慶佐次通信所
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沿岸警備隊の施設の施設の入り口(1992年ごろ)。
慶佐次通信所(げさじつうしんじょ、Gesaji Communication Site)は、沖縄県国頭郡東村に位置する約0.01km2の在日米陸軍の基地。
なお施設名の「慶佐次」は「げさじ」と発声するが、字名としての「慶佐次」は「げさし」と発声する。
目次
1 基地概要
2 使用部隊と任務
3 地理
4 沿革
5 脚注
6 関連項目
基地概要
- 市町村別面積比率:東村 100%
- 管理部隊:第10地域支援群司令部
慶佐次通信所が占める土地は、すべて私有地である。
使用部隊と任務
- 第58通信大隊
- 長崎県の佐世保基地と沖縄の米軍基地とを結ぶ光ファイバー通信施設の維持管理。
地理
- 東村字慶佐次の東側高台に位置する。国道331号を挟んで西側となる慶佐次川ではマングローブの発達もみられる。
沿革
1962年(昭和37年)10月15日:米軍(沿岸警備隊)によって[1]「慶佐次ロラン(LORAN)C局」として使用開始。デッカ航法、オメガ航法、INS、GPSなどのより精度の高いシステムの登場以前に、電波で正確に(精度30-300m)自分の位置を知るための軍事的重要施設であった[2]。約200mの高い塔から発射される電波が、他局と協力して西太平洋全域をカバーした。
1972年(昭和47年)5月15日:沖縄の復帰に伴い慶佐次通信所として施設・区域が提供される。
1991年(平成3年)7月:佐世保基地と同通信所を結ぶ海底光ファイバーケーブルを敷設。
1993年(平成5年)7月:米軍(沿岸警備隊)によって運用されていたLORANC局が、米国での運用廃止に伴い、海上保安庁(第11管区海上保安本部)へ移管され、運用を始める。
1995年(平成7年)4月1日:施設管理権が海軍(沿岸警備隊)から陸軍へ移管。
2015年(平成27年)
2月1日2月1日午前9時、慶佐次ロランC局は運用を停止する[3][4]。
2月27日光ケーブル通信用の1haを残して日本に返還される[5]。日本側に返還された土地は2015年の年末に土地所有者に返還される見込み[6]。
脚注
^ 米軍法制上、沿岸警備隊は海軍の一部とされている
^ 民間用にも解放された。
^ 局としての位置は26.607449, 128.148527
^ 慶佐次ロランC局の廃止について 平成26年8月1日 海上保安庁
^ 地上の建物はない。
^ US Army to return Gesaji Communication Site琉球新報 2014年12月28日
関連項目
アメリカ軍>在日米軍>在沖米軍
アメリカ陸軍>在日米陸軍
座標: 北緯26度36分22秒 東経128度09分02秒 / 北緯26.60611度 東経128.15056度 / 26.60611; 128.15056