旅客輸送
旅客輸送(りょかくゆそう)とは主に、人(旅客)を運ぶことを指す。運輸業の一分野であり、「公共交通機関」と呼ばれるものがこれを担う場合が多い。
目次
1 概要
2 陸運
3 航空
4 船
5 脚注
6 関連項目
概要
客を運んでいる場合の、乗り物の運転を、旅客運転という。
ある対象を、場所的に移動させるサービス業、すなわち運送業の一種で、運送する対象が人間の場合を「旅客運送業」という。具体的には、旅客機(飛行機)・バス・タクシー(自動車)・旅客船(船舶)・旅客列車(鉄道車両)などがその代表例である。これらの旅客運送業は、客を乗せていない間は、運転しても旅客運転に当たらない。
客とは、運送に対する代価的給付として金銭(運賃)を給付する者を指し、無償で運ぶ場合は「客」にあたらない。たとえば、家族を自家用自動車やレンタカーで運ぶことや、工場従業員の無料送迎バスなどは旅客運送には当たらない。従って、運転者の免許は第1種でかまわず、ナンバープレートも事業用自動車(営業)用のものである必要がない。
日本の鉄道には個人所有の「自家用車」が存在しないので、その運転免許である「動力車操縦者」の免許には、自動車運転免許での1種・2種にあたる区別がなく、直ちに旅客列車の運転に使用できる。しかしながら、同じ会社の従業員を業務での移動のために列車に乗せるとしても(たとえば貨物列車や回送運転に「添乗」する乗務員など)、旅客運転ではない。
陸運
- 馬車
自動車
- バス
- タクシー
- 貨物自動車(貨客混載を前提としたライトバン、ツーリングワゴン等)[1]
鉄道
- 馬車鉄道
- 客車
- 電車
- 気動車
- 新幹線
航空
航空機
飛行機
- 旅客機
- ヘリコプター
船
- フェリー
- 客船
脚注
^ トラックの旅客運送解禁 9月1日から 過疎地など対象 東京新聞(2017年7月1日)2017年7月23日閲覧
関連項目
- 貨物輸送
- 道路運送法
鉄道事業法
- 東京地下鉄株式会社法
- 航空法
- 海上運送法