瀬々敬久
ぜぜ たかひさ 瀬々 敬久 | |||||||||||
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第30回東京国際映画祭にて(2017年10月) | |||||||||||
別名義 | 臼野 朗 うすの ろう 迦桜羅 かるら 甲賀 三郎 こうがさぶろう 南極1号 なんきょくいちごう | ||||||||||
生年月日 | (1960-05-24) 1960年5月24日(58歳) | ||||||||||
出生地 | 日本・大分県西国東郡真玉町(現・豊後高田市) | ||||||||||
職業 | 映画監督、演出家、脚本家、俳優 | ||||||||||
ジャンル | 映画、オリジナルビデオ、テレビドラマ、ドキュメンタリー番組 | ||||||||||
活動期間 | 1985年 - | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
『感染列島』 『64-ロクヨン- 前編/後編』 | |||||||||||
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瀬々 敬久(ぜぜ たかひさ、1960年5月24日 - )は、日本の映画監督、脚本家、演出家、俳優である[1]。筆名には、臼野 朗 (うすの ろう)、迦桜羅 (かるら)、甲賀 三郎 (こうがさぶろう)、南極1号 (なんきょくいちごう)等がある[1]。
目次
1 人物・来歴
2 フィルモグラフィー
2.1 映画
2.2 オリジナルビデオ
2.3 テレビ
3 脚注
3.1 注釈
3.2 出典
4 外部リンク
人物・来歴
1960年5月24日[2]、大分県真玉町(現・豊後高田市)に生まれる[3][4]。
京都大学文学部哲学科に入学、満25歳を迎える1985年、16mm映画『ギャングよ、向こうは晴れているか』を自主製作、監督する[3]。
同学卒業後、1986年、向井寛主宰の獅子プロダクションに所属[5]、同社や国映等でピンク映画の助監督を務め、1987年12月に公開された佐藤寿保監督、佐野和宏主演の『仮面の誘惑』でチーフ助監督を務める[1]。佐藤のチーフ助監督を務めたのちに、1989年、国映製作、中島小夜子主演による『課外授業 暴行』で商業映画の監督としてデビュー[1]、同年、ピンク大賞新人監督賞を受賞する[3]。佐藤寿保、サトウトシキ、佐野和宏などとともに、ピンク四天王と呼ばれた[3]。一貫して地方や郊外を描くことでも知られていた。
『NONFIX』等、テレビのドキュメンタリー番組の演出も手がけている。俳優としても、1991年の片岡修二監督の『買春スペシャル 欲望貴族』や、2006年公開の足立正生監督の『幽閉者 テロリスト』 のほか、2009年に公開された鈴木卓爾監督の『私は猫ストーカー』に出演している[6]。
2010年には、4時間38分の上映時間を持つ長編映画『ヘヴンズ ストーリー』を公開するにあたり、同年8月10日 - 同月18日、アテネ・フランセ文化センターで、「The Soul of Zeze 瀬々敬久自選作品集」と題する34作品におよぶレトロスペクティヴ上映を行なった[3]。2011年、同作で芸術選奨文部科学大臣賞映画部門を受賞した[7]。
フィルモグラフィー
特記なき作品は監督のみ[1][3][6][8]。脚本は共同執筆も含む。
映画
- 人妻ワイセツ暴行(1988年) - 脚本
- 豊丸伝説 超変態(1988年) - 脚本
- 若妻不法監禁(1989年) - 脚本
- 課外授業 暴行(1989年) - 監督・脚本
- 獣欲魔 乱行(1989年) - 監督・脚本
- 痴漢電車 りえのフンドシ(1990年) - 監督・脚本
- 破廉恥舌戯テクニック(1990年) - 監督・脚本
- 猥褻暴走集団 獣(1991年) - 監督・脚本
- 高級ソープテクニック2 個室欲情(1992年) - 脚本
- 最新ピンサロ情痴 激写!!生本番(1992年) - 脚本
禁男の園 ザ・制服レズ(1992年) - 監督・脚本- 緊縛縄調教(1992年) - 脚本
痴漢電車 いけない妻たち(1992年) - 監督・脚本- 痴漢電車 巨乳がいっぱい(1992年) - 脚本
- 制服ギャル 下着大図鑑(1992年) - 脚本
- 濡れ濡れ 三段責め(1993年) - 脚本
- 未亡人 初七日の悶え(1993年) - 監督・脚本
- 人妻・不倫・不倫・不倫(1993年) - 脚本
- 夫婦交換 超快楽(1993年) - 脚本
- ワイセツ隠し撮り 夫婦の寝室(1993年) - 脚本
- ニッポンの猥褻(1993年) - 脚本
- 未亡人 喪服の悶え(1993年) - 監督・脚本
- 痴漢電車 エッチな下半身(1993年) - 脚本
- 連続ONANIE 乱れっぱなし(1994年) - 脚本
高級ソープテクニック4 悶絶秘戯(1994年) - 監督・脚本- 覗きがいっぱい 愛人の生下着(1994年) - 脚本
- 発情カップル (秘)盗撮現場(1994年) - 脚本
- いやらしい前戯 すごく感じる(1994年) - 脚本
- 七人の熟女 淫乱(1994年) - 脚本
本番レズ 恥ずかしい体位(1994年) - 監督・脚本- ドすけべ母娘(1995年) - 脚本
- すけべてんこもり(1995年) - 監督・脚本
- 終わらないセックス(1995年) - 監督・脚本
- わいせつ覗き 見せたがる女(1996年) - 監督・脚本(「鈴木俊久」名義)[注 1]
- 牝臭 とろける花芯(1996年) - 監督・脚本
- 生まれ変わるとしたら(1996年)
- KOKKURI こっくりさん(1997年) - 監督・脚本
- 黒い下着の女 雷魚(1997年) - 監督・脚本・原案
- あぶない情事 獣のしたたり(1998年) - 脚本(「臼野朗」名義)
- 汚れた女 (マリア)(1998年) - 監督・脚本
- 冷血の罠(1998年) - 監督・脚本
- アナーキー・インじゃぱんすけ 見られてイク女(1999年) - 監督・脚本
- セックス・フレンド 濡れざかり(1999年) - 脚本
- HYSTERIC(2000年)
RUSH!(2001年) - 監督・脚本- トーキョー×エロティカ 痺れる快楽(2001年) - 監督・脚本
- DOG STAR ドッグ・スター(2002年) - 監督・脚本
- SFホイップクリーム(2002年) - 監督・脚本
- 帰ってきた刑事まつり 姦☆刑事 セクサロイド・コップ(2003年)
MOON CHILD(2003年) - 監督・脚本
ユダ(2004年) - 監督・脚本
肌の隙間(2004年)
サンクチュアリ(2006年)- 幽閉者 テロリスト(足立正生監督、2006年) - 出演
- PET BOX ペットボックス ネコと金魚の恋物語(2006年)
刺青 堕ちた女郎蜘蛛(2007年)- 16[jyu-roku](奥原浩志監督、2007年) - 出演
泪壺(2008年)
フライング☆ラビッツ(2008年)
私は猫ストーカー (鈴木卓爾監督、2009年) - 出演
感染列島(2009年) - 監督・脚本- ドキュメンタリー頭脳警察(2009年)
ヘヴンズ ストーリー(2010年)※第84回キネマ旬報ベスト・テン3位 映画芸術1位
愛するとき、愛されるとき (2010年) - 監督・脚本
アントキノイノチ(2011年) - 監督・脚本- 石巻市立湊小学校避難所(2012年) - 製作
- マリアの乳房(2014年) - 監督・脚本
ストレイヤーズ・クロニクル(2015年) - 監督・脚本
64-ロクヨン- 前編/後編(2016年) - 監督・脚本
なりゆきな魂、(2017年) - 監督・脚本 [10]
- 最低。(2017年)- 監督・脚本
8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年) - 監督[11]
友罪(2018年)- 監督 ※第92回キネマ旬報ベスト・テン8位 映画芸術8位
菊とギロチン(2018年)- 監督・脚本 ※第92回キネマ旬報ベスト・テン2位 映画芸術3位
オリジナルビデオ
- ハイヒールGANG(1991年) - 脚本
- スキャンダラス・ボディ(1993年) - 脚本
- スキャンダラス・ボディ2(1993年) - 脚本
- 極道物語 花町一家四代目 竹田知佳(1994年) - 脚本
- 学校のY談(1996年) - 脚本
- 美姉妹色情飼育(1998年) - 脚本
- 禁断の扉 スカートの中の性衝動(1999年) - 監督・脚本
- 淫夢 さまよえる記憶(2000年) - 脚本
- ごろつき稼業 仕事人サブ(2000年) - 脚本
- ブリード 血を吸う子供(2000年) - 監督・脚本
- 超極道(2002年) - 監督・脚本
- 危険なOLたちスペシャル(2002年) - 監督・脚本
テレビ
- 水の記憶 羽田私景(1996年、MXTV)
NONFIX(フジテレビ)
- 「廃墟シネマ」(2003年)
- 「幻の特攻基地〜戦いはいまだ終わらず〜」(2005年)
たぶらかし-代行女優業・マキ- 第1話(2012年4月5日、読売テレビ) - 出演- 大島渚の帰る家〜妻・小山明子との53年〜(2013年、NHK BSプレミアム)
罪人の嘘(2014年、WOWOW)
女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘 第3話「平凡」(2016年1月4日、フジテレビ)
コールドケース 〜真実の扉〜(2016年、WOWOW) - 脚本(2、3、6、8、9話)
脚注
注釈
^ 当初、監督は上野俊哉であったが、彼の入院により、脚本を書いた瀬々が途中で引き継いで完成させた[9]。
出典
- ^ abcde瀬々敬久、日本映画データベース、2010年8月6日閲覧。
^ “OKStars インタビュー - Vol.143 映画監督 - 瀬々敬久”. OKWave (2011年). 2015年12月8日閲覧。
- ^ abcdefThe Soul of Zeze 瀬々敬久自選作品集、アテネ・フランセ文化センター、2010年8月6日閲覧。
^ 青春は「待つ時間」だった=映画監督・瀬々敬久さん 毎日新聞 2018年8月21日閲覧。
^ 『アントキノイノチ』瀬々敬久監督 - 映画芸術
- ^ ab瀬々敬久、allcinema ONLINE, 2010年8月6日閲覧。
^ “芸術選奨、加山雄三さんら31人 (1/2)”. 朝日新聞 (2011年3月22日). 2015年12月8日閲覧。
^ 瀬々敬久、キネマ旬報映画データベース、2010年8月6日閲覧。
^ 『日本映画人名事典 監督編』「上野俊哉」の項目より
^ “瀬々敬久監督「なりゆきな魂、」つげ忠男役・佐野史郎の姿切り取ったビジュアル到着”. 映画ナタリー. (2016年7月31日). http://natalie.mu/eiga/news/195846 2016年8月1日閲覧。
^ “佐藤健×土屋太鳳で難病と闘ったカップルの実話を映画化、監督は瀬々敬久”. 映画ナタリー. (2016年12月7日). http://natalie.mu/eiga/news/212205 2016年12月7日閲覧。
外部リンク
瀬々敬久 (@japansuke) - Twitter
瀬々敬久 - allcinema
瀬々敬久 - KINENOTE
瀬々敬久 - 日本映画データベース
Takahisa Zeze - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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