083度 東経135.493222度 / 34.695083; 135.493222 |
設立 | 1914年(大正3年)6月26日 (東洋紡績株式会社) |
業種 | 繊維製品 |
法人番号 | 2120001059666 |
事業内容 | 繊維、化成品・溶剤、バイオ・メディカル・機能材、他 |
代表者 | 坂元龍三(代表取締役会長) 楢原誠慈(代表取締役社長兼社長執行役員) 渡邉賢(代表取締役兼専務執行役員) |
資本金 | 517億円(2018年3月31日現在) |
発行済株式総数 | 8,904万8,792株 |
売上高 | 連結:3,311億円 単独:2,028億円(2018年3月期) |
総資産 | 連結:4,461億円 単独:3,932億円(2018年3月31日現在) |
従業員数 | 連結:9,494名 単体:3,080名(2018年3月31日現在) |
決算期 | 3月 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要株主 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 7.88% 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 6.42% 全国共済農業協同組合連合会 2.61% (2018年3月31日現在) |
主要子会社 | 東洋紡STC 御幸毛織 など |
関係する人物 | 山辺丈夫(創業者) 渋沢栄一 藤田伝三郎 松本重太郎 阿部市郎兵衛 (7代) 阿部周吉 阿部房次郎 阿部孝次郎 関桂三 宇野収 |
外部リンク | http://www.toyobo.co.jp/ |
東洋紡株式会社(とうようぼう、英:TOYOBO CO., LTD.)は、繊維を中心に化成・バイオ・医薬など高機能製品の開発・製造を行う、日本の企業。本社は大阪府大阪市北区堂島浜。
1882年(明治15年)創業の日本の紡績業界の名門としてその名を知られているが、現在では繊維以外の部門が高い割合を占める。一時期「ゆたかな未来のパートナー」をコーポレート・スローガンに掲げていた時期もあるが、2017年1月現在は「Ideas & Chemistry」である。旧商号は東洋紡績株式会社(とうようぼうせき)だが、2012年(平成24年)に従来の通称を用いた商号変更を実施した。
目次
1 社史
1.1 沿革
1.2 合併沿革
2 事業内容
3 事業所
4 グループ企業
4.1 繊維の製造販売関連
4.2 サービス関連
4.3 その他製造販売
4.4 過去のグループ企業
5 スポンサー番組(全て過去)
6 歴代キャンペーンガール
7 社会人スポーツ
8 関連項目
9 脚注
10 外部リンク
社史
沿革
1879年(明治12年) - 山辺丈夫(初代社長)が渋沢栄一・藤田伝三郎・松本重太郎等財界人の援助により、紡績事業計画を策定する。
1882年(明治15年) - 東洋紡の基盤となる大阪紡績株式会社を設立する。日本初の本格的な紡績会社として操業を開始する。
1886年(明治19年) - 三重紡績株式会社を設立する。
1888年(明治21年) - 金巾製織株式会社を設立する。
1906年(明治39年) - 金巾製織と大阪紡績が合併する。
1914年(大正3年) - 大阪紡績と三重紡績が合併して東洋紡績株式会社が設立される。
1927年(昭和2年) - レーヨン事業に進出する。
1949年(昭和24年) - 株式を公開する。
1966年(昭和41年) - 呉羽紡績を合併する。
2010年(平成22年) - 3月1日に東洋化成工業を合併する。同社の精密化学品事業本部となる。
2012年(平成24年) - 創立130周年を機に商号を東洋紡株式会社に変更。
合併沿革
- 三重紡績(明治19年6月創設~大正3年6月に大阪紡績と対等合併して東洋紡績株式会社になる)
三重紡績所(明治13年4月創設~明治19年7月の三重紡績に吸収合併)
伊勢中央紡績(明治29年2月創設~明治30年2月に三重紡績に吸収合併)
伊勢紡績(明治27年9月創設~明治34年2月に三重紡績に吸収合併)
尾張紡績(明治20年3月創設~明治38年10月に三重紡績に吸収合併)
津島紡績(明治27年3月創設~明治39年9月に三重紡績に吸収合併)
浪華紡績(明治20年4月創設~明治32年6月に西成紡績所に改称する)
西成紡績所(明治32年6月創設~明治39年12月に三重紡績に吸収合併)
知多紡績(明治29年8月創設~明治40年8月に三重紡績に吸収合併)
桑名紡績(明治29年1月創設~明治40年8月に三重紡績に吸収合併)
下野紡績所(明治18年1月創設~明治20年6月に下野紡績に改称)
- 大阪紡績(明治15年5月創設~大正3年6月に三重紡績と対等合併して東洋紡績株式会社になる。)
大阪織布(明治20年5月創設~明治23年10月に大阪紡績に吸収合併)
伏見紡績(明治28年12月創設~明治33年5月に平安紡績に吸収合併)
平安紡績(明治28年9月創設~明治37年2月に神戸紡績に改称)
神戸紡績(明治37年創設~明治38年5月に大阪紡績に吸収合併)
金巾製織(明治21年8月創設~明治30年2月に神戸紡績に吸収合併)
宇和紡績(明治21年6月創設~明治38年4月に白石紡績所に改称)
白石紡績所(明治38年4月創設~明治40年4月に大阪紡績に吸収合併)[1]
事業内容
繊維事業を出発点に、化成品、機能材、バイオ・メディカルへと事業領域を拡大してきた歴史があり、2001年(平成13年度)以降は非繊維部門の売上高が50%を超えている。
- 各種繊維工業品、合成樹脂およびその成形品、各種科学工業品ならびに生化学品、医薬品および関連商品製造・加工・販売、電子機器、理科学機器、医療用具およびその関連機器。
- 各種プラントおよび機器の設計・製作・販売。
- 各種技術・情報の販売。
事業所
- 本社:〒530-8230 大阪市北区堂島浜2-2-8
- 東京支社:〒104-8345 東京都中央区京橋1-17-10 住友商事京橋ビル
- 名古屋支社:〒452-0805 名古屋市西区市場木町390 ミユキビル
- 九州営業所:〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-17-5 A.R.K.ビル
- 事業所
- 富山事業所:〒939-0295 富山県射水市犬内50番地
- 敦賀事業所:〒914-8550 福井県敦賀市東洋町10-24
- 岩国事業所:〒740-8567 山口県岩国市灘町1-1
- 総合研究所:滋賀県大津市堅田2-1-1
- 敦賀バイオ研究所:福井県敦賀市
- 工場:敦賀工場(福井県敦賀市)、岩国工場(山口県岩国市)、犬山工場(愛知県犬山市)、大津医薬工場(滋賀県大津市)、入善工場(富山県入善町)、井波工場(富山県南砺市)、庄川工場(富山県射水市)、三重工場(三重県四日市市)、高砂工場(兵庫県高砂市)
- 主要海外拠点
- 東洋紡(米国)株式会社 TOYOBO U.S.A., INC.(ニューヨーク)
- 東洋紡高機能製品貿易(上海)有限公司 TOYOBO (SHANGHAI) CO., LTD.(上海)
- 台灣東洋紡股份有限公司 TOYOBO (TAIWAN) CO., LTD.(台北)
- 東洋紡(タイ)株式会社 TOYOBO (THAILAND) CO., LTD.(バンコク)
- 東洋紡ブラジルホールディングス有限会社 TOYOBO DO BRASIL PARTICIPACOES LTDA.(サンパウロ)
- 東洋紡ケミカルズヨーロッパ有限会社 TOYOBO Chemicals Europe GmbH(デュッセルドルフ)
グループ企業
繊維の製造販売関連
- 呉羽テック
- 東洋紡ユニプロダクツ
- 東洋クロス
- 東洋紡フェアトーン
- 日本エクスラン工業
- 御幸毛織
- ユウホウ
東洋紡カンキョーテクノ ほか
サービス関連
- 東洋紡STC
- 東洋紡ロジクティクス
- 東洋紡エンジニアリング
- 東洋紡システムクリエート
- 東洋紡パッケージング・プラン・サービス
- 東洋紡不動産
東洋紡リビングサービス ほか
その他製造販売
クレハエラストマー - 2019年1月8日付を以ってマクセルホールディングス(旧・日立マクセル)へ譲渡予定- コスモ電子
日本ユピカ ほか
過去のグループ企業
- 東洋工機(現:パジェロ製造)
- 呉羽自動車工業(現:三菱ふそうバス製造)
- 富山紡績(のち日平トヤマ、現:コマツNTC)
- 東洋化成工業[2](現:同社化成品部門)
- ダイヤ毛糸[2] ほか
スポンサー番組(全て過去)
はーい!アグネス→ハッピー・アグネス(毎日放送制作・NET系列、一社提供)
ウィークエンドモーニングショー(毎日放送制作・NET系列)
八木治郎ショー(毎日放送制作・NET→TBS系列)
八木治郎ショー・いい朝8時→すてきな出逢い いい朝8時(毎日放送制作・TBS系列)
ダウトをさがせ!(同上・一時期のみ)
朝だ!生です旅サラダ(朝日放送制作・テレビ朝日系列)
世界痛快伝説!!運命のダダダダーン!(同上)
ビッグスポーツ(テレビ朝日系列・途中から)
ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント(TBS系列、1993年)
マンシングウェアオープン KSBカップ(瀬戸内海放送制作・テレビ朝日系列、2007年)
JOBUアフタヌーンサウンド(FM大阪)
TOYOBOメモリーポップス(TBSラジオ)
安達治彦→小林大作メモリーズオブユー(ABCラジオ)- TOYOBOフレッシュアップ・サウンド(TOKYO FM・1990年代初頭) ほか
- 現在は通常のレギュラー番組での提供はないが、ゴルフなどのスポーツ番組を提供してた時期があった。
- クリエーター・デザイナーのチョーヒカルを起用したテレビCMを2017年12月30日から2018年1月4日まで全国ネットのスペシャル番組に集中的に提供していた。
- その他、スポンサークレジット無しで「大鉄人17」(毎日放送制作・TBS系列)で30秒CMが一時期放映されていたこともある。
歴代キャンペーンガール
1980年(昭和55年度) - アネット・ラム
1981年(昭和56年度) - キャッシー・ムネノ
1982年(昭和57年度) - ナディーン・ナルモア
1983年 (昭和58年度)- アンジー・ボイヤー、D・ケイサン
1984年(昭和59年度) - 南麻依子、D・エリソンド
1985年(昭和60年度) - 橘わかこ
1986年(昭和61年度) - 豊田真穂
1987年(昭和62年度) - 梶原真弓
1988年(昭和63年度) - 小谷ゆみ
1989年(平成元年度) - 田代みゆき
1990年(平成2年度) - 鹿角久美子
1991年 (平成3年度)- 畑知子
1992年(平成4年度) - 野谷マリ
1993年(平成5年度) - 中島史恵
1994年 (平成6年度)- 吉野公佳
1995年(平成7年度) - かのこ
1996年(平成8年度) - 西原麻衣
1997年 (平成9年度)- 小林亜久里
1998年 (平成10年度)- 板倉香
1999年(平成11年度) - 井川遥
2000年(平成12年度) - 眞鍋かをり
2001年(平成13年度) - 紗川理帆
2002年(平成14年度) - 小川奈那
社会人スポーツ
1961年(昭和36年)に女子バレーボール部が発足する。1967年(昭和42年)から日本リーグに参戦して、一時期不安定になりながらも、強豪として数々の実績を残す。1994年(平成6年)にVリーグに移行(東洋紡オーキス・バレーボール部)してからも、大林素子などの活躍により2回の優勝を果たすが、本業の不振などの理由により2002年(平成14年度)をもってチームは解散して、40年余に渡る活動の幕を下ろした。
関連項目
宝塚歌劇団 - 本拠地の宝塚大劇場に緞帳を提供していたが2009年(平成21年)に別企業寄贈のものに差し替えられた。また1998年(平成10年)にはTAKARAZUKA1000days劇場にも緞帳を提供していた。
ザイロン - 東洋紡績が開発した最高レベルの引張強度・弾性率を持つ繊維。
宇都宮壮十郎 - 1887年(明治20年)に設立された、宇和紡績株式会社(その後の東洋紡績川之石工場、昭和35年に閉鎖された)の創立委員となり、取締役に選出されている。
東洋紡績楠工場-岡田武兵衛が誘致した三重県四日市市の楠町に立地する小規模の東洋紡毛糸工場。
東洋紡績富田工場 - 三重県四日市市に平成8年度まで存在した東洋紡績の工場で最大規模の工場。現在は商業施設のイオンモール四日市北となっている。
東洋紡績伊勢工場-三重県伊勢市に平成11年度まで存在した工場。
脚注
^ 東洋紡績株式会社富田工場(四日市市歴史的建造物(近代建築)調査の記録⑥)66頁
- ^ abかつての三菱レイヨンとの提携事業の一環。
外部リンク
- 東洋紡