蓮田駅
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蓮田駅 | |
---|---|
![]() 東口(2005年6月6日) | |
はすだ Hasuda | |
◄東大宮 (3.8km) (4.3km) 白岡► | |
所在地 | 埼玉県蓮田市本町1-2 北緯35度58分52.90秒 東経139度39分10.45秒 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■東北本線(宇都宮線) |
キロ程 | 39.2km(東京起点) 東京から尾久経由で39.4km |
電報略号 | ハス |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
20,912人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1885年(明治18年)7月16日 |
備考 | 直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
蓮田駅(はすだえき)は、埼玉県蓮田市本町(ほんちょう)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
「宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。
目次
1 歴史
2 駅構造
2.1 のりば
3 利用状況
4 駅周辺
4.1 東口
4.2 西口
4.3 バス路線
5 ギャラリー
6 その他
7 隣の駅
8 脚注
8.1 記事本文
8.1.1 注釈
8.1.2 出典
8.2 利用状況
9 関連項目
10 外部リンク
歴史
1900年(明治33年)に作詞された「鉄道唱歌 第三集奥州磐城篇」(大和田建樹作)では、蓮田駅を以下のように歌った。
- 5.中山道と打わかれ ゆくや蓮田の花ざかり 久喜栗橋の橋かけて わたるはこれぞ利根の川
1885年(明治18年)7月16日:日本鉄道大宮 - 宇都宮開業により設置。
1906年(明治39年)11月1日:鉄道国有法により国有化。
1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により東北本線の所属となる。
1924年(大正13年)10月19日:武州鉄道が開業。
1938年(昭和13年)8月22日:武州鉄道営業廃止。
1960年(昭和35年):2代目駅舎竣工。建物は3代目駅舎使用開始後、現在も西口に残る。
1972年(昭和47年)10月1日:3代目駅舎(橋上駅舎)化。蓮田市市制施行の日と同日。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
1995年(平成7年)2月21日:自動改札機使用開始。
2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」供用開始。
2018年 (平成30年) 10月5日:同年11月3日までの期間限定で発車メロディが「雅楽谷(うたや)の森~蓮田のタカラ」に変更。蓮田市で開催される「雅楽谷の森フェスティバル」に合わせて、同祭りの周知と地域の活性化を図るのが目的。[1]。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。直営駅であり、管理駅として東大宮駅を管理する。みどりの窓口・指定席券売機・短距離自動券売機・自動改札機が設置されている。みどりの窓口よりも指定席券売機のほうが営業時間が長い。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 |
■宇都宮線(東北線) |
下り |
小山・宇都宮・黒磯方面 |
一部列車は2番線 |
2・3 |
上り |
大宮・東京・新宿・横浜・大船方面 (湘南新宿ライン)(上野東京ライン) |
|
- 湘南新宿ラインの列車は前述のように横須賀線へ直通する。
- 当駅では快速の待ち合わせや通勤快速の通過待ちをする列車が設定されている[注釈 1]。
利用状況
2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員は20,912人である。
近年の推移は下表のとおりである。
年度 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1988年(昭和63年) |
20,615 |
|
1989年(平成元年) |
21,276 |
|
1990年(平成02年) |
22,335 |
|
1991年(平成03年) |
23,062 |
|
1992年(平成04年) |
23,613 |
|
1993年(平成05年) |
24,158 |
|
1994年(平成06年) |
24,216 |
|
1995年(平成07年) |
24,241 |
|
1996年(平成08年) |
24,401 |
|
1997年(平成09年) |
23,757 |
|
1998年(平成10年) |
23,383 |
|
1999年(平成11年) |
22,934 |
[* 1] |
2000年(平成12年) |
[JR 1]22,764 |
[* 2] |
2001年(平成13年) |
[JR 2]22,519 |
[* 3] |
2002年(平成14年) |
[JR 3]22,204 |
[* 4] |
2003年(平成15年) |
[JR 4]22,010 |
[* 5] |
2004年(平成16年) |
[JR 5]21,630 |
[* 6] |
2005年(平成17年) |
[JR 6]21,576 |
[* 7] |
2006年(平成18年) |
[JR 7]21,726 |
[* 8] |
2007年(平成19年) |
[JR 8]22,069 |
[* 9] |
2008年(平成20年) |
[JR 9]21,965 |
[* 10] |
2009年(平成21年) |
[JR 10]21,428 |
[* 11] |
2010年(平成22年) |
[JR 11]21,164 |
[* 12] |
2011年(平成23年) |
[JR 12]20,921 |
[* 13] |
2012年(平成24年) |
[JR 13]21,132 |
[* 14] |
2013年(平成25年) |
[JR 14]21,210 |
[* 15] |
2014年(平成26年) |
[JR 15]20,834 |
[* 16] |
2015年(平成27年) |
[JR 16]21,031 |
[* 17] |
2016年(平成28年) |
[JR 17]21,048 |
[* 18] |
2017年(平成29年) |
[JR 18]20,912 |
- 一日平均乗車人員(単位:人/日)

駅周辺
東口
駅前は整備されており、バス停留所(屋根つき・石のベンチ)などがある。
- 蓮田マイン(東武ストア)
三菱UFJ銀行蓮田支店
MEGAドン・キホーテ蓮田店
岩槻警察署蓮田交番- 蓮田駅東口郵便局
人間総合科学大学蓮田キャンパス
※蓮田市役所へは朝日バスに乗り換え
西口
現在再開発が行われているが、一部地権者との交渉が難航[注釈 2]したり、再開発に参加していた積水化学工業が自社の業績不振や計画の進行遅れを理由に撤退したりするなどの問題が多発した。そのため事業計画認可から15年以上経過した現在でも工事は進んでおらず、2013年3月までにようやく再開発ビル1棟と駅前ロータリー、およびそれに接続する道路の整備が完成したが、中核となる再開発ビルは2018年11月まで着工に至らなかった。
この影響で、西口周辺からは再開発開始直後に(下記の銀行周辺の数店舗を除いて)ほとんどの商業施設が撤退してしまい、長期にわたって西口に商業施設がほぼ存在しない状態が続いている。そのため蓮田市の駅西口側や隣接する北足立郡伊奈町[注釈 3]からの買い物客は駅を横断して東口側を利用しないとならない駅周辺を避けて埼玉県道3号さいたま栗橋線沿いの商業施設を利用する傾向が顕著になっており、西口周辺は人口密度の低下に歯止めが掛かっていない。
- 蓮田市役所駅西口連絡所(旧駅舎の建物を使用)
- 蓮田郵便局
埼玉りそな銀行蓮田支店
武蔵野銀行蓮田支店- 国道122号
日本薬科大学(伊奈町)
バス路線
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
蓮田駅(東口) | 1 | 蓮11 | 蓮田よつば病院 | 国際興業 | 始発 - 9時・19時 - 終発のみ運行 |
|
蓮11 | 馬込・岩槻警察署 |
岩槻駅西口 |
始発- 8時・19時 - 終発のみ運行 |
|||
蓮田駅東口 | 2 | 宿下・国立東埼玉病院 |
江ヶ崎馬場(みずほ団地) | 朝日自動車 | ||
橋場・国立東埼玉病院 | ||||||
3 | 蓮田市役所・西新宿 | パルシー | ||||
蓮田市役所・西新宿・根金 | 下大崎 | |||||
蓮田市役所・西新宿・根金・下大崎 | 菖蒲仲橋 | 夜間のみ運行 |
||||
蓮田市役所・西新宿・根金・井沼・吹上 | 蓮田駅西口 | 平日のみ運行 |
||||
蓮田駅西口 | 吹上・井沼 | 伊奈学園 | 朝日自動車 | 朝のみ運行 |
||
吹上・井沼・八幡神社・丸谷・菖蒲仲橋 | 菖蒲車庫 | |||||
吹上・井沼・根金・西新宿・蓮田市役所 | 蓮田駅東口 | 平日のみ運行 |
||||
6 | 御前橋・志の崎・丸山駅・がんセンター |
上尾駅東口 |
丸建自動車 (けんちゃんバス) |
1日1本のみ運行 御前橋までは系統7・11・14と同経路 |
||
7 | 御前橋・栄6丁目北・小室志久・志久駅・日本薬科大学前・丸建車庫前 | |||||
11 | 御前橋・栄6丁目北・小室志久・志久駅・日本薬科大学前 | 丸建車庫前 | 1日1 - 2本のみ運行 |
|||
14 | 御前橋・栄6丁目北・『伊奈病院・一心館』・ウニクス前・伊奈学園 | 県民活動センター | 栄6丁目北まで系統7・11と同経路 |
- けんちゃんバスの乗り場は、西口ロータリーの整備前は埼玉りそな銀行蓮田支店の向かい側(武蔵野銀行蓮田支店を通りすぎた先)、降り場は埼玉りそな銀行蓮田支店付近にあって、開通以来永らく駅前に乗り入れることができなかったが、2013年4月1日の始発から西口ロータリー内に移転し、利便性が大きく向上した。
- かつては国際興業バスにも西口からの発着路線が存在したが撤退している。
- 上表の他、「ミッドナイトアロー蓮田・久喜」が西口に降車扱いとして乗り入れている。
ギャラリー
西口(2013年4月4日)
ロータリー完成前の西口階段。階段と旧ロータリー(タクシーが停車している路面)との間に旧駅舎土台に由来する段差があるのが確認できる。(2008年5月20日)
改修前とほぼ同じ個所から撮影した現在の西口階段付近。西口ロータリーの完成に伴い、改修前にあった段差が解消されている。(2013年4月4日)
「蓮」のしんにょうが点二つの駅名表示板(2006年12月16日)
西口ロータリー内に移転完了した、けんちゃんバスの蓮田駅西口停留所。
完成した西口ロータリーに展示されているD51 484号機の動輪(左)と、115系電車の車輪(右)。
蓮田車站納地記念碑。西口ロータリー完成に伴い移設された。
1933年頃の蓮田駅西口
その他
- みどりの窓口・指定席券売機での発売駅、E231系の電光掲示板での「蓮」の字は、このページの一番上の環境依存文字になっている。
埼玉高速鉄道線が浦和美園駅から岩槻駅を経由して当駅まで延伸される計画があるが、着工には至っていない。このルートはかつて存在した武州鉄道のルートに近い。この区間には現在国際興業によりバス路線が運行されている。
2011年1月4日より蓮田市(しんにょうの点が二つ)は蓮田市(しんにょうの点が一つ)に変更されているが、蓮田駅という駅名に関してはコストがかかるとして、変更されない。- 現在の橋上駅舎竣工後も、1番のりばと西口に面している旧駅舎は取り壊さず[注釈 4]に残っている。かつては運転取扱所や運送会社の営業所として使用されていたが、現在は市役所の駅西口連絡所(住民票等を取り扱う出張所)になっている。
- 現在西口・東口ともにバリアフリー化工事が進行しているが、この工事は老朽化した駅舎の改築工事も包含しており、完成した個所の外壁・屋根は新しいものに作り変えられているほか、改札内は増床されてコンビニエンスストアNEWDAYSが出店したり、1番線側(旧駅舎内)にあったトイレが移設・拡張された。
- 東口にエレベーターが建設され、2012年(平成24年)2月27日より使用を開始した。
2013年3月に西口の駅前ロータリーが完成、難航している西口再開発がようやく大きく進展した。
- ロータリーにはモニュメントとして115系電車の車輪とD51 484号機の動輪が展示されている。
- ロータリー完成に伴い、蓮田車站納地記念碑(明治18年の蓮田駅開業にあたって付近住民が用地を献納したことの記念碑)が移設されている。
- 西口は駅構内のバリアフリー化が進んでいなかったが2011年にエレベーターが、2013年にエスカレーターが設置され、駅前ロータリーの整備に伴って旧駅舎の名残だった段差も解消となり、急速にバリアフリー化が進行している。
- また、東大宮から当駅の間は、鉄道写真撮影の名所として有名であり、「東大宮〜蓮田間」を略して「ヒガハス」と呼ばれる。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
■宇都宮線
■通勤快速
- 通過
■快速(「ラビット」を含む)
大宮駅 - 蓮田駅 - 久喜駅
■普通
東大宮駅 - 蓮田駅 - 白岡駅
脚注
記事本文
注釈
^ 上りの快速「ラビット」および湘南新宿ライン快速は、原則として当駅で先行する普通列車を追越すダイヤが組まれている。
^ 再開発ビル建設用地内にある小児科医院(現在休診中)が立ち退きに応じなかった。そのため蓮田市もこの用地のみを再開発区域外とし、この影響で再開発ビルは地権者向けに一部分棟化(2012年内に完成)するなど大幅な計画変更を余儀なくされ、建設用地の8割以上は手つかずとなった。
^ とくに伊奈町からの場合は町内と駅を結ぶ公共交通機関が永らく存在せず(けんちゃんバスの開通は2003年8月18日)、開通しても本数やルートの問題(伊奈町栄5丁目より北は、栄4丁目や御前橋を経由するバス利用よりも、綾瀬川・県道さいたま栗橋線・見沼代用水を渡って蓮田市綾瀬町、見沼町内を横断していく方が短距離で、所要時間もバスと大差ない)から現在もバスを利用しないで、自転車もしくは徒歩で片道10~20分掛けて駅前まで出ているケースが多い。またこの名残で、西口周辺の人家には現在でも駐輪場を設置・経営しているところが数件存在するが、公設の駐輪場も含めて買い物時などの一時利用への対応は不十分である。
^ ただし、改札口付近は現駅舎の西口階段に干渉するため取り壊された。その名残として土台部分が残っているため、西口階段と旧駅前ロータリーの間には3段程度の段差が存在したが現駅前ロータリーの整備と西口階段のバリアフリー化に伴って埋め立てられ消滅した。
出典
^ “「蓮田駅発車メロディ変更について 」” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2018年8月23日), http://www.jreast.co.jp/press/2018/omiya/20180823_o02.pdf 2018年10月6日閲覧。
^ 埼玉県統計年鑑
^ 統計はすだ - 蓮田市
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- 埼玉県統計年鑑
^ 埼玉県統計年鑑(平成12年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成13年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成14年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成15年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成16年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成17年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成18年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成19年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成20年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成21年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成22年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成23年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成24年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成25年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成26年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成27年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成28年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成29年)
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- JR東日本 蓮田駅
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