ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン
Ludwig-Maximilians-Universität München | |
メイン・ホール | |
ラテン語: Universitas Ludovico-Maximilianea Monacensis | |
| 学校種別 | 州立 |
|---|---|
| 設立年 | 1472年 |
| 学長 | Bernd Huber |
| 学生数 | 45,649(2009/2010年冬学期) |
| 所在地 | バイエルン州ミュンヘン |
| スクールカラー | 緑と白 |
| 所属 | ヨーロッパ研究大学連盟 |
| ウェブサイト | Ludwig-Maximilians-Universität München |
ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(Ludwig-Maximilians-Universität München)は、ドイツ・バイエルン州ミュンヘンにある大学。州立大学である。「英タイムズ・ハイアー・エデュケーション」による「世界大学ランキング」では、30位。ドイツにおけるエクセレンス・イニシアティブ(Exzellenzinitiative)に指定された11大学の一つで[1]、ミュンヘン工科大学、カールスルーエ工科大学と共に最初に選ばれた三校のうちの一つである。ミュンヘン工科大学、ルプレヒト・カール大学ハイデルベルクとは様々なランキングで国内一位の座を争っている(後述)。通称、ミュンヘン大学。
目次
1 歴史
2 組織
3 卒業生
4 主要世界大学ランキング
5 その他
6 関連項目
7 脚注
8 外部リンク
歴史
1472年に下バイエルン=ランツフート公ルートヴィヒ9世によってインゴルシュタットにインゴルシュタット大学として創設されたが、北のプロテスタント系ライプツィヒ大学と対立して長らくイエズス会の支配下におかれ、閉鎖を繰り返しつつ、ナポレオン戦争の後の1826年にバイエルン王ルートヴィヒ1世によってミュンヘンに移転再創設された。
組織
18学部に700人の教官を擁する学生数44,000人の総合大学である。学部は、
- カトリック神学部 (Katholisch-Theologische Fakultät)
福音主義神学部 (Evangelisch-Theologische Fakultät)- 法学部 (Juristische Fakultät)
- 経営学部 (Fakultät für Betriebswirtschaft)
- 国民経済学部 (Volkswirtschaftliche Fakultät)
- 医学部 (Medizinische Fakultät)
- 獣医学部 (Tierärztliche Fakultät)
- 史学・芸術学部 (Fakultät für Geschichts- und Kunstwissenschaften)
- 哲学・科学哲学・宗教学部 (Fakultät für Philosophie, Wissenschaftstheorie und Religionswissenschaft)
- 心理学・教育学部 (Fakultät für Psychologie und Pädagogik)
- 文化学部 (Fakultät für Kulturwissenschaften)
- 言語学・文学部 (Fakultät für Sprach- und Literaturwissenschaften)
- 社会学部 (Sozialwissenschaftliche Fakultät)
- 数学・情報学・統計学部 (Fakultät für Mathematik, Informatik und Statistik)
- 物理学部 (Fakultät für Physik)
- 化学・薬学部 (Fakultät für Chemie und Pharmazie)
- 生物学部 (Fakultät für Biologie)
- 地球科学部 (Fakultät für Geowissenschaften)
となっており、日本で言えば文系各学部と理学部・医学系学部を合わせたような内容になっている。工学系学部がないのは工学教育はミュンヘン工科大学で行うからである。
卒業生
2005年までに13人の卒業生、研究者がノーベル賞を受賞している。なお、日本人留学生も少なくなく、ミュンヘン大学博士号取得者の中で、過去現在日本で活躍している人文社会科学思想理科系の学者としては、福田徳三(新歴史学派経済学)、坂口ふみ(中世思想研究)、クラウス・リーゼンフーバー(中世思想研究、哲学)、大橋良介(哲学)、大貫隆(聖書神学)、山口一郎(現象学)、山脇直司(社会思想史、公共哲学)、関根清三(宗教学、倫理学)、加藤守通(西洋教育史)、奥田潔(獣医学)などが挙げられる。又、ミュンヘン大学博士号取得者で、日本人初となるルートヴィヒ9世受賞、現在ドイツで活躍の平山武彦(国民経済学)がいる。
主要世界大学ランキング
- TIMES世界大学ランキング (2015年) :世界29位、欧州6位、ドイツ国内1位
- QS世界大学ランキング (2014/15年):世界52位、欧州16位、ドイツ国内2位
- 上海交通大学による世界大学ランキング(2014年):世界49位、欧州12位、ドイツ国内1位
その他
第二次世界大戦中、ドイツ国内における反ナチス運動の一つである白いバラの活動がミュンヘン大学を中心として行われた。メンバーは大学の医学部生であり、大学内でのパンフレット配布の際に逮捕され、その後、死刑に処されている。一方で、ミュンヘン一揆が発生した土地柄、ニュルンベルク裁判において絞首刑となったヘルマン・ゲーリングやハンス・フランク、ヴィルヘルム・フリックといったナチス・ドイツの幹部を多く輩出した。また、トゥーレ協会の一員で、ナチ党にも深く関わっていた地政学者、カール・ハウスホーファーがその教鞭をとったこともある。
関連項目
- ドイツの大学一覧
- ユダヤ学
脚注
^ ドイツの大学システムの概要 ドイツ学術交流会
外部リンク
- 公式ウェブサイト
ウィキメディア・コモンズには、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンに関するカテゴリがあります。
座標: 北緯48度9分3秒 東経11度34分49秒 / 北緯48.15083度 東経11.58028度 / 48.15083; 11.58028
| ||||||||||||||||||||||
