ジングル・オール・ザ・ウェイ
ジングル・オール・ザ・ウェイ | |
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Jingle All the Way | |
監督 | ブライアン・レヴァント |
脚本 | ランディ・コーフィールド ハリー・エルフォント デボラ・カプラン |
製作 | クリス・コロンバス マーク・ラドクリフ マイケル・バーナサン |
製作総指揮 | リチャード・ヴェイン |
出演者 | アーノルド・シュワルツェネッガー シンバッド |
音楽 | デヴィッド・ニューマン |
撮影 | ヴィクター・J・ケンパー |
編集 | ケント・ビーダ |
製作会社 | 1492ピクチャーズ |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 1996年11月16日 1996年12月14日 |
上映時間 | 89分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $60,000,000[1] |
興行収入 | $129,832,389[1] |
次作 | ジングル・オール・ザ・ウェイ2 |
『ジングル・オール・ザ・ウェイ』(Jingle All the Way)は、1996年にアメリカ合衆国で製作された映画作品。ブライアン・レヴァントが監督を、アーノルド・シュワルツェネッガーが主演を務めた。アメリカでは1996年11月に、日本など世界各国では同年12月に公開された。
主人公ハワードが、息子ジェイミーへのクリスマスプレゼントを手に入れるために、クリスマス・イヴで賑わう街を悪戦苦闘しながら奔走する姿が描かれる。クリスマスを舞台としたコメディ作品だが、終盤に突如SFアクションが展開する。
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』の大ヒットによるおもちゃの品切れ騒動が、脚本のモチーフになっている[2]。
目次
1 あらすじ
2 キャスト
3 受賞履歴
4 ターボマン フィギュア
5 続編
6 参考文献
7 外部リンク
あらすじ
運動器具会社社長のハワードは、仕事に追われる多忙な日々を送っている。そのため、8歳の息子ジェイミーとの約束を破ってばかりで、彼の空手の段の授与式に行くことができずに怒らせてしまう。
ジェイミーの機嫌を取るためにハワードは、子供たちに大人気の「ターボマン」フィギュアをクリスマスにプレゼントすることを約束する。ジェイミーと仲直りして上機嫌になったハワードだったが、妻リズに「1週間前に予約するように頼んだ」と言われるまで、そのことをすっかり忘れていた。さらに、「ターボマンのフィギュアは人気があり品薄状態だ」と聞かされ、クリスマス・イヴに慌てて買いに行くことになる。ジェイミーに「ターボマンが登場するクリスマス・パレードまでに戻る」と言ったものの、どこの店に行っても品切れで、「今更買いに来るなんて」と店員に馬鹿にされてしまう。
ハワードは何とかしてフィギュアを手に入れようと躍起となり、同じくフィギュアを探す郵便配達員マイロンと先を争っておもちゃ屋を探し回るが、なかなか見付けることが出来ない。そんな中、「ショッピングモールにフィギュアが入荷した」と聞いた二人はショッピングモールに向かい、他の客と共に抽選券を奪い合い殴り合いとなる。ハワードは落とした抽選ボールを取り戻すために、ボールを持った少女に近付こうとするが変質者扱いされて追い出されてしまう。そこでサンタ姿の男に出会い、「フィギュアを持っているから」と言われ近くの工場に向かう。念願のフィギュアを手に入れたハワードだったが、そのフィギュアが外見だけを似せた偽物だと気付き、工場内のサンタたちと格闘戦になる。そこに警察が踏み込み全員が偽物製造の罪で逮捕されるが、ハワードは機転を利かせて逮捕を免れた。
ハワードはリズに電話をかけるが、電話に出たジェイミーにやつ当たりしてしまい怒らせてしまう。意気消沈したハワードは偶然再会したマイロンと共に塞ぎ込む。会話をしていると、ラジオで「サンタの8匹のトナカイの名前を当てたらターボマン・フィギュアをプレゼントする」という話があり、その話を聞いた二人は、近くにあるラジオ局に急行する。しかし二人を不審者だと思ったDJが警察に通報してしまった上、ラジオの話はおもちゃの引換券の話であった。マイロンは機転を利かせ、二人は何とか逃げることに成功する。憔悴し切って自宅に戻ったハワードは、リズが隣家のバツイチ男テッドとクリスマスの準備をしている姿を見て激怒し、テッドが自分の息子のために用意していたフィギュアを盗み出す。しかし、ハワードは自分の行為を恥じて返すことにしたが、それは思い通りに行かなかったばかりか、テッドの家でボヤ騒ぎを起こしてしまう。騒ぎを見て駆け付けたリズとテッドに見られたハワードは信用をなくし、リズはテッドと共にジェイミーを連れてパレードに行ってしまう。
ハワードは絶望するが、ジェイミーが描いた家族の似顔絵を見て奮起し、再びフィギュアを探すため街中に出かける。すると、そこでパレードに出演するバイトと間違えられ、ターボマン役としてパレードに参加することになる。一方、自分に言い寄って来るテッドを振り切ったリズはジェイミーと共にパレードを見物し、ハワードが扮しているターボマンを見つける。ハワードは演出の一環としてジェイミーを呼び出し、ターボマンのフィギュアをプレゼントするが、そこに悪役に扮したマイロンが現れ、フィギュアを奪い取ろうとする。
ハワードはジェイミーを逃がしてマイロンと戦い出し、スタッフたちは台本と違うことをやり始めた二人を見て慌て出す。ジェイミーはビルの屋上にあるイルミネーションに登り逃げようとするが、マイロンも後を追ってきて地上に落ちそうになる。ハワードは衣裳に取り付けてあったターボ・ブースターを使って空を飛んでジェイミーを助け出し、地上に落ちたマイロン運よく助かるが警察に逮捕される。
ハワードは観衆から喝采を浴びる中で自分の正体を明かし、妻子と仲直りする。その横をマイロンが連行されて行くが、ジェイミーは「自分には本物のターボマンがいるから」と言ってマイロンにフィギュアを手渡す。
騒動が終結し、ハワードは自宅でクリスマスを迎えるが、リズに「私へのプレゼントも期待していいのよね」と問われ、息子にかまけたため妻へのプレゼントを用意していないことに気付くのだった。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
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ソフト版 | フジテレビ版 | ||
ハワード・ラングストン | アーノルド・シュワルツェネッガー | 屋良有作 | 玄田哲章 |
マイロン・ララビー | シンバッド | 内海賢二 | 屋良有作 |
リズ・ラングストン | リタ・ウィルソン | 山田栄子 | 鈴木弘子 |
ジェイミー・ラングストン | ジェイク・ロイド | 矢島晶子 | 折笠愛 |
テッド・マルティン | フィル・ハートマン | 江原正士 | 有本欽隆 |
ハンメル巡査 | ロバート・コンラッド | 稲葉実 | 滝口順平 |
ラジオのDJ | マーティン・マル | 掛川裕彦 | 茶風林 |
モールのサンタ | ジェームズ・ベルーシ | 稲葉実 | 緒方賢一 |
ジョニー | E・J・デ・ラ・ペーニャ | 佐藤智恵 | 神代知衣 |
ターボマン | ダニエル・リオーダン | 佐々木誠二 | |
デメンター | リチャード・モール | 宝亀克寿 | 手塚秀彰 |
モールのおもちゃ屋の店長 | ジョン・ロスマン | 星野充昭 | 小島敏彦 |
エルフのトニー | ダニー・ウッドバーン | 茶風林 | |
スパーキー | ピーター・ブライトメイヤー | 竹村拓 | |
ゲイル・フォース | フィル・モリス | 大川透 | 吉田孝 |
ライザ・ティッシュ | エイミー・ピエッツ | 堀越真己 | 佐藤しのぶ |
パレードのブースター | カーティス・アームストロング | 辻親八 | 沢木郁也 |
- ソフト版初出:VHS・DVD
- その他吹き替え - 定岡小百合、紗ゆり、関口英司、小野美幸
- 制作スタッフ - 演出:高城民雄、翻訳:平田勝茂、制作:クリプリ
- フジテレビ版初回放送:2000年9月23日『ゴールデン洋画劇場』Blu-rayに収録。
- その他吹き替え - 斎賀みつき、田尻ひろゆき、荒井静香、向殿あさみ、日野由利加、落合弘治
- 制作スタッフ - 演出:春日正伸、翻訳:松崎広幸、調整・効果:栗林秀年、編集・録音:ムービーテレビジョンスタジオ、制作:ムービーテレビジョン、プロデューサー:前田久閑(フジテレビ)
受賞履歴
ラジー賞最低監督賞ノミネート(1997年) - ブライアン・レヴァント[3]
- ゴールデン・カメラ賞インターナショナルベストアクター賞受賞(1997年) - アーノルド・シュワルツェネッガー[3]
- ブロックバスター・エンターテインメント賞Favorite Supporting Actor - Family受賞(1997年) - シンバット[3]
ターボマン フィギュア
- 劇中では、小さいサイズと大きいサイズが登場した。小さいサイズはパッケージに DELUXE 14INCH EDITION という表示があり、約36cm。「14INCH EDITION」は高さを14インチに変更して新発売という意味になり、つまりは別のサイズが既に販売済みであることを意味している。大きいサイズは、パレードシーンでプレゼント用として登場した。
TIGER ELECTRONICSというメーカーが、映画公開年に約34cmのターボマンフィギュアを販売した。関節可動、音声機能、LED点滅機能があることで、形状はアレンジしているが、ターボマンの雰囲気はしっかりとある。パッケージには Jingle All the Way の表示はないが、パッケージ裏面に版権 (C) 1996 Twentieth Century Fox Film Corporation がある。
続編
続編『ジングル・オール・ザ・ウェイ2』はラリー・ザ・ケーブル・ガイ主演のオリジナルビデオとして[4]、2014年にリリースされた[5]。
参考文献
- ^ ab“Jingle All the Way” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年11月1日閲覧。
^ “日本特撮に関する調査報告書”. メディア芸術カレントコンテンツ. 2014年5月8日閲覧。
- ^ abc“Jingle All the Way - Awards”. インターネット・ムービー・データベース. 2014年5月8日閲覧。
^ “Larry the Cable Guy to star in 'Jingle' sequel, while Mike 'The Miz' Mizanin will return in 'The Marine 4'”. Variety. 2014年5月8日閲覧。
^ “Jingle All The Way 2 (2014)”. Rotten Tomatoes. 2015年4月20日閲覧。
外部リンク
ジングル・オール・ザ・ウェイ - allcinema
ジングル・オール・ザ・ウェイ - KINENOTE
Jingle All the Way - オールムービー(英語)
Jingle All the Way - インターネット・ムービー・データベース(英語)