パールヴァティー

シヴァを中央に、右にパールヴァティー、左にガネーシャ、右端にスカンダ。
ヒンドゥー教シリーズ |
ヒンドゥー教 |
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基本教義 アートマンとブラフマン 梵我一如 - 輪廻 - 業 プルシャアルタ(カーマ/ダーマ/アーサ/解脱) |
神々 ブラフマー シヴァ(パールヴァティー) ヴィシュヌ(クリシュナ) アスラ ヴァルナ ヴィローチャナ マハーバリ ヴリトラ ラーヴァナ インドラ ナーガ ナーガラージャ ジャガンナート |
聖典 【シュルティ(天啓)】 ヴェーダ リグ・ヴェーダ 副ヴェーダ ガンダルヴァ・ヴェーダ ダヌル・ヴェーダ(英語版) スターパティア・ヴェーダ アーユルヴェーダ 【スムリティ(聖伝)】 ヴェーダーンガ プラーナ文献 マハーバーラタ (バガヴァッド・ギーター) ラーマーヤナ 六派哲学の諸経典 |
法典・律法経 マヌ法典 ヤージュニャヴァルキヤ法典 |
学派 ヴェーダーンタ学派 ミーマーンサー学派 ヨーガ学派 サーンキヤ学派 ニヤーヤ学派 ヴァイシェーシカ学派 |
宗派 ヴィシュヌ派 シヴァ派 シャクティ派 スマールタ派 |
人物 アンギラス カナーダ パーニニ パタンジャリ ウッダーラカ・アールニ ヴィヤーサ ヤージュニャヴァルキヤ シャンカラ カビール ラーマーヌジャ オーロビンド・ゴーシュ マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー マハトマ・ガンディー シュリーラ・プラブパーダラーマクリシュナ ラマナ・マハルシ ラーダークリシュナン ヴィヴェーカーナンダ シャンカール |
修行・礼拝 ヨーガ バジャン(英語版) 苦行・護摩 ヤジニャ(英語版) バクティ(英語版) |
関連用語 ブラーフマナ ムルティ(英語版) サンヒター、グル インド神話、カースト ヒンドゥー暦 ヴァルナ ジャーティ 不可触民、サティー ヒンドゥトヴァ アーシュラマ ヒンドゥー至上主義 |
一覧 寺院一覧、遺跡一覧 ヒンドゥー教の祭一覧(英語版) ヒンドゥー教徒の国別人口(英) ヒンドゥー教用語の一覧(英) |

シヴァとパールヴァティー
パールヴァティー(サンスクリット語: पार्वती, Pārvatī)は、ヒンドゥー教の女神の一柱で、その名は「山の娘」を意味する。
目次
1 神話
2 信仰
3 別名
4 出典
5 関連項目
神話
シヴァ神の神妃。ヒマラヤ山脈の山神ヒマヴァットの娘で、ガンジス川の女神であるガンガーの姉に当たる。軍神スカンダや、学問の神ガネーシャの母。シヴァの最初の妻サティーの転生とされ、穏やかで心優しい、金色の肌を持つ美しい女神といわれる。
彼女の肌は金色ではなく元々は黒色だったが、それをシヴァに非難された事を恥じた彼女が森にこもって苦行を始めた為、それを哀れんだブラフマーが彼女の肌を金色に変えた。なお、この時の彼女の黒い肌がカーリーになったとする説もある。
後にドゥルガーやカーリーとも同一視され、パールヴァティーの変身した姿、あるいは一側面とされた。タントラ教においては、シヴァのシャクティであるとされ、慈愛と狂暴の2面を持つため、シヴァとともにアルダーナリシュヴァラを形成する。
信仰
仏教名(漢訳名)は烏摩妃または波羅和底[1]。現図胎蔵界曼荼羅図の最外院の南西に、左手に三鈷戟を持ち牛に乗った姿で夫の大自在天(シヴァ)とともに描かれる[1]。大自在天が乗るのは白牛で烏摩妃が乗るのは赤羊ともいわれる[1]。また、密教では大自在天と共に降三世明王に踏みつけられている。
別名
- 柔和さの側面
ウマー(उमा, Umā) - 親切な女。
ガウリー(गौरी, Gaurī) - 白く輝く者。
サティー(सती, Satī) - 貞節なる者。
アンビカー(अम्बिका, Ambikā) - 生殖の女神。
- 恐ろしいの側面
チャンディー(चंडी, Caṅḍī) - 狂暴な女。
バイラヴィー(भैरवी, Bhavāṇī) - 恐ろしい女。
ドゥルガー(दुर्गा, Durgā) - 近づき難い者。
カーリー(काली, Kālī) - 黒い女。
出典
- ^ abc錦織亮介 『天部の仏像事典』 東京美術、1983年、204,213頁。
関連項目
- サティー (インド神話)
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