サッカーサウジアラビア代表
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国または地域 | ![]() |
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協会 | サウジアラビアサッカー連盟 |
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FIFAコード | KSA |
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愛称 | The Green Falcons |
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監督 | フアン・アントニオ・ピッツィ |
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最多出場選手 | モハメド・アル・デアイエ(181試合) |
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最多得点選手 | マジェド・アブドゥラー(67得点) |
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初の国際試合 | ||||
![]() ![]() (レバノン、1957年8月18日) [1] | ||||
最大差勝利試合 | ||||
![]() ![]() (東ティモール・ディリ、2015年11月17日) | ||||
最大差敗戦試合 | ||||
![]() ![]() (カサブランカ、1961年9月9日) | ||||
FIFAワールドカップ | ||||
出場回数 | 5回(初出場は1994) |
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最高成績 | ベスト16 (1994) |
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AFCアジアカップ | ||||
出場回数 | 10回 |
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最高成績 | 優勝 (1984, 1988, 1996) |
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FIFAコンフェデレーションズカップ | ||||
出場回数 | 4回 |
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最高成績 | 準優勝 (1992) |
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サッカーサウジアラビア代表(亜: منتخب السعودية لكرة القدم)は、サウジアラビアサッカー連盟によって編成されるサウジアラビアのサッカーのナショナルチームである。
目次
1 歴史
2 成績
2.1 FIFAワールドカップの成績
2.1.1 FIFAコンフェデレーションズカップ
2.2 AFCアジアカップの成績
2.3 ガルフカップの成績
2.4 アラブカップの成績
2.5 西アジアサッカー選手権の成績
3 歴代監督
4 歴代選手
5 出典
6 外部リンク
歴史
サウジアラビアの国際試合への参加は、1978年のFIFAワールドカップ・アルゼンチン大会の予選からである。1984年・1988年のAFCアジアカップでは砂漠のペレと称されたマジェド・アブドゥラーらの活躍で連続優勝。1984年のロサンゼルスオリンピック出場も果たしている。ただ、ワールドカップ本大会初出場は1994年のアメリカ大会まで待たなければならず、1993年のアジア最終予選ではカウンター重視の手堅い試合運びを演じ[要出典]、1位で同予選を通過した。同予選では初戦の日本戦で主将のアブドゥラーが負傷し、第3戦の韓国戦ではアル=ディアイエのミスから先制を許し攻勢にさらされたが、終了間際にアフマド・ジャミール・マダニーのヘディングで同点に追いつき危機を乗り切った。本大会ではオランダ、モロッコ、ベルギーのグループリーグを2勝1敗のグループ2位で通過。第3戦のベルギー戦では、アブドゥラーが前半で負傷したもののサイード・オワイランが4人抜きドリブルからゴールを決め、グループリーグを通過。決勝トーナメント1回戦でスウェーデンに敗れるもベスト16の成績を残している。これがワールドカップにおけるサウジアラビアの最高成績である。
世代別代表では、1989年のFIFA U-16世界選手権で優勝を果たしている。これは男子サッカーではアジア唯一のFIFA主催の世界大会における優勝である。このメンバーが中心となり、1994年のワールドカップ出場に導いている。オリンピックのサッカー競技では、年齢制限が設けられた以降では1996年アトランタ大会に出場したが、それ以後2008年北京大会まで3大会の出場を逃している。
アジアでの成績はガルフカップ優勝3回、AFCアジアカップ優勝3回。特にアジアカップでは初出場から5大会連続で決勝に進み、そのうち3度制覇している。敗れた2回はいずれも日本が相手で0対1のスコアで準優勝に終わった。アジアカップでは、4回のPK戦全てに勝利を収めている。
ガルフカップ2004、アジアカップ2004でのグループリーグ敗退などアジア強豪国としての地位も近年揺らぎつつあるとの意見もあったが[要出典]、AFCアジアカップ2007では復活し決勝まで進んだ。しかし、FIFAワールドカップ・南アフリカ大会のアジア最終予選では韓国、北朝鮮、イラン、UAEと同組で3位になり、アジア5位決定戦に進んだもののアディショナルタイムに勝ち越し、すぐに追いつかれるという形でバーレーンに敗れ、大陸間プレーオフ進出を逃し予選敗退を喫した。さらにAFCアジアカップ2011では、シリア、ヨルダンといった新興国に敗北を喫し、日本には0対5のスコアで大敗、2度目のグループリーグ敗退に終わる。またグループリーグの最中に代表監督ならびにサッカー協会会長の交代劇や、代表選手の飲酒が発覚(カタールはイスラム教国家だが、サウジアラビアよりも戒律が厳しくなくホテルやバーなどあれば飲酒が出来る。また、これが会長交代の引き金にもなった)も起きている[要出典]。さらにこの件を受けて2011年2月からの対外試合禁止を発表し、中東遠征を行ったU-22日本代表がサウジアラビアU-22代表戦のキャンセルを余儀なくされた。その後、2014 FIFAワールドカップ・アジア3次予選ではグループ3位に終わり、最終予選に進めずに2大会連続でワールドカップ出場を逃した。AFCアジアカップ2015でもグループリーグで敗退、2大会連続でベスト8進出に失敗し低迷から抜け出せなかったが、2018 FIFAワールドカップではアジア3次予選に進出し、B組2位で3大会ぶりの本大会出場を決めた。
本大会ではロシア、エジプト、ウルグアイと同じグループAに入り、初戦のロシア戦では0-5と大敗、2戦目のウルグアイ戦でも0-1で敗れ、そのままサウジアラビアのグループリーグ敗退が決まった。なお3戦目のエジプト戦では2-1と逆転勝利を収め、24年ぶりに勝利を収めた。
国内の石油資本を背景としてサウジアラビアにおけるサッカーのハード・ソフトは充実しており、アジアでは強豪国の一角を占めているが、サウジアラビアはアジア以外に弱いと言われている。サウジアラビアの代表選手は海外移籍に消極的で、サーミー・アル=ジャービルとフセイン・スライマーニーが海外でプレーした経験がある以外は全員が国内でプレーしている。背景にはかつては国が選手の海外移籍に厳しい制限を設けていたことと、この制限が緩和された後もオイルマネーにより潤沢な資金を持つサウジアラビアのサッカーリーグはカタールなどと同様に選手年俸が高く、選手たちが海外に移籍したがらないことがある[要出典]。
成績
FIFAワールドカップの成績
開催年 |
結果 |
試合 |
勝利 |
引分 |
敗戦 |
得点 |
失点 |
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不参加 |
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予選敗退 |
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![]() | |||||||
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![]() |
ベスト16 |
4 |
2 |
0 |
2 |
5 |
6 |
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グループリーグ敗退 |
3 |
0 |
1 |
2 |
2 |
7 |
![]() ![]() |
グループリーグ敗退 |
3 |
0 |
0 |
3 |
0 |
12 |
![]() |
グループリーグ敗退 |
3 |
0 |
1 |
2 |
2 |
7 |
![]() |
予選敗退 |
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![]() | |||||||
![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 7 |
合計 |
5/21 |
16 |
3 |
2 |
11 |
11 |
39 |
FIFAコンフェデレーションズカップ
開催年 |
結果 |
試合 |
勝利 |
引分 |
敗戦 |
得点 |
失点 |
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![]() |
準優勝 |
2 |
1 |
0 |
1 |
4 |
3 |
![]() |
グループステージ敗退 |
2 |
0 |
0 |
2 |
0 |
2 |
![]() |
グループステージ敗退 |
3 |
1 |
0 |
2 |
1 |
8 |
![]() |
4位 |
5 |
1 |
1 |
3 |
8 |
16 |
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不参加 |
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![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
合計 |
4/10 |
12 |
3 |
1 |
8 |
13 |
31 |
AFCアジアカップの成績
開催年 |
結果 |
試合 |
勝利 |
引分 |
敗戦 |
得点 |
失点 |
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![]() |
不参加 |
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![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() |
棄権 |
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![]() |
棄権 |
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![]() |
優勝 | 6 | 3 | 3 | 0 | 7 | 3 |
![]() |
優勝 | 6 | 3 | 3 | 0 | 5 | 1 |
![]() |
準優勝 | 5 | 2 | 2 | 1 | 8 | 3 |
![]() |
優勝 | 6 | 3 | 2 | 1 | 11 | 6 |
![]() |
準優勝 | 6 | 3 | 1 | 2 | 11 | 8 |
![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 1 | 2 | 3 | 5 |
![]() ![]() ![]() ![]() |
準優勝 | 6 | 4 | 1 | 1 | 12 | 6 |
![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 8 |
![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 0 | 2 | 5 | 5 |
![]() |
ベスト16 | 4 | 2 | 0 | 2 | 6 | 3 |
合計 | 10/17 | 48 | 21 | 13 | 14 | 69 | 48 |
ガルフカップの成績
開催年 |
結果 |
---|---|
1970 | 3位 |
1972 | 準優勝 |
1974 | 準優勝 |
1976 | 5位 |
1979 | 3位 |
1982 | 4位 |
1984 | 3位 |
1986 | 3位 |
1988 | 3位 |
1990 | 辞退 |
1992 | 3位 |
1994 | 優勝 |
1996 | 3位 |
1998 | 準優勝 |
2002 | 優勝 |
2003 | 優勝 |
2004 | 1回戦敗退 |
2007 | 3位 |
2009 | 準優勝 |
2010 | 準優勝 |
2013 | グループリーグ敗退 |
2014 | 準優勝 |
2017 | グループリーグ敗退 |
アラブカップの成績
開催年 |
結果 |
---|---|
![]() |
予選敗退 |
![]() |
予選敗退 |
![]() |
予選敗退 |
![]() |
3位 |
![]() |
グループリーグ敗退 |
![]() |
準優勝 |
![]() |
優勝 |
![]() |
優勝 |
![]() |
4位 |
西アジアサッカー選手権の成績
開催年 |
結果 |
試合 |
勝利 |
引分 |
敗戦 |
得点 |
失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
不参加 |
||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
![]() |
グループリーグ敗退 | 2 | 0 | 1 | 1 | 1 | 4 |
合計 | 2/8 | 5 | 1 | 2 | 2 | 2 | 5 |
歴代監督
マリオ・ザガロ 1981-1984
カルロス・アルベルト・パレイラ 1988-1990
レオ・ベーンハッカー 1993-1994
モハメド・アル・ハラシ 1994
イヴォ・ヴォルトマン 1994
ホルヘ・ソラーリ 1994
モハメド・アル・ハラシ 1995
ゼ・マリオ 1995-1996
ネロ・ヴィンガダ 1996-1997
オットー・フィスター 1998
カルロス・アルベルト・パレイラ 1998
モハメド・アル・ハラシ 1998
オットー・フィスター 1999
ミラン・マチャラ 1999-2000
ナーセル・アル=ジョーハル(en:Nasser Al-Johar) 2000
スロボダン・サントラッツ 2001
ナーセル・アル=ジョーハル(en:Nasser Al-Johar) 2001‐2002
ヘラルト・ファン・デル・レム 2003‐2004
ナーセル・アル=ジョーハル(en:Nasser Al-Johar) 2004
ガブリエル・カルデロン(w:en:Gabriel Calderón) 2004‐2005
マルコス・パケタ 2006.1‐2007.3
エリオ・ドス・アンジョス 2007.3‐2008.6
ナーセル・アル=ジョーハル(en:Nasser Al-Johar) 2008.6 - 2009.2
ジョゼ・ペセイロ 2009.2-2011.1
ナーセル・アル=ジョーハル(en:Nasser Al-Johar) 2011.1
フランク・ライカールト 2011.6-2013
フアン・ラモン・ロペス・カロ 2013-2014.12.15
コスミン・オラロイ 2014.12.16-2015.1
ファイサル・アル=バディーン 2015.3-2015.8
ベルト・ファン・マルワイク 2015.8-2017.9
エドガルド・バウサ 2017.9-2017.11
フアン・アントニオ・ピッツィ 2017.11-
歴代選手
- GK
モハメド・アル・デアイエ (アル・ヒラル)- Abdullah Al Deayea (アル・ヒラル)
- ワリード・アブドゥッラー (アル・シャバブ)
- ヤーセル・アル=モサイレム
- アブドゥラー・アル=マイウフ
- ムハンマド・アル=オワイス
- DF
ハマド・アル・モンタシャリ (アル・イテハド)
フセイン・スライマーニー (アル・ナスル)- アリー・アール=ブライヒー
- ヤーセル・アッ=シャハラーニー
- モハメド・アル=ブライク
- MF
ナワフ・アル・テミヤト (アル・ヒラル)- タイシール・アル=ジャーシム
モハメド・アル=シャルフーブ (アル・ヒラル)- サウード・カリーリー
- サルマーン・アル=ファラジュ
- FW
- マジェド・アブドゥラー
ヤセル・アル・カフタニ (アル・ヒラル)- サーミー・アル=ジャービル
マレク・マーズ (アル・アハリ(ジッダ))- サイード・オワイラン
- ユースフ・アッ=トゥナヤーン
- サアド・アル=ハールシー
- ムハンマド・ヌール
- ナシル・アルシャムラニ
- ナイフ・ハザジ
- ファハド・アル=ムワッラド
- ムフタール・ファッラータ
- アブドゥルファッターハ・アスィーリー
- モハメド・カンノ
出典
^ http://www.eloratings.net/Saudi_Arabia.htm
外部リンク
- Saudi Arabia FA official website
- サッカーサウジアラビア代表 (Only Arabic)
- RSSSFによるサウジアラビア代表の記録
サッカーサウジアラビア代表 - 歴代選手 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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