BBCワールドニュース




BBCワールドニュース(ビービーシーワールドニュース、英語: BBC World News)は、英国放送協会 (BBC)の国外向けテレビ放送局である。




目次






  • 1 概要


  • 2 日本国内での展開


  • 3 BBCワールドジャパン


    • 3.1 概要


    • 3.2 沿革




  • 4 主な番組


  • 5 脚注


  • 6 関連項目


  • 7 外部リンク





概要


BBCの国際放送は1927年から開始され、ラジオのBBCワールドサービス(英語と33ヶ国語による短波放送)が世界各地に向けて放送されている。


テレビ放送設立の経緯となったのは湾岸戦争である。当時、イラク政府はイラク国内の取材を数社に限定することとし、テレビ報道はBBCが行うものだろうと思っていた。しかしイラク政府は国際展開を始めていたCNNに取材を許可し、BBCは取材を許可されなかった。このことは国外向けテレビ放送を行っていなかった事が原因と判断し、1991年に当チャンネルの前身である「BBCワールドサービステレビジョン」を設立した。1995年には報道専門チャンネルの「BBCワールド」を新設。大半の娯楽番組がBBCプライムなどのBBCが運営する別のチャンネルで放送されるようになり、より報道色の強い編成となっている。BBCワールドは2008年に現チャンネル名へ変更された。


現在、当チャンネルはBBCの関連会社である「BBC Global News Ltd」社が運営している。BBCとは独立した会社であり、視聴料収入と広告収入を基本としている。衛星放送を使って配信されているが、ベルリン周辺やバーレーンなどでは地上波でも中継されている。


LiveStationを経由して、世界中からインターネットで視聴できる(但し、アメリカ合衆国・イギリス・日本からは視聴不可)。大韓民国の東亜日報はインターネット放送も行っている(現在では韓国内からのみ視聴可能)。さらに、RealAudioの有料サービスを利用することで、世界どこからでもインターネット経由での視聴が可能(英語版の公式サイトからリンク)。但し、RealAudioでBBCワールドニュースが視聴できるのは、欧州連合(ヨーロッパ・EU版)とUK(イギリス版)のみ。日本国内ではスカパー!オンデマンドやHuluなどでライブストリーミングを利用可能。


毎時0分から放送されている定時ニュースのほかに、情報番組やドキュメンタリー番組を中心に編成されている。また、毎時30分頃にも1分間のヘッドラインニュースが放送され、この内容は英語版の公式サイトで視聴することができる。この他、アジアや中東各諸国にスポットを当てた番組も制作・放送している。


毎時0分からの定時ニュースが始まるまでの数十秒間、ステーションIDとして時報のカウントダウン映像が流れるのが特徴。イギリスでは、番組開始前にステーションIDと伴に、次の番組をアナウンスする習慣があって、その名残として機能している。


2007年からBBCアメリカでの放送を見据え、定時ニュースを拡充した『ワールドニューストゥデイ』を開始。2008年4月にBBCのテレビ定時ニュースのリブランディングを行い、チャンネル名をBBCワールドからBBCワールドニュースに改称した。2010年2月に『ワールドニューストゥデイ』がそれぞれ別番組として独立。


2013年1月14日正午(グリニッジ標準時)、これまでBBCテレビジョンセンター内にあったスタジオから、HD放送に対応出来るBroadcasting House内のスタジオへ移転した。



日本国内での展開





































































































































BBCワールドニュース
BBC WORLD NEWS


BBC World News red.svg
基本情報
運営(番組供給)事業者
BBCワールド ジャパン株式会社
旧チャンネル名
BBCワールド( - 2008年3月31日)
放送(配信)開始
1994年7月1日
HD放送(配信)開始
2012年9月29日
ジャンル
ニュース
放送内容
国際ニュース、ドキュメンタリー
アナログ放送(CS、放送終了)
プラットフォーム
CSバーン
放送事業者
株式会社サテライトニュース
チャンネル番号
J-11ch
放送開始
1994年8月1日
放送終了
1998年3月31日
衛星基幹放送(東経110度CS放送)
プラットフォーム
スカパー!
放送事業者
株式会社シーエス・ワンテン
チャンネル番号
Ch.353(SD16:9)
物理チャンネル
ND16
放送開始
2002年6月1日
スカパー!プレミアムサービス
放送事業者
株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号
Ch.565(HD)
放送開始
2012年9月29日

スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者
BBCワールド ジャパン株式会社
チャンネル番号
Ch.252
放送開始
1997年3月13日
放送終了
2013年6月30日

ディレクTV(放送終了)
放送事業者
プラネット・コミュニケーションズ株式会社
チャンネル番号
Ch.511
放送開始
1998年4月1日
放送終了
2000年9月30日
その他(再送信・配信)
ひかりTV
861(HD)
J:COM
306(スタンダードプラスコースのみ)
JCN
105
公式サイト

日本ではケーブルテレビや衛星放送で24時間放送を実施しており、日本語への通訳放送も行っている。地上波でもチバテレビで平日の5:30 - 6:00に、三重テレビ(エムツー・072ch)で平日の12:00~12:29に放送。過去にはフジテレビ・tvk・KBS京都・富山テレビでも放送されていたことがある。
2012年5月からDlifeで毎日4:00 - 4:30と8:30 - 9:00に、ハイビジョンで放送されている。



BBCワールドジャパン
















































BBCワールド ジャパン株式会社
BBC World Japan Limited
種類
株式会社
市場情報
非上場
本社所在地
100-0013
東京都千代田区霞が関3-2-6
東京倶楽部ビルディング10F
設立
1992年7月23日
業種
情報・通信業
事業内容
衛星一般放送事業者
代表者
代表取締役社長
クリストファー・デイヴィス
代表取締役 マネージング・ダイレクター
渡辺雄二
資本金
1億円
主要株主
BBCワールドニュース リミテッド
外部リンク
www.bbcworldnews-japan.com
特記事項:設立時の社名は「株式会社サテライトニュース」
テンプレートを表示

BBCワールドジャパン(ビービーシーワールドジャパン)は、BBCが海外事業のために設立した企業BBCワールドニュースリミテッドの子会社。


日本国内において「BBCワールドニュース」を運営し、ケーブルテレビや通信衛星放送(CS)のスカパーJSATで視聴出来る。過去にはBBC以外の放送チャンネルの運営も行っていた。



概要


1992年7月、日商岩井(現在の双日。情報技術部門は、2000年4月にITXとして分離)の子会社「株式会社サテライトニュース」として設立、2002年3月にBBCワールドワイド・リミテッドの子会社となった。同年10月にBBCワールドワイド・リミテッドからBBCワールド・リミテッド(現BBCワールドニュース リミテッド)が分離、その子会社となっている。


現在、平日1日20時間に渡り日本語とイギリス英語の2ヶ国語放送[1]を行っている。前述のカウントダウンが行われる後の番組で2ヶ国語放送が行われる場合は、このときにその旨が担当の日本語同時通訳者から述べられる[2]。なお、日本でもLiveStationの有料サービスによるインターネットによる視聴が可能だが、通訳サービスは行われていない。


また、BBCワールドの番組の大半が、ワイドスクリーン(16:9SD)制作となっている関係で、画面サイズ14:9での放送を行っていた。なお、スカパー!(東経110度CS放送)については、2012年3月1日から16:9フルサイズ放送となった[3]


日本での国外向けテレビ放送としては、他にもCNNj(CNNの日本向け放送)が挙げられるが、同局がKowaなど、日本企業のCMを放送しているのとは対照的に、当局は基本的に日本向けローカルCMの差し替えを行わずに放送しているが、2013年に自局のPRCMに、日本語訳を付けたものを広告枠(ブレイクフィラー)内で放送した事もある。


なお、BBC全般の日本国内への番組販売や著作権ビジネスについては、別会社でBBCワールドワイドの子会社である「BBCワールドワイドジャパン」が行っている。



沿革




  • 1992年7月 - 株式会社サテライトニュース設立。


  • 1994年

    • 7月 - BBCワールド、通信衛星を利用したケーブルテレビ向け番組配信を開始。

    • 8月 - BBCワールド、CS BAANによるCSアナログ放送開始。




  • 1996年10月 - BBCワールド・「CTN中天」(香港発のニュースチャンネル)・「学びチャンネル」(リクルートが運営)、パーフェクTV!(現・スカパー!プレミアムサービス)での放送開始(「学びチャンネル」は2000年10月放送終了)。


  • 1999年

    • 4月 - CTN中天、「BOOK TV」(大日本印刷が運営、ディレクTVで1997年12月より放送)との混合編成チャンネル「CTN/BOOK TV」に変更。

    • 7月 - CTN/BOOK TV、BOOK TVにチャンネル名変更(2001年6月放送終了)。




  • 2000年11月 - 「ヨシモトファンダンゴTV」放送開始。


  • 2002年

    • 3月 - ITX、保有するサテライトニュースの全株式をBBCワールドワイド・リミテッドに譲渡。

    • 4月 - サテライトニュース、委託放送事業者から電気通信役務利用放送事業者に移行。

    • 5月 - ヨシモトファンダンゴTVの電気通信役務利用放送事業者を吉本興業に変更。

    • 7月 - BBCワールド、スカイパーフェクTV!2(現・スカパー!(東経110度CS放送)で放送開始(衛星基幹放送事業者は、テレビ朝日系列のシーエス・ワンテン)。

    • 10月 - BBCワールドワイド・リミテッドからBBCワールド・リミテッドが分離。




  • 2003年4月 - サテライトニュース、BBCワールド ディストリビューション ジャパン株式会社に社名変更。


  • 2007年4月 - BBCワールド ディストリビューション ジャパン株式会社、BBCワールド ジャパン株式会社に社名変更。


  • 2008年4月 - BBCワールドのチャンネル名を「BBCワールドニュース」に変更。


  • 2012年

    • 3月1日 - スカパー!e2にて、16:9の画角情報を付加し、フルサイズのSD放送を開始した。

    • 9月29日 - スカパー!プレミアムサービス(衛星一般放送事業者は、スカパー・ブロードキャスティング)・スカパー!プレミアムサービス光にてハイビジョン放送を開始した。




  • 2013年
    • 6月30日 - スカパー!プレミアムサービス光にて標準画質映像を終了し、ハイビジョンに全面移行した。



  • 2016年
    • 12月1日 - スカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者が、スカパー・ブロードキャスティングからスカパー・エンターテイメントに変更。




主な番組




  • World News Today - 2010年2月を機に下記の様に視聴地域のターゲットを明確にした上で、一部番組が新設されている。

    • GMT

    • インパクト・アジア(現・インパクト)【アジア向け】

    • ザ・ハブ【南アジア・中東向け】

    • ワールドニューストゥデイ

    • ビジネス・エディション【ヨーロッパ向け】


    • BBCワールドニュース・アメリカ【アメリカ向け】



  • Click

  • HARD Talk



脚注


[ヘルプ]



  1. ^ CSアナログ放送時代はBモード二重音声という珍しいモードで放送されていた。


  2. ^ ボイスオーバー形式での日本語同時通訳が入る主音声と、原音のままの副音声。平日は深夜と夕方の一部を除いて常時、土曜・日曜は主に午前中と夕方から夜にかけて行われる。なお、CMは全て英語のままで同時通訳は行われない。


  3. ^ NHKでイギリスBBCのニュースが流される際は16:9フルサイズで放送されている。



関連項目



  • 英国放送協会

  • BBCニュース

  • BBC News Channel


  • The World Today(『World News Today』の前身番組)


  • Top Gear(現在放送休止中)

  • スカパー! チャンネル一覧



外部リンク




  • BBC公式サイト(英語)


  • BBCワールド公式サイト(英語)


  • BBCワールド公式サイト(日本語)


  • BBCワールドワイドサイト(英語)


  • BBCワールドワイド(日本語)


  • BBCNEWS JAPAN(日本語)

    • BBC News Japan - 公式YouTubeチャンネル(日本語)






Popular posts from this blog

MongoDB - Not Authorized To Execute Command

How to fix TextFormField cause rebuild widget in Flutter

in spring boot 2.1 many test slices are not allowed anymore due to multiple @BootstrapWith