アリアナ・ハフィントン
アリアナ・ハフィントン(Arianna Huffington,旧姓Arianna Stassinopoulos, 1950年7月15日 - )は、ギリシャ系アメリカ人の作家であり、コラムニスト。リベラル系ニュースサイト『ハフィントン・ポスト』の創設者として有名。
2003年、カリフォルニア州知事選挙に独立候補者として出馬.[1] 。
2009年には、フォーブズ誌による「メディア界で最も影響力のある女性」の12位に選出された[2]。ガーディアン誌選出の「メディア界のトップ100人」の42位にも選出されている[3]。
目次
1 経歴
1.1 生い立ち
1.2 メディアにおいての存在
1.3 カリフォルニア州知事選出馬
2 政治的スタンス
3 脚注
4 関連項目
5 参考文献
6 外部リンク
経歴
生い立ち
ギリシャのアテネにて出生。16歳の時にイギリスに引っ越し、ケンブリッジ大学ガートン・カレッジに入学。1971年には、女子学生として3人目となるケンブリッジ・ユニオン・ソサエティのプレジデントとなった。1972年に、経済学学士号(現在のケンブリッジ大学のシステムにおいては修士号に相当)を取得。
メディアにおいての存在
1970年代に、ハフィントンは、イギリスBBCラジオ4の政治的な番組「何か質問は?」にパネリストとしてしばしば出演し、政治論議をした。また、BBCのテレビ番組「Call My Bluff」や「Face the Music」にも出演した。
アメリカでは、公共ラジオ放送である「左翼、右翼、中道」を共同司会した。2007年5月には、エア・アメリカラジオにおいて「アメリカでの7日間」の共同司会を始めた。1980年代後半、ハフィントンはナショナル・レビュー誌に記事を寄せる。1981年にはマリア・カラスの伝記、1996年にはパブロ・ピカソの伝記などを執筆。1996年には、コメディ・セントラルの大統領選挙についての番組に出演。
2007年の11月17日には、レイチェル・マドーの代打として、MSNBCの番組レイチェル・マドー・ショーの司会をつとめた。
ハフィントン・ポストを開始する前には、ウェブサイトAriannaonline.comや、Resignation.comを運営していた。
カリフォルニア州知事選出馬
2003年、ハフィントンは、独立候補者として、カリフォルニア州知事選に出馬した。彼女が環境志向のハイブリッド車プリウスを所有しているのに対し、ライバル候補であったアーノルド・シュワルツェネッガーがパワフルではあるが極度に燃費が悪いハマー車を所有していることに触れ、ハフィントンは選挙戦を「ハマー車対ハイブリッド車」と評し、環境問題に対する意識の違いを争点としようとした。だがその後選挙アドバイザーの意見を受け、2003年9月30日に選挙から撤退した。
政治的スタンス
ハフィントンの政治的スタンスは90年代に大きく変化する。当初は保守派政治家であるニュート・ギングリッチを支持し、1996年には共和党のボブ・ドール大統領候補を支持するなど、保守寄りだったハフィントンだが、徐々に左派よりの意見を持つようになる。ハフィントン自身は、現在の政治的スタンスを「進歩的ポピュリスト」としている。
脚注
^ Schofield, Jack (2008年8月25日). “Huffington Post: From millionaire's blog to leading liberal newspaper”. Guardian News. http://www.guardian.co.uk/technology/2008/aug/25/huffington.post 2008年9月18日閲覧。
^ http://archive.is/20120527070458/http://www.forbes.com/2009/07/14/most-influential-women-in-media-forbes-woman-power-women-oprah-winfrey_slide_13.html
^ http://www.guardian.co.uk/media/2009/jul/11/arianna-huffington-mediaguardian-100-2009
関連項目
- ハフィントン・ポスト
- マイケル・ハフィントン
参考文献
Nancy Snow, "Citizen Arianna: The Huffington Post / AOL Merger: Triumph or Tragedy?" Nimble Books,2011
外部リンク
Arianna Huffington - The Huffington Post
アリアナ・ハフィントン - ハフポスト日本版