ヌナブト準州





ヌナブト準州

Nunavut
Nunavut Schriftzug in Inouit db.png












ヌナブト準州の旗

ヌナブト準州の印
(準州旗)
(準州章)



モットー: イヌクティトゥット語: ᓄᓇᕗᑦ ᓴᙱᓂᕗᑦ
"Nunavut Sannginivut"

英語: Our land, our strength
フランス語: Notre terre, notre force


ヌナブト準州の位置






































































基本データ
準州の花
Saxifraga oppositifolia 14-98-45.jpg パープル・サクシフレイジ
(Purple Saxifrage)
準州の木 なし
準州の鳥
ライチョウ
準州都
イカルイト
最大の都市
イカルイト
準州の公用語

イヌイット語(イヌクティトゥット語、イヌイナクトゥン語)、英語、フランス語

面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域(割合)
最高標高
(国内第1位)
2,038,722 km²
1,877,787 km²
160,935 km² (7.9%)
2,210 m

人口(2011年)
 - 総計
 - 人口密度
(国内第13位)
31,906 人
0.02 人/km²

GDP(2011年)
 - 州合計
 - 1人当たり
(国内第13位)
19億6400万[1]カナダドル
5万8452カナダドル
連邦政府加入
 - 順番
 - 加入年月日


13番目
1999年4月1日
時間帯 【準州東部】

東部標準時(EST、UTC-5)
東部夏時間(EDT、UTC-4)
夏時間を採用していないエリアもある。
【準州西部】
中部標準時(CST、UTC-6)
中部夏時間(CDT、UTC-5)

【準州北西部】
山岳部標準時(MST、UTC-7)
山岳部夏時間(MDT、UTC-6)


郵便コード
郵便番号
ISO 3166-2:CA
NU(一時的に:NT)
X
CA-NU
公式サイト
https://www.gov.nu.ca/

行政
弁務官
ネリー・クスガック(英語版)
準州首相
ジョー・サヴィカターク(英語版)(無所属)

カナダ議会
 -下院議席数
 -上院議席数


1
1



ヌナブト準州(英・仏: Nunavut 英語発音: [ˈnuːnəˌvʊt]、イヌクティトゥット語: ᓄᓇᕗᑦ [ˈnunavut])は、カナダの準州の一つ。1993年に連邦政府とイヌイットの間に締結されたヌナブト協定(en)に基づき、1999年4月1日にイヌイットの自治準州としてノースウェスト準州の一部を分割して設立された。ヌナブト(ヌナヴト)とはイヌクティトゥット語で「我々の土地」を意味する[2]


西はノースウェスト準州、南はマニトバ州と接する。カナダ北部にある北極諸島の大部分(バフィン島、エルズミーア島、デヴォン島など)を含む。ハドソン湾、ジェームズ湾に浮かぶすべての島もヌナブト準州に属する。人口は3万1906人(2011年)[3]。州都はバフィン島にあるイカルイト。
































母語話者(ヌナブト準州) 2006

イヌクティトゥット語
  
69.54%
英語
  
26.75%
フランス語
  
1.27%
イヌイナクトゥン語
  
1.02%
































人種構成(ヌナブト準州) 2006

先住民
  
85.0%
白人
  
13.6%
黒人
  
0.3%
その他の有色人種
  
1.1%




目次






  • 1 歴史


  • 2 地理


    • 2.1 主要都市




  • 3 人口動勢


  • 4 政治


  • 5 教育


  • 6 関連項目


  • 7 外部リンク


  • 8 脚注





歴史


主要記事:History of Nunavut

現在ヌナブト準州のある地域には、4000年前から人類が居住していた。多くの歴史学者はノース人のサーガに記述されているヘルランド(Helluland)とバフィン島は同一のものと考えており、従ってこの地の住民はノース人と交流があった可能性がある。1576年には、マーティン・フロビッシャーが北西航路の探検中に、現在フロビッシャー湾として知られる地域にたどり着いた。これが、ヨーロッパ人とこの地が接触した最初の記録である。


1950年代の冷戦時代には、コーンウォリス島およびエルズミーア島への関心が高まった。その地政学的な重要性から、政府はケベック州北部のイヌイットをレゾリュートおよびグリスフィヨルドへ移住させた。1976年には連邦政府とイヌイット団体の間でノースウェスト準州の分割についての議論が始まり、1982年には住民投票が行われ、分割賛成が多数を占めた。1993年には関連法案が連邦議会で成立し、1999年正式にヌナブト準州が成立した。



地理




タンカリー・フィヨルド




シロクマ


参照:Geography of Nunavut


参照:ヌナブト準州の地方行政区



主要都市



  • 州都イカルイト。人口約5,500人。

  • 国内線の発着する空港のある町:

    • アルヴィアット(旧名:エスキモー・ポイント)

    • ホエール・コーブ

    • ランキン・インレット

    • チェスターフィール・インレット

    • ベーカー・レーク

    • グジョアヘブン

    • ペリー・ベイ

    • スペンス・ベイ

    • リパルス・ベイ

    • ホール・ビーチ

    • イグルーリク

    • レゾリュート

    • グリスフィヨルド

    • クライド

    • ポンド・インレット

    • パングナータング

    • ケカートゥク

    • コパーマイン



  • 軍事基地など:
    • アラート




人口動勢




アルヴィアットのイヌイット


2006年の調査によれば、イヌイットが総人口の83.6%を占め、以下ファーストネーションが0.34%、メティが0.44%、先住民族以外の人々が15.0%となっている[4]



政治


準州は州と違って女王の名代である副総督(Lieutenant-Governor)がおらず、その代わり同等の権威を持ち連邦政府から派遣される官僚である弁務官(Commissioner)がいる。一院制の議会は政党制ではなく、個人で選出される議員で構成される。



教育


イカルイトには幼稚園、小学校、中学校と高校を合わせて5校あり、他に2つの大学がある。
一つはヌナブト北極大学 (en:Nunavut Arctic College)で、アルビアトに本部があり、イカルイト、ケンブリッジベイとランキンインレットにキャンパスがある。もう一つはアキチラク法科大学 (en:Akitsiraq Law School)で、イカルイトにある。すべて公立大学であり、前者はコミュニティカレッジを兼ねている。



関連項目



  • List of communities in Nunavut

  • ヌナビク

  • ヌナツィアブト



外部リンク




  • ヌナブト準州政府公式サイト (イヌクティトゥット語、イヌイナクトゥン語、英語、仏語)


  • ヌナブト準州政府観光局公式サイト (英語) (フランス語) (ドイツ語)



脚注





  1. ^ “Gross domestic product, expenditure-based, by province and territory (2011)”. Statistics Canada (2013年11月19日). 2013年9月26日閲覧。


  2. ^ Maxine Snowden 『北極・南極探検の歴史 極限の世界を体感する19のアクティビティ』 丸善出版、2016年、78頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"""""""'""'"}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/Lock-green.svg/9px-Lock-green.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg/9px-Lock-gray-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/Lock-red-alt-2.svg/9px-Lock-red-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration{color:#555}.mw-parser-output .cs1-subscription span,.mw-parser-output .cs1-registration span{border-bottom:1px dotted;cursor:help}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/Wikisource-logo.svg/12px-Wikisource-logo.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output code.cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:inherit;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-visible-error{font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#33aa33;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration,.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-right{padding-right:0.2em}
    ISBN 978-4-621-30068-8。



  3. ^ “Census Profile Nunavut”. Statistics Canada (2010年6月28日). 2012年2月9日閲覧。


  4. ^ Statistics Canada. “Aboriginal Population Profiles”. Census 2006. 2009年2月1日閲覧。











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