循環
循環(じゅんかん、circulation, cycle)とは、
- ひとまわりして元の場所や状態に
帰り、それを繰り返すこと[1]。同じ過程を繰り返したり、同じ経路を繰り返し通ったりする様のこと。
- 血液循環の略称[1]。
概説
循環とは、ひとまわりして元の場所や状態に帰る、ということを繰り返すことである。またそうしたひとまわりすると元にもどる流れのことである。
なお、良い状態を繰り返すことを「好循環(こうじゅんかん)」、悪い状態を繰り返すことを「悪循環(あくじゅんかん)」ということがある。
循環という概念は次のように様々な分野で用いられている。
- 人体・医学
- 血液循環
血液が体内で循環している状態。循環する血流。
「循環器」および「循環系」も参照
- 環境
資源やエネルギーを何度も再利用すること。
「循環型社会」および「循環資源」も参照
- 経済学
- 景気の状態が好景気→不景気→好景気を繰り返す(とする考え方[2])。 →景気循環
- 交通
- 始点と終点が同じになる経路を走る公共交通機関。→ 循環線・循環列車
- 論理学・数学
- ある命題(定義)が別の命題(定義)に依存し、その命題(定義)がもとの命題(定義)に依存、依存関係が循環していること。→循環論法、循環定義
- 同じ数の列が無限に繰り返される形の小数→循環小数
- 流体力学
- 閉曲線上での流体の速度の線積分。→循環 (流体力学)
脚注
- ^ ab広辞苑 第六版
^ ただし近年では、世界の各国で、あまり循環しない傾向になっている。
関連項目
- 大気循環
- 熱塩循環
- 極循環
- 循環風呂
- 循環 (流体力学)
![]() |
このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。 |