お印
お印(おしるし)は、日本の皇族が身の回りの品などに用いる徽章・シンボルマーク。御印章とも[1]。
目次
1 起源・使用の実際
2 歴代天皇・皇后
3 皇子女
3.1 大正天皇皇子
3.2 昭和天皇皇子女
3.3 今上天皇皇子女(平成)
4 皇族
4.1 東宮家
4.2 宮家
4.2.1 秋篠宮家
4.2.2 常陸宮家
4.2.3 秩父宮家
4.2.4 高松宮家
4.2.5 三笠宮家
4.2.5.1 桂宮家
4.2.5.2 高円宮家
5 旧皇族
6 脚注
7 参考文献
起源・使用の実際
起源は一般的には江戸時代後期、光格天皇の皇子・皇女らが用いたものとされているが、「内々のしきたりで記録にも残されない。正直言って詳しいことは分からない。」と宮内庁書陵部は発表している[2]。明治時代以降、宮廷内で広く用いられるようになった。皇室典範など法令上の明確な規定はなく、慣例として行われてきた制度である。皇族に仕える者たちが、皇族の名前や称号を書くことは恐れ多いと考え、お印を使うようになったともいわれる[3]。もともとは女性の間で始まったという説もある[4]。
親王、内親王、王、女王の場合は命名の儀において、内親王と女王をのぞく親王妃、王妃の場合は皇族男子との結婚時に定められる。圧倒的に植物にまつわるものが多いが、そうでない者もいる。決めるのは母あるいは祖母が多いとされるが[3]父母・祖父母や結婚する夫妻などの合議で決めている例も多い[5]。図案については、皇太子徳仁親王妃雅子の場合は東京芸術大学名誉教授の吉田左源二が図案化を担当したと記録されており[6]、外注されていることがわかる。
また、親兄弟と関連性を持たせたお印も多く、大正天皇の 4皇子は全員「若○」の形式であり、三笠宮崇仁親王の子女は全員「木へん」が共通している(なお、名前も全員「ウ冠」が共通)。
単に徽章としてのみならず、宮家を創設した場合の紋[7]や祝賀行事の際のボンボニエールに、お印の意匠が用いられるなど、その人の象徴として用いられている。実際に身の回りのものに刻印されることは少なく、旅行時の荷物の識別のため、タグに「はまなす」など、お印の名前を文字で書き込むことがある[4]。
歴代天皇・皇后
明治天皇:永(文字)
昭憲皇太后:若葉
大正天皇:壽(文字)
貞明皇后:藤
昭和天皇:若竹
香淳皇后:桃
今上天皇:榮(文字)
皇后美智子:白樺
皇子女
大正天皇皇子
迪宮裕仁親王:若竹
淳宮雍仁親王:若松
光宮宣仁親王:若梅
澄宮崇仁親王:若杉
昭和天皇皇子女
照宮成子内親王:紅梅
久宮祐子内親王:?
孝宮和子内親王:白菊
順宮厚子内親王:菊桜
継宮明仁親王:榮(文字)
義宮正仁親王:黄心樹
清宮貴子内親王:橘
今上天皇皇子女(平成)
浩宮徳仁親王:梓
礼宮文仁親王:栂
紀宮清子内親王:未草
皇族
東宮家
皇太子徳仁親王:梓
皇太子徳仁親王妃雅子:ハマナス
敬宮愛子内親王:ゴヨウツツジ
宮家
秋篠宮家
秋篠宮文仁親王:栂
文仁親王妃紀子:檜扇菖蒲
眞子内親王:木香茨
佳子内親王:ゆうな
悠仁親王:高野槇
常陸宮家
常陸宮正仁親王:黄心樹
正仁親王妃華子:石南花
秩父宮家
秩父宮雍仁親王:若松
雍仁親王妃勢津子:菊
高松宮家
高松宮宣仁親王:若梅
宣仁親王妃喜久子:亀→撫子
三笠宮家
三笠宮崇仁親王:若杉
崇仁親王妃百合子:桐
甯子内親王:楠
寬仁親王:柏
寬仁親王妃信子:花桃
彬子女王:雪
瑶子女王:星
宜仁親王:桂
容子内親王:楓
憲仁親王:柊
桂宮家
桂宮宜仁親王:桂
高円宮家
高円宮憲仁親王:柊
憲仁親王妃久子:扇
承子女王:萩
典子女王:蘭
絢子女王:葛
旧皇族
山階宮萩麿王:桜
脚注
^ 1933年12月 読売新聞「日嗣の皇子へ「栄」の御印章」ほか
^ 2006年9月12日 中国新聞
- ^ ab(椎谷 2002, p. 133)
- ^ ab(椎谷 2002, p. 166-168)
^ “皇室の系図-皇室とっておき”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2016年1月31日閲覧。
^ 『[ご結婚記念]皇太子殿下と雅子さま』 毎日新聞社、毎日新聞社、1993年、第2刷、147頁。
^ 例えば、秋篠宮家の紋は、菊花を初代当主の文仁親王のお印:栂で囲んだデザインになっている。
参考文献
- 椎谷, 哲夫 『敬宮愛子さまご誕生 宮中見聞記』 明成社、2002年、初版第二刷。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"""""""'""'"}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/Lock-green.svg/9px-Lock-green.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg/9px-Lock-gray-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/Lock-red-alt-2.svg/9px-Lock-red-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration{color:#555}.mw-parser-output .cs1-subscription span,.mw-parser-output .cs1-registration span{border-bottom:1px dotted;cursor:help}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/Wikisource-logo.svg/12px-Wikisource-logo.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output code.cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:inherit;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-visible-error{font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#33aa33;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration,.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-right{padding-right:0.2em}
ISBN 4-944219-10-5。
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