コロンビア映画
![]() ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント正面入口 | |
種類 | 事業部制 |
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略称 | コロンビア、Columbia |
本社所在地 | ![]() カリフォルニア州ロサンゼルス郡 カルバーシティ |
設立 | 1924年1月10日 |
事業内容 | 映画 |
代表者 | エイミー・パスカル(会長) |
主要子会社 | トライスター・ピクチャーズ |
関係する人物 | ハリー・コーン |
外部リンク | http://www.sonypictures.com |
コロンビア映画(コロンビア・ピクチャーズ・インダストリーズ、Columbia Pictures Industries, Inc.)は、アメリカの映画スタジオの一つ。映画会社。「コロムビア映画」と表記することもある。
目次
1 概要
1.1 設立
1.2 ソニー傘下へ
2 日本映画との関わり
3 オープニングロゴ
4 主な映画
4.1 1930年代
4.2 1940年代
4.3 1950年代
4.4 1960年代
4.5 1970年代
4.6 1980年代
4.7 1990年代
4.8 2000年代
4.9 2010年〜
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
概要
設立
ユニバーサル社の社員だったジョー・ブラントとコーン兄弟(ジャック・コーンとハリー・コーン)が1920年に設立したCBC Film Sales Corporationが前身で、1924年に社名を「コロンビア」とする。
1982年には、アメリカの飲料大手のコカ・コーラに買収され、翌1983年には、新しい製作部門「トライスター・ピクチャーズ」を設立した。
ソニー傘下へ
1989年には日本の家電大手のソニーが、豊富なコンテンツを入手することを目的に48億ドルで買収したが、当時の日本のバブル景気を背景にした「外国資産の買いあさり」と日米経済摩擦の時期と重なったため、この買収を巡りアメリカ国内で激しいジャパンバッシング(日本叩き)が起きた。
買収当初はヒット作に乏しく、巨額の赤字を計上したためにソニーによる買収が失敗だと評されたが、1990年代後半からエンターテインメント大作のヒットを複数出すなど復調傾向を見せ、近年ではシリーズ物を中心にアメリカ市場で常に上位のシェアを占めている(因みに2006年度のアメリカ国内の興行成績は、ソニーが18.6%のシェアを確保して第1位)。
現在は、ソニーの在アメリカ子会社であるソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)の一部である。最高責任者は、SPE共同会長 兼 モーション・ピクチャー・グループ会長のエイミー・パスカル。
日本映画との関わり
2017年現在、米国ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(以下「SPE」)傘下であるコロンビア映画が日本映画の配給に携わった例はない[注 1]。しかし、2017年の『斉木楠雄のΨ難』以降、SPEの日本支社であるソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(以下「SPEJ」)が製作・配給する日本映画で、コロンビア映画のオープニングロゴ(後述)が使用されており、日本における両社の区別が曖昧になっている。なお、コロンビア映画とSPEJは同じソニーグループで、どちらもSPEの子会社にあたり、間接的には関係しているものの、直接的な関係性についての詳細は不明である。
オープニングロゴ
- オープニングは"COLUMBIA"のロゴとトーチをかざす女性。自由の女神に似ているが「コロンビアレディ」と称される別人である。
- 途中から一部仕様が変更されており、オープニング導入部でソニーのロゴが個別に追加された[注 2]ほか、クレジットも"a SONY PICTURES ENTERTAINMENT company"から"a Sony Company"に変更され、ソニーグループであることが強調されている。
- 子会社のトライスターではコロンビアレディの代わりにペガサスが描かれている。
主な映画
1930年代
- 或る夜の出来事
- 特急二十世紀
- オペラハット
- 失はれた地平線
- 新婚道中記
- 素晴らしき休日
- 我が家の楽園
- スミス都へ行く
1940年代
- カバーガール
- オール・ザ・キングスメン
- 上海から来た女
- ジョルスン物語
- ギルダ
1950年代
- 波止場
- 戦場にかける橋
- ケイン号の叛乱
- 地上より永遠に
- 愛情物語
- ピクニック
- 悲しみよ、こんにちは
- 乱暴者
- 長い灰色の線
- 去年の夏 突然に
1960年代
- アラビアのロレンス
- ナバロンの要塞
- 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
- 未知への飛行
- 愚か者の船
- コレクター
- イージー・ライダー
- わが命つきるとも
- いつも心に太陽を
- 招かれざる客
- 渚にて
- キャット・バレー
1970年代
- 未知との遭遇
- クレイマー、クレイマー
- タクシードライバー
- 追憶
- ミッドナイト・エクスプレス
- チャイナ・シンドローム
1980年代
- ガンジー
- ブルーサンダー
- トッツィー
ゴーストバスターズシリーズ- スタンド・バイ・ミー
ベスト・キッドシリーズ- ラストエンペラー
1990年代
- レナードの朝
マイ・ガールシリーズ- ア・フュー・グッドメン
- ウルフ
- プリティ・リーグ
- ショーシャンクの空に
- ザ・シークレット・サービス
- レジェンド・オブ・フォール
- エアフォース・ワン
スチュアート・リトルシリーズ
2000年代
スパイダーマンシリーズ
マスク・オブ・ゾロシリーズ
メン・イン・ブラックシリーズ
チャーリーズ・エンジェルシリーズ
ラストサマーシリーズ
バッド・ボーイズシリーズ
ゴーストライダーシリーズ
ダ・ヴィンチ・コードシリーズ- パニック・ルーム
- ブラックホーク・ダウン
- 奥さまは魔女
- ゾンビランド
- カンフーハッスル
- ミラクル7号
呪怨シリーズ- 2012
- S.W.A.T.
- 007 カジノ・ロワイヤル
- 007 慰めの報酬
2010年〜
- ソルト
- ホワイトハウス・ダウン
- ANNIE/アニー
- ピクセル
- アングリーバード
- マグニフィセント・セブン
- パッセンジャー
- ダークタワー
- ブレードランナー 2049
- ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
- ピーターラビット
- ヴェノム
- 007 スカイフォール
- 007 スペクター
脚注
^ 呪怨シリーズなど、日本映画からアメリカ映画へのリメイクは存在する。
^ ただし、ほかの配給会社のロゴが先に示された場合、導入部のロゴが省略されることもある。
関連項目
RCAレコード - 「RCA/Columbia Pictures International Video」というビデオソフト事業の合弁会社があった。コロンビア映画がソニーに買収されたため合弁を解消した。日本法人のアール・シー・エー・コロンビア・ピクチャーズ・ビデオ株式会社は、コロンビア映画の配給部門などと統合、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとなっている。
外部リンク
- Sony Pictures
コロンビアレディの歴史 [英語]
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