トヨタ・マークX








Camera-photo Upload.svg
画像提供依頼:GR SPORT仕様の内装の画像提供をお願いします。2018年9月

マークX(マークエックス、MARK X )は、トヨタ自動車が製造・販売している、Dセグメントのセダンである。
生産工場は当初、岩手県の金ケ崎町(岩手県胆沢郡)にある関東自動車工業(現:トヨタ自動車東日本)の岩手工場、およびトヨタ自動車の元町工場であったが、初代モデルの途中から元町工場のみの生産となる。




目次






  • 1 概要


  • 2 歴史


    • 2.1 初代(通算10代目) GRX120(2004年-2009年)


      • 2.1.1 車両概要


      • 2.1.2 沿革 (初代)




    • 2.2 2代目(通算11代目) GRX130(2009年 - )


      • 2.2.1 車両概要(2代目)


      • 2.2.2 グレード


      • 2.2.3 G's


      • 2.2.4 GR SPORT


      • 2.2.5 コンプリートカー


      • 2.2.6 沿革(2代目)






  • 3 販売店


  • 4 個人タクシー


  • 5 チューニングカー


  • 6 モータースポーツ


    • 6.1 サーキット


    • 6.2 ドリフト




  • 7 警察車両


    • 7.1 初代


    • 7.2 2代目




  • 8 車名の由来


  • 9 脚注


  • 10 関連項目


  • 11 外部リンク





概要


かつて販売されていたミドルサイズセダン「マークII(MARK II)」の後継車種として登場。現行モデルは「コロナマークII」時代から数えると通算11代目にあたるモデルである[1]
販売開始当時、トヨタ自動車としては珍しく正式な商品発表を行う前にテレビCMなどで商品の一部を露出させて消費者の購買意欲をそそる「ティザー広告」を実施した。その内容はキャッチフレーズとアルファベットの「X」をかたどったシンボルマークのようなものを流し、左側のヘッドランプを少し露出するというものであった。また「マークX」の車名は無論、ボディのシルエットに関しても一切姿を見せることはなく、また後に登場した派生車種である「マークXジオ」でも同様にティザー広告を使った事前の宣伝活動が行われた。



歴史


通算世代はコロナマークIIより:



初代(通算10代目) GRX120(2004年-2009年)










































































トヨタ・マークX(初代)
GRX12#型

前期型(2004年11月 - 2006年10月)

2004 Toyota Mark-X 01.jpg

後期型(2006年10月 - 2009年10月)

2006 Toyota Mark-X 01.jpg

製造国
日本の旗 日本中華人民共和国の旗 中国
販売期間
2004年11月 - 2009年10月
設計統括
山本卓
乗車定員
5人
ボディタイプ
4ドアセダン
エンジン
4GR-FSE型 2.5L V6 DOHC D-4
3GR-FSE型 3.0L V6 DOHC D-4
中国のみ:
5GR-FE型 2.5L V6 DOHC
3GR-FE型 3.0L V6 DOHC
駆動方式
四輪駆動/後輪駆動
変速機
6速/5速AT
サスペンション
前:ダブルウィッシュボーン
後:マルチリンク
全長
4,730mm
全幅
1,775mm
全高
1,435-1,445mm
ホイールベース
2,850mm
車両重量
1,500-1,570kg
横滑り防止機構
一部車種に標準装備またはオプション
別名
トヨタ・レイツ(鋭志)
先代
トヨタ・マークII
-自動車のスペック表-


車両概要


それまでのマークII兄弟(マークII・チェイサー・クレスタ・ヴェロッサ)からの脱却を目的に、モデルチェンジにあたり12代目クラウン(通称ゼロ・クラウン)で大幅に刷新されたプラットフォームの採用を契機に名称を含めた大胆な改革を実施した車が「マークX」である。


エクステリアは典型的な4ドアセダンであるものの、マークII時代の正統派からは一転して大胆なスタイリングへと変貌。インパクトの強いデザインが特徴の片側3連プロジェクター式ヘッドライトや厚みを持たせたトランクリッド、ミニバンに刺激されて居住性重視となったあげくルーフ高が高くなりすぎたX110系マークIIの反省から30mmから40mmも全高を低くして、走りのスポーツセダンへの回帰を図った。


こうして「新世代のスポーツセダン」として大胆で挑戦的なエクステリアデザインを取り入れたものが同車であり、とくにリヤバンパーとマフラーのテールエンドが一体化したディフューザー構造をトヨタ製高級セダンで初めて採用。クラウンやレクサスなど、このマークX以降に開発されたトヨタ製の高級セダンの多くもこれを踏襲している。4代目レクサス・LS(ハイブリッドも含む)や同じトヨタブランドの13代目クラウン、5代目クラウンマジェスタにも受け継がれた。


こうしたデザインである以上マフラー交換は容易には行うことができず、多くのトヨタ車用エアロパーツや北米トヨタのサイオン純正エアロパーツを手がける多数のメーカーから対応品が発売されている。ちなみにリアバンパーとマフラーのテールエンドは接合されておらず、バンパーの穴にマフラーのパイプ部分が若干の隙間を開けて挿入されているため、マフラーの排気性能や空力性能の向上にも貢献している。


新しく採用されたプラットフォームは12代目 (S180系)クラウンに先行採用されたものをベースとして運動性能の向上を目的に軽量化が施された。ここで採用された改良事項は、後にプラットフォームを共有する「レクサス (LEXUS)」のISファミリーやGSシリーズにも技術転用され、それぞれで熟成が図られ進化している。


エンジンはマークII時代に搭載されていた直列6気筒から新世代のGR系V型6気筒へと変更された。同車には12代目クラウンの前期型と同様に直噴 (D-4)仕様の2.5L (215PS)と3L (256PS)が採用され、2.5L (215PS)4GR-FSEエンジンはトヨタと長年の技術パートナーシップを組んでいる「ヤマハ発動機」にて生産されている。3L(256PS)3GR-FSEエンジンはトヨタ下山工場にて生産されている。トランスミッションはマニュアルモード付きの6速AT(四輪駆動車は5速AT)となり、マークIIファミリーの歴代モデルよろしく18インチアルミホイールを履いたスポーツグレードが設定されたものの、X70・X80系のGT-TWIN TURBO、X90・X100系のTOURER V、X110系のiR-Vなどに相当するMT搭載のターボエンジン搭載のスポーツセダンは消滅した。


また、クラウンやレクサスブランド車には設定のない「6:4分割可倒式リアシート」によるトランクスルー機能を持ち合わせていることがマークXの特徴である。なお、車体の形式記号はクラウンと同様に先代モデルとなるマークIIファミリーから引き続いて「“X”・・系」(マークXの場合はX120系となる)を名乗ることとなった。



沿革 (初代)




2004年11月9日

正式発表、従来のマークIIの後継車種として発売が開始される。月間目標販売台数は5000台。

エンジンはクラウンと同じく3Lと2.5LのGR系V型6気筒を搭載し、グレード体系は3L車が300GPREMIUM, 300G、2.5L車は250Gを基準にL packageとF packageを設定、250Gのみ四輪駆動仕様車を設定するという展開となった。

また、スポーツバージョンとして300G PREMIUMと250GにS packageを設定。空力性能の向上に寄与するリアスポイラーを標準装備。また専用スポーツチューンドサスペンション(S Package専用AVS+強化スタビライザー)と大径ディスクブレーキ、そして専用の225/45/R18タイヤと18インチアルミホイールを標準装備する。


2005年10月24日


中華人民共和国にて現地生産開始。マークXの名は引き継がれず「レイツ (Reiz)」の名称で販売(漢字表記は「鋭志」)。


2006年1月


東京オートサロンにてモデル初のチューニングカーである「MARK X Special Versionシリーズ」(詳細は後述)を発表・発売。

2006年10月11日


マイナーチェンジ。内外装の意匠変更とウインカー内蔵ドアミラーを採用と同時にボディカラーを差し替え。またグレード体系の見直しが行われ、スポーツバージョンである「S package」の設定グレードが従来の「300G PREMIUM」から標準の「300G」へと変更となる(「250G S package」については変更なし)。

また「S package」専用装備として新たに3本スポークステアリングやメタル調のセンターコンソールパネルが追加されスポーツグレードにふさわしいインテリアを演出した。こうして従来よりも本格的なスポーツ仕様へと進化して、他グレードとのさらなる差別化が図られた。

さらに、トヨタモデリスタより前期型で大好評だった「MARK X Special Version Supercharger」のDNAを引き継ぐコンプリートカーとして「MARK X Supercharger」を発売。「300G」シリーズ(「S Package」含む)をベースにエンジンのみ「MARK X Special Version Supercharger」と同じチューニングを施したコンプリートカーで、台数や期間による生産制限は設けられてはいない。


2007年9月10日

ジャガード織物を使用した専用シート、専用木目調パネル、専用木目調&本革巻き4本スポークステアリングホイール、ディスチャージヘッドランプ(専用ティントグリーンエクステンション)を装備し、上質を高めると共に、SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)・カーテンシールドエアバッグ(前後席)を装備した特別仕様車「250G Limited」「250G Four Limited」を発売。

2007年9月26日

初の派生車種の「マークXジオ」を発表・発売。同じ「マークX」という名称であるがプラットフォームの血縁関係は一切ない(「ジオ」に関しては、「ブレイド」などとプラットフォームを共有する)派生車。


2008年7月1日

装備厳選の「Fパッケージ」をベースに、スマートエントリー&スタートシステム、エンジンイモビライザーシステムを特別装備し、ディスチャージヘッドランプ(ロービーム、オートレベリング機能付)や16インチアルミホイールなども装備した特別仕様車「250G FパッケージSmart Edition」、「250G Four FパッケージSmart Edition」を発売。




2代目(通算11代目) GRX130(2009年 - )


































































トヨタ・マークX(2代目)
GRX13#型

2009年10月 - 2012年7月

2009 Toyota Mark-X 01.jpg

2012年8月 - 2016年11月

2012 Toyota Mark-X 01.jpg

250S (2016年11月 -)

Toyota MARK X 250S (DBA-GRX130-AETSH).jpg

販売期間
2009年10月19日 -
ボディタイプ
4ドアセダン
エンジン
4GR-FSE型:
2,499cc V型6気筒 直噴DOHC
2GR-FSE型:
3,456cc V型6気筒 直噴DOHC
駆動方式
後輪駆動:2WD車
四輪駆動:4WD車(電子制御フルタイム4WD:2.5L車のみ)
最高出力
4GR-FSE型:
149kW (203PS)/6,400rpm
2GR-FSE
234kW (318PS)/6,400rpm
最大トルク
4GR-FSE型:
243N・m (24.8kgf・m)/
4,800rpm
2GR-FSE型:
380N・m (38.7kgf・m)/
4,800rpm
変速機
6速AT(6-Super ECT)
サスペンション
前: ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
後: マルチリンク式コイルスプリング
全長
4,730mm
2009年10月-2012年8月
4,750mm
2012年8月-2016年11月
4,770mm
2016年11月-
4,795mm (G's)
2012年8月-2017年6月
4,795mm(GR SPORT)
2017年9月-
全幅
1,795mm
全高
1,435mm(2WD車)
1,445mm(4WD車)
1,420mm(G's)
2012年8月-2016年11月
1,420mm (GR SPORT)
2017年9月-
ホイールベース
2,850mm
車両重量
1,510-1,560kg
2009年10月-2012年8月
1,510-1,570kg
2012年8月-
ブレーキ
前:ベンチレーテッドディスク
前:Φ356mmベンチレーテッドディスク(G's)
前:ベンチレーテッドディスク(18インチ)高剛性4ポット対向モノブロックキャリパー(GR SPORT)
後:ディスク(2.5L車)
後:ベンチレーテッドディスク
(3.5L車)
後:Φ310mmベンチレーテッドディスク(G's)
後:ベンチレーテッドディスク(17インチ)フローティングキャリパー(GR SPORT)
別名
トヨタ・レイツ(鋭志)(中国のみ)
-自動車のスペック表-


車両概要(2代目)


2009年10月19日、初代の誕生からおよそ5年、「マークX」としてはモデル初のフルモデルチェンジを実施。「マークII」の時代から通算11代目のモデルとなる。月間販売目標台数は3000台(当時)と発表されている。
2代目のエクステリアは、glam tech(グラムテック)をキーワードにコンサバティブな「マークII」より大胆でアグレッシブとなった初代のデザインテイストをさらに熟成・昇華させ、より攻め込んだスポーツサルーンでありつつ上質なプレミアムカーとしての進化を図った。2009年10月登場型のキャッチコピーは、「SAMURAI X」である。CMには佐藤浩市を起用した[2]。フロントフェイスには初代のアイデンティティであった三連のヘッドランプとメッシュグリルも引き続き採用された。またリアコンビネーションランプもフロントと同じく三連タイプに変更され、さらにトランクリッドへもランプを追加した。


先代で採用されて後にトヨタが展開する高級車ブランド、レクサスのフラッグシップであるLSやIS F、そして同じトヨタブランドの上級車種であるクラウンやクラウンマジェスタにも採用されてプレミアムカーのアイコン的存在となった、リヤバンパーとマフラーのテールエンドが一体化している構造は今回、採用を見送り、レクサスのISやGSと同じバンパー別体のマフラーエンドへと変更された。


プラットフォームは12代目クラウン、3代目レクサスGSと共通のプラットフォームを先代に引き続き採用している[3]


エンジンは初代で新たに搭載されたGR系のV型6気筒を引き継ぐが、3Lエンジン(3GR-FSE型・256ps/32.0kgm)がレクサスIS350と同型となる3.5Lの「2GR-FSE型」(318ps/38.7kgm)へと換装され、大幅なパワー&トルクアップが図られて動力性能をより向上させた。また、2.5Lエンジン(4GR-FSE型)は従来のプレミアムガソリン仕様からレギュラーガソリン仕様へと変更され、パワー&トルクこそ従来型より若干低下したものの燃費性能は大幅に向上した。なお、全車トランスミッションを6速(オートマチック)に統一した。


3.5L車の全車には、クラウン・アスリートの3.5Lが搭載するアドヴィックス製の「アルミモノブロック4ポット対向キャリパー」と大径ディスクローター(17インチサイズ/334φ)を移植してストッピングパワーを引き上げ、さらにクラウン・アスリートよりも太い235/45/R18サイズのタイヤと18インチアルミホイールを採用して大幅に向上したパワー&トルクに対応している。


また、年々厳しくなる安全性能に対応すべくさらに装備を充実させた。7個のエアバッグや旋回時の横滑りを抑える「VSC」と加速時の車軸空転を防ぐ「TRC」、そして後部衝突時に頸部へ加わる衝撃を軽減する「アクティブヘッドレスト」を全車へ標準装備した。


平均燃費や渡航可能距離などを表示する「マルチインフォメーションディスプレイ」には高コントラストの白色有機ELを採用して視認性を向上させた。そしてラゲージスペースは4人分のゴルフバッグと鞄を収められるよう最大容量を拡大(480L)している。



グレード


価格帯は238万円から380万円(2012年8月改良型では250万円から540万円、2016年11月改良型では265.68万円から385.02万円)と幅広く、そして本モデルでの新たな試みとしてユーザーの趣味嗜好に合わせグレードを3種類に大別し、各々の性格をより強調して選択の幅を広げている。



Premium type

2009年10月登場型では3.5L車のみに設定されていた最上級グレード。エクステリアには、専用デザインのグリル・フロントバンパーとサイドスカートにメッキのモールを配して他グレードとの差別化を図っている。また、ミリ波レーダー方式の「プリクラッシュセーフティシステム」が全車で唯一搭載可能となるグレードでもある。また装備を大幅に充実させた最高級仕様の「Premium L Package」も用意されていた。

2012年8月改良型ではフロントロアグリルやサイドマットガードにメッキ加飾を施し、シート表皮にアルカンターラを新設定。ナノイーとスーパーUVカットガラス(フロントドアガラス)を標準装備し快適性も高め、後輪駆動車にはFAD(振動数感応)ショックアブソーバーも採用し、優れた操舵性・走行安定性とショックの少ない適な乗り心地を高次元で両立した。また、グレード体系を見直し、「Premium L Package」を廃止する代わりに、これまで設定がなかった2.5L車にも設定。さらに、2.5L・四輪駆動車の「PREMIUM Four」を新設した。

2016年11月のマイナーチェンジをもって廃止となった。



Sports type

3.5L車 (350S)と2.5L車 (250G S Package/250G S Package Relax Selection)の双方に用意される「スポーティグレード」で、「マークII」時代のスポーティグレードであるツアラーシリーズに相当するグレード。エクステリアは、空力性能を向上させる専用のフロント&リヤバンパースポイラーとリアスポイラーを標準装備。またヘッドランプとリヤコンビネーションランプにスモーク塗装が施されて他グレードとの差別化を図っている。

またレクサスISと同様に、本来はそういった運転をしない車だが、スポーティな走りをする時の素早い変速に対応できるように「パドルシフター」を搭載。そして3.5L車には、「クラウン・アスリート」の3.5L車やレクサスの「IS350」&「GS350」と同じく車両姿勢制御安定化システム「VDIM」を全車で唯一搭載し、さらに「アクティブ・ステアリング統合制御(EBD付ABS+VSC+TRC+EPS)」も追加されて、若年層のあらい運転にも対応できるように仕立てられている。

2012年8月改良型ではリアスポイラー(バンパーロア)のデザインを変更し、フロントロアグリルをメッシュタイプに変更してスポーティ感を大幅に強調し、内装パネルに幾何学調柄を新設定した。なお、「250G S Package Relax Selection」は廃止。

2016年11月改良型ではグレード体系を刷新し、「250G S Package」を「250S」に改名、2.5L・四輪駆動車の「250S Four」及び最上位仕様の「250RDS」・「350RDS」を新設、「350S」を廃止した。アルミホイールは「250S」・「250S Four」は切削光輝+ダークメタリック塗装を施した16インチ、「250RDS」・「350RDS」はスパッタリング塗装を施した18インチ(「250S」・「250S Four」にもオプションで装備可能)をそれぞれ採用。ロアグリルにメッシュデザインを採用し、ヘッドランプはBi-Beam LEDヘッドランプとLEDクリアランスランプ/デイライトを組み合わせた角型6眼タイプとなり、リアスポイラー(ラゲージ&バンパーロア)のデザインを変更した。内装はパドルシフトを装備し、アクセルペダル・ブレーキペダル・フットレストにアルミを施した。「250RDS」・「350RDS」はブラック/レッド、ブラック/ホワイトの2種類が選択可能な2トーンの専用内装色を設定し、シート表皮にアルカンターラを、インサイドドアグリップ表皮に共和レザーの「アクアウィッシュ」をそれぞれ採用し、流れる光の波を表現したブロックデコのインテリアパネルを採用したほか、電子制御でショックアブソーバーの減衰力をコントロールするAVSを標準装備した。



Standard type

2.5L車のみに設定され販売面での中心になる基幹グレードで、2009年10月登場型では全車で唯一の四輪駆動仕様車 (250G Four)が設定されている。標準仕様の「250G」をベースに装備を充実させた「Relax Selection」と、逆に装備を厳選し価格を抑えたエントリーモデルの「F Package」が用意されていた。

2012年8月改良型ではインテリアカラーをビターブラックとアイボリーブラックの2色に刷新し、木目調パネル色にグレージュを追加した。なお、「Sports type」同様、「250G Relax Selection」を廃止した。

2016年11月改良型ではクロームメッキのフロントバンパーモールとサイドフィンデザインのロアグリルを組み合わせたフロントフェイスで、Sports typeに標準装備されているBi-Beam LEDヘッドランプ&LEDクリアランスランプ/デイライトのオプション設定を追加した(ただし、「F Package」は未設定)。



G's


「G's」はGAZOOレーシングのテストドライバーがトータルチューニングを施してハンドリング性能を高める一方、架装工程のインライン化などによって価格を抑えたスポーツコンバージョン車で、ノア/ヴォクシー、ヴィッツ、プリウスに続く第4弾としてマイナーチェンジに合わせて発表された。


Sports type(「250G S Package」・「350S」)をベースに、コイルスプリングやショックアブソーバーに加え、ブッシュにもチューニングを施した専用サスペンションを採用し、各種メンバーブレースの採用や溶接のスポット点数の追加によりボディ剛性を高め、空力パーツを追加で配置。さらに、高剛性・軽量設計の19インチ鍛造アルミホイール、高性能タイヤ、ブレーキキャリパーを採用。フロントフェイスを専用デザインにするとともに、リアも4本出しマフラー(大径バッフル)を採用。シート表皮にアルカンターラを採用するとともに、運転席・助手席には「G's」エンブレム付専用スポーツシートを採用した。


なお、「Premium type」同様に、2016年11月のマイナーチェンジをもって廃止となり、2017年9月に発売を開始した「GR SPORT」に引き継がれた。



GR SPORT


「GR SPORT」は、前述の「G's」に替わって投入されたスポーツカーシリーズである。マークXの他にも、ヴィッツ、プリウスPHV、ハリアー、ヴォクシー/ノアにも設定されている。


Sports type(「250S」・「350RDS」)をベースに、外観はホワイト塗装+GRロゴ入りのブレーキキャリパーと専用エンブレム(前後、サイド)を装備。内装はGRロゴ入りの専用スポーティシートと専用メーター、小径ステアリングホイール、LEDイルミネーションビームを装備し、ドアトリムやフロントシートなどには専用加飾やシルバーステッチを、ドアスイッチベースなどにはカーボン調加飾をそれぞれ施した。さらに、サスペンションに専用チューニングを施すとともに、スポット打点の追加とブレースの追加も行われた。



コンプリートカー


初代で好評だったトヨタモデリスタのプロデュースによる「Vertiga(ヴェルティガ)」と、クラウンアスリートでも設定された「+M SuperCharger(プラスエム・スーパーチャージャー)」という2種類のコンプリートカーが同時にリリースされた。



Vertiga

初代と同じく専用のデザインのフロントバンパーをはじめVertiga専用のエアロパーツを装着し、初代「Vertiga」のテイストを引き継いだものだったが、マイナーチェンジに伴い、無くなった。



+M SuperCharger

先代でもリリースされた「SuperCharger」の進化版で、ベースエンジンが3.5Lとなったことでさらなるパワーアップが実現した。TOM'S製スーパーチャージャー(ルーツブロアー式)に水冷インタークーラーと専用チューンのECUが搭載されるほか、増大したパワーに対応すべく-20mmの専用ローダウンサスペンションも標準で装備される。スペックは360PS/50.8kg・mで、クラウンアスリート「+M SuperCharger」と同一となる。


GRMN

3.5Lモデルをベースにガズーレーシング特別モデルが、2015年3月に発表された。先着順百台限定生産のG'S特別仕様で、ATの設定がされていないことが大きな特徴。車輌販売価格は、消費税込み540万円。同年6月に全国のトヨペット店を経由して販売された。トランスミッションは、マークX唯一のMT6速(後輪駆動車のみ、四輪駆動車の設定無し)となり、限定車の括りがあるもののマークⅡ歴代モデルに存在したGT-TURBO/ツアラーV等のスポーツグレードが復活した。このMT6速は、GRMNモデルのために専用開発。その他特別仕様として、19インチBBS専用ホイールとGRMN専用に開発されたサスペンション、プログラムの最適化により標準エンジンに対して3PSの最高出力向上、モノコックフレームの強化やドライカーボン(炭素繊維)のルーフパネルが採用された。



沿革(2代目)




2009年10月19日

正式発表・同日より発売開始。


2010年9月17日


中国にて販売開始。生産は現地合弁会社、天津一汽豊田汽車有限公司。中国での車名は初代モデル同様「レイツ」。

2010年10月12日

「250G」および「250G Four」をベースに、「Relax Selection」に装備されている助手席4ウェイパワーシートやブラックの専用シート、本革巻き&茶木目調のステアリングホイールとシフトノブを採用したほか、プラズマクラスター(マイナスイオン発生機能付)やフロントフォグランプも装備した特別仕様車「250G Relax Selection・Black Limited」・「250G Four Black Limited」を発売。ボディカラーは専用色のダークブルーマイカを含む7色を設定した。


2011年8月1日

特別仕様車「250G Relax Selection・Black Leather Limited」・「250G Four Black Leather Limited」を発表(同年9月11日販売開始)。特別装備の基本的な内容やボディカラーは2010年10月発売の「Black Limited」と同等であるが、今回はブラックの専用シートが本革シートに変更となり、運転席8ウェイパワーシートと快適温熱シート(運転席・助手席)を追加。さらに、本革表皮フロントコンソールボックス、ソフトプライバシーUVカット機能付グリーンガラス(リヤドアガラス・バックガラス)が新たに特別装備された。


2011年11月8日

香港およびマカオが日本国内仕様の250G“Sパッケージ”が販売開始。


2012年8月27日

マイナーチェンジ。フロントとリアバンパー、フロントグリル、リアコンビネーションランプの意匠が大幅に変更され、内装材やフロントピラー内の制振材の採用を拡大し静粛性が向上、溶接のスポット点数追加によりボディ剛性も高まった。併せて、スポーツコンバージョン車の「G's」を発表した(10月9日販売開始)[4]


2013年2月28日

「G's」にCFRP(炭素繊維強化樹脂)のルーフ(クリア塗装)と専用ルーフモール(ブラック塗装)を採用したことで、外観のスポーティ感の向上と軽量・低重心化による走行性能向上を図った特別仕様車「250G Sパッケージ・G's CARBON ROOF Ver.」・「350S G's CARBON ROOF Ver.」を発表(6月3日販売開始、100台限定販売)。


2014年9月1日

一部改良[5]。Premium type(「PREMIUM」・「PREMIUM Four」)の内装色にブラックを追加し、オプション設定のインテリジェントパーキングアシスト(イージーセット機能&駐車空間認識機能付)をStandard typeの「250G」・「250G Four」にも拡大設定された。併せて、特別仕様車「250G Yellow Label」・「250G Four Yellow Label」・「250G Sパッケージ・Yellow Label」を発売。「250G」・「250G Four」をベースに、内装色と専用ファブリック仕様に変更したシート表皮にはイエローとブラックの2色を設定したほか、センターコンソール・ドアスイッチベース・インパネに専用ストライプ柄ブラックパネル、本革巻きステアリングホイールやシートなどにイエローステッチ、シフトノブやメータリングなどにピンキッシュゴールド加飾をそれぞれ採用するとともに、スーパークロムメタリック塗装のアルミホイール、助手席4ウェイパワーシート、撥水機能付スーパーUVカットガラス(フロントドア)、クルーズコントロールなどを装備。ボディカラーは特別設定色の「アウェイクンイエロー」を含む4色を設定した。

2014年12月18日

GAZOO Racingが開発したスポーツコンバージョン車「GRMN」と銘打ったドレスアップモデルを100台限定で発売することを発表(2015年3月1日注文受付開始、同年6月上旬販売開始)[6]。「350S」をベースに、日本国内で販売されている国産後輪駆動セダンでは唯一となる6速MTを採用したほか、サスペンションの専用チューニングを行い、補強用ブレースやドアスタビライザーの追加によるボディ剛性の向上、専用トルセンLSD、前後で異なるタイヤサイズを採用し、ブレーキ部品を軽量化。さらにCFRP(炭素繊維強化樹脂)製ルーフパネルやスポイラー(フロント・リア)の採用用による軽量化も行われた。外観はフロントフェイスを空力性能に配慮したデザインにしたほか、ライセンスガーニッシュをボディ同色、サイドミラーカバーをブラックにそれぞれ変更し、前後に専用エンブレムも採用。内装は6速MTの採用に伴って専用デザインのシフトレバーを採用し、ペダル配置を変更。サイドブレーキは手引き式となった。また、専用スポーツシートを採用し、ステアリングを小径化したほか、インテリアを黒基調とし、インパネガーニッシュやメーター周辺にピアノブラック塗装を採用し、シートやドアトリムなどに東レの「ウルトラスエード」を採用。専用コンビネーションメーターやGRMNロゴ入りエンジンスタートスイッチも採用した。

併せて、「G's」には前述の特別仕様車「Yellow Label」の特別設定色として設定されていた「アウェイクンイエロー」が追加設定された。


2016年11月22日

2度目のマイナーチェンジ[7]。フロントバンパー・ロアグリルをサイドから包み込むように張り出した縁取りでワイドに低く構え、ヘッドランプをシャープな形状にするなどフロントフェイスを刷新。リアコンビネーションランプはブラック基調・クリアレンズとなった。ボディカラーも変更され、「アイスチタニウムマイカメタリック」と「ダークブルーマイカ」を廃止し、「プレシャスブラックパール(オプションカラー)」と「トゥルーブルーマイカ」を追加するとともに、洗車などによる小さなすり傷を自己修復するクリア塗装「セルフリストアリングコート」を全色に採用した。ステアリングホイールはStandard typeの「Fパッケージ」を除く全車にディンプル付4本スポークを採用し、室内スイッチなどの照明をクリアブルーに統一。併せて、溶接のスポット打点を追加し、構造用接着剤を用いるなどボディ接合剛性を強化し、サスペンション設定を変更し、「250G(「F Package」を含む)」と「250S」にはFAD(振動数感応)ショックアブソーバーを採用した。安全装備を充実化し、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、ブレーキ制御機能付レーダークルーズコントロールで構成された衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備した。なお、"X"をデザインしたフロントエンブレムは「Toyota Safety Sense P」の検知センサーの一つであるミリ波レーダーと一体化された。


2017年9月19日

スポーツコンバージョン車「G's」に替わるスポーツカーシリーズ「GR」の投入が発表され、「250S"GR SPORT"」と「350RDS"GR SPORT"」の2モデルを設定して発売が開始された[8]

2018年7月

衝突回避支援パッケージの名称を「Toyota Safety Sense P」から、「Toyota Safety Sense」に変更[9]。(公式発表なし)








販売店


マークIIの後継車種ということもあり、取り扱い販売店は引き続き「トヨペット店」となっている(東京地区では東京トヨタでも取り扱い)。[10]



個人タクシー


近年では、同じエンジンを搭載するクラウンよりも価格が100万円程度安価であることから、個人タクシーでの使用も多くなっている。



チューニングカー


マークXの取扱ディーラーであるトヨペット店の発足50周年記念モデルとして、初代モデル(前期型)をベースにトヨタモデリスタインターナショナルと共同開発した「Special Version Supercharger」と「Special Version」の2車種が全国100台限定で発売された。


特に「Supercharger」は、かつてのマークIIやチェイサーの「TOURER-V」などに代表されるハイパワースポーツセダンの後継として3Lの3GR-FSEにトヨタのセミワークスである「TOM'S」がエンジンチューニングを実施。TOM'SがOS技研と共同開発したスーパーチャージャーをドッキングして320ps/42.0Kg-mまでパワーアップし、同時にトランスミッションをはじめとした駆動系にも手が入れられて強化されている。また、サスペンションもパワーアップに伴ってさらにチューニングが施された。そしてインテリアにも特別な素材を使って質感をさらに向上させるなど、そのカスタマイズ内容は多岐にわたる。


そして「Special Version Supercharger」の価格は、ベース車両の倍近くとなる609万円(東京店頭渡し価格)であった。


先代マークIIに設定されていたMT仕様車が消滅したことから、トヨタ系チューニングメーカーであるサードからIS350/IS250用に新規で開発したマニュアルミッション化キットが販売されている[11]。ただし価格はキットのみで100万円を超える。


120型に1JZ-GTと先代マークII用のMTを搭載し、公認車検を取得し公道走行可能としている車両がごく少数ではあるが存在している。



モータースポーツ



サーキット




GT300仕様


2015年スーパー耐久のST-3クラスに、埼玉トヨペット Green BraveがG'sをベースにしたマシンを2015年の第6戦に投入、2016年よりフル参戦を開始した。トヨペットにとっては、マークXは1968年にデビューしたコロナ、そしてマークIIに続く専売車種であり、レースを戦うならばたとえ不利でも、トヨペット店のシンボル車種であるマークXで戦いたいという強い希望あってのことだった[12]。なお2017年途中からはマーク᙭ GR SPORTにスイッチしている。


また同チームはSUPER GTのGT300クラスにてマザーシャシーにマークXのボディを架装したマシンを開発。2017年からフル参戦を開始した。



ドリフト


D1グランプリに参戦している高橋邦明が130型を使用して参戦している。この車両はエンジンを2JZ-GTEに換装されており、1,000馬力近いパワーを誇る。外装は2012年シーズン途中でG's仕様に変更された(なお変更した時点ではG's仕様はまだ発売前であった)。2014年には見事チャンピオンとなった。



警察車両


警察車両としては高速道路交通取締用および機動捜査用の覆面パトカーとしても導入されている。



初代




  • 静岡県警、山梨県警で警ら用パトカーとして採用されている。

  • 後期モデルが警視庁を中心に覆面パトカー(捜査用、幹部用)として採用されている。



2代目




  • 山梨県警で警ら用パトカーとして採用されている。

  • 覆面パトカー(機動捜査隊用、幹部用)として採用されている。

  • 一部地域の警察本部に交通取り締まり用覆面パトカーとして2012年末から国費納入されている。


  • 警視庁では2016年から先述の+M SuperCharger(車体色、ホワイトパールクリスタルシャイン)を東京都の公費で交通取締用覆面パトカーとして15台導入。
    • 入札仕様書による価格は一台あたりおよそ830万円と、この用途の車両の中では群を抜いて高額になっている。[13]





車名の由来



  • 英語で「目標」「成功」「名声」を意味する「MARK」に、「次世代の」「未知の可能性」を意味する「X」を組み合わせ、未知なる可能性に挑む思いを込めたとされる[14]

  • 2016年11月変更型から設定されている「RDS」は、Rakish Dynamic Sportsの略。Rakishは「軽快な」「粋な」という意味。



脚注





  1. ^ ただしマークIIでは4年でフルモデルチェンジされていたが、Xでは5年でフルモデルチェンジしている。しかし、2代目モデルは9年も生産されている(当初、フルモデルチェンジの構想があったが、諸事情からマイナーチェンジに転換した)。


  2. ^ 先代途中から引き続き起用。また後にTOYOTOWNのCMでは須藤部長を演じている他TBS系列で2014年3月22日から3月23日にかけて放送された「LEADERS リーダーズ」においては豊田喜一郎をモデルとした人物を演じている。なお佐藤は以前、日産ローレルのCMに出演していた。2016年11月のマイナーチェンジで起用終了。


  3. ^ CORISM クルマもデフレ化!?【新型 トヨタ マークX 開発者インタビュー】デフレ時代の高級車とは!?


  4. ^ TOYOTA、マークXをマイナーチェンジ


  5. ^ TOYOTA、マークXを一部改良ならびに特別仕様車を発売 - トヨタ自動車株式会社 ニュースリリース 2014年9月1日


  6. ^ TOYOTA、マークX“GRMN”を100台限定発売 -同時に、マークX G'sに外板色を追加 - トヨタ自動車株式会社 ニュースリリース 2014年12月18日


  7. ^ “TOYOTA、マークXをマイナーチェンジ” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2016年11月22日), http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/14285623/ 2016年11月22日閲覧。 


  8. ^ “TOYOTA、スポーツカーシリーズ「GR」を投入-クルマを楽しむ文化の醸成に向けた取り組みを強化-” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2017年9月19日), http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/18634585 2017年9月19日閲覧。 


  9. ^ 「トヨタマークX カタログ」、2018年7月発行。PCO11401-1807


  10. ^ 大阪地区はトヨタ店で販売されていたが、2006年8月8日をもって大阪トヨタは大阪トヨペットに名称変更されたため、マークXがトヨタ店で販売される地域は東京地区のみとなった。


  11. ^ プラットフォームを共有するレクサスISの海外仕様車用MTを流用したものではない。クラッチペダルやサイドブレーキの足踏みからハンドへの変更パーツなどを含む。


  12. ^ 結成5年、トヨタ・マークX投入。埼玉トヨペットの“異例づくめ”なスーパーGT300挑戦


  13. ^ 一般的に国費導入されるクラウンの価格は、装備の差や、まとめ買いによる値引きを含めておよそ250万円〜350万円程度。


  14. ^ トヨタ お問い合わせ・よくあるご質問車名の由来マークXの車名の由来は何ですか?




関連項目







  • トヨタ自動車


  • トヨタ・マークII-先代車種

  • トヨタ・チェイサー

  • トヨタ・クレスタ

  • トヨタ・ヴェロッサ

  • トヨタ・クラウン


  • トヨタ・マークXジオ-派生車

  • SAMURAI CODE



外部リンク



  • トヨタ マークX|トヨタ自動車WEBサイト

  • レイツ(中国仕様)















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































Popular posts from this blog

android studio warns about leanback feature tag usage required on manifest while using Unity exported app?

SQL update select statement

'app-layout' is not a known element: how to share Component with different Modules