妖精

『妖精の少女』ヨゼフ・マンドル
妖精(ようせい、fairy)とは、西洋の伝説・物語などで見られる、自然物の精霊[1]。主としてフェアリーの訳語である。中国では、もともと妖怪や魔物を指して使われていた[注釈 1]。
目次
1 ヨーロッパの妖精
1.1 語源
1.2 フェアリーに分類されるもの
2 東洋の妖精
3 伝承における妖精の差異
4 未確認生物としての妖精
5 脚注
5.1 注釈
5.2 出典
6 参考文献
7 関連項目
ヨーロッパの妖精
フェアリー、フェーなど様々な呼び方がある(Fairy、fata, fay, fey[3]、fae, fair folk)。
シェークスピアの『夏の夜の夢』に登場するオーベロンやパックなどが有名。
フェアリーという言葉は、民話(Fairy tale、フェアリーテール)に登場するゴブリンやノームを含む様々な架空の生物を指すのに使用される語である[4]。
語源
フェアリーの語源は、元は運命を意味するラテン語 Fāta から、古フランス語を経由して出来た語である[5]。
フェアリーに分類されるもの
詳細は「en:Category:Fairies」および「Category:妖精」を参照
- エッ・シー
- エルフ
- クー・シー
- ケット・シー
- コボルト
- ゴブリン
- コロポックル
- スプライト (伝説の生物)
タルイス・テーグ(エサソンなどを含む妖精の総称)- トロール
- ドワーフ
- ノーム (妖精)
- ピクシー
- ホビット
- リャナン・シー
- レプラコーン
東洋の妖精
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時代や地方によって多少の差異はあるが、中国における「妖精」という言葉は、「妖怪」「妖魔」などと同様、魑魅魍魎を指す一般名詞であった。
伝承における妖精の差異
詩、戯曲においては、妖精は小柄で可愛らしい存在として描写されるが、その他の伝承においては、巨漢であったり、天使のように荘厳であったりする存在として描かれることもある[6]。
未確認生物としての妖精
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近現代において妖精は度々写真に撮られたりミイラが見つかったりして世間を騒がせることがある。
イギリスの南ロンドンの一般家庭の庭で撮影された写真の中に妖精と思わしき物体が写り込んでいた。真相についてはコティングリー妖精事件を参照。
脚注
注釈
^ 『西遊記』や『封神演義』に記述が見られる[2]。
出典
^ 『広辞苑 第四版』[要文献特定詳細情報][要ページ番号]。当文献では、英語のフェアリー(fairy)のみを挙げている。
^ 『封神演義』上、安能務訳、講談社〈講談社文庫〉、1988年11月、50ページ。ISBN 978-4-06-184320-2。
^ “Dictionary.com”. Definition of "fey". 2018年5月26日閲覧。
^ Briggs (1976) – The Fairies in English Tradition and Literature p. xi.
^ fairy(Online Etymology Dictionary)
^ 『妖怪バイブル』256ページ
参考文献
- ローゼン, ブレンダ 『妖怪バイブル - 幻想の生きものについて知りたかった事の全てが解る』 中谷友紀子訳、ガイアブックス、2009年8月。ISBN 978-4-88282-702-3。
関連項目
- コティングリー妖精事件
民話(Fairy tale、フェアリーテール)