Bunkamura











Bunkamura



地図


Bunkamura(ぶんかむら、文化村)は、日本の東京都渋谷区にある大型複合文化施設である。運営者は隣接地に東急百貨店本店を持つ東急グループで、1989年に開業した。




目次






  • 1 概要


  • 2 沿革


  • 3 Bunkamura内の施設


  • 4 Bunkamuraで行われてきた主なイベント


  • 5 フランチャイズ・システム


  • 6 オフィシャルサプライヤー


    • 6.1 現在の参加企業


    • 6.2 過去の参加企業




  • 7 会員組織


    • 7.1 MY Bunkamura


    • 7.2 オーチャード フレンズ


    • 7.3 倶楽部B




  • 8 情報誌


  • 9 通信販売


  • 10 アクセス


  • 11 脚注


  • 12 関連項目


  • 13 外部リンク





概要



































株式会社東急文化村
TOKYU BUNKAMURA, INC.
種類
株式会社
本社所在地
日本の旗 日本
150-8507
東京都渋谷区道玄坂二丁目24番1号
設立
1989年
業種
サービス業
法人番号
1011001025950
代表者
西村友伸(代表取締役副会長兼社長)
外部リンク
http://www.bunkamura.co.jp/
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1980年代の東急グループ全体の戦略であった「3C戦略」に基づき設立された、株式会社東急文化村が運営する東急グループの施設である。


東急グループの「3C」とは「culture(文化)」、「CATV(東急有線テレビ 現:イッツ・コミュニケーションズ)」、card(クレジット・イチマルキュウ 現:東急カード)の頭文字をとったもので、Bunkamuraはカルチャー(文化)の中心的プロジェクトであり、東急グループの「文化戦略」の中核を担うものである。


良質の文化を創造し提供する「発表の場」、新しい文化の育成のための「創造の場」、人・芸術・物の交流を促進する「出会いの場」の3つをコンセプトに、コンサートホール(音楽)、劇場(演劇)、美術館(美術)、ミニ・シアター(映像)の各施設をはじめ、カフェやアート関連ショップなどがある。


かつてファンハウス(現・アリオラジャパン)が東急グループ傘下に入っていた時期には、共同で東急ファン事業を行っていた。


最寄り駅は渋谷駅。同駅前スクランブル交差点界隈から文化村通りで接続する。隣接する東急百貨店本店とは各階の連絡通路で結ばれている。



沿革



  • 1964年、渋谷区立大向小学校の土地を東急が購入。

  • 1967年、同地に東急百貨店本店(東急本店)が開店。

  • 1982年6月 - 渋谷の商業再開発における東急の戦略を確立するため、渋谷商業開発のマスタープラン「渋谷計画1985」の作成を日本都市総合研究所に依頼。

  • 1984年2月 - 東急グループ経営会議常務会において、「東急文化村」の設立が決定。

  • 1984年4月11日 - 「渋谷計画1985」を基に東急百貨店内に「文化事業開発室」が創設。

  • 1984年6月 - 東京急行電鉄と東急百貨店の出資(約240億円)で、東急百貨店本店の隣の余剰地(同じく大向小学校跡地)にて「東急文化村」の建設が始まる。

  • 1988年 - 「Bunkamura」の管理・運営を目的として、株式会社東急文化村設立。

  • 1989年 - ファンハウスが東急グループ入りしたのと同時に、共同で東急ファン事業を展開する。

  • 1989年 - 東京フィルハーモニー交響楽団がオーチャードホールと日本で初めてフランチャイズ契約を結び本拠地とする。

  • 1989年9月3日 - 日本初の大型の複合文化施設として「Bunkamura」開業。

  • 1990年 - 「Bunkamura ドゥ マゴ 文学賞」を創設。

  • 1992年 - 「創造と才能への支援」の一環から、「シアターコクーン戯曲賞」を創設。

  • 1994年 - 「シアターコクーン戯曲賞の運営」で、1994年度の「メセナ育成賞」(社団法人企業 メセナ協議会主催)を受賞。

  • 1995年12月31日 - 第一回「東急ジルベスターコンサート」開催。

  • 1999年 - 「複合文化施設Bunkamuraの運営」で、1999年度「メセナ大賞」(社団法人企業 メセナ協議会主催)を受賞。

  • 1999年 - 東急ファン事業が終了。ファンハウスはBMGジャパンと合併しBMGファンハウス(→BMG JAPAN→アリオラジャパン)となる。レコーディングスタジオ「TOKYU FUN STUDIO」はBunkamuraに売却されBunkamuraスタジオとなる。

  • 2000年4月 - 会員組織「フレンズ」発足。

  • 2002年4月 - 会員組織「倶楽部B」発足。

  • 2005年4月1日 - それまでの会員組織「Bunkamura Member's Club」をリニューアルし、「Bunkamura チケットメイト」発足。

  • 2007年10月16日 - インターネットショッピングサイト「Bunkamura オンライン市場」開始。

  • 2009年6月 - 開館20周年キャンペーンとして、「Bunkamura POINT CARD」開始。

  • 2011年7月4日 - 改装工事のため休館[1]

  • 2011年12月23日 - リニューアルオープン。



Bunkamura内の施設














































































































(階の名前)

営業時間
特徴
6階
(シネマフロア)

ル・シネマ



  • テーマカラーは青色。マークは菱形。

  • Bunkamuraで唯一、フランス語名の施設。

  • 独自の作品選定を行う、単館ロードショースタイルのミニシアター。

  • ル・シネマ1(150席)および、ル・シネマ2(126席)の2館があり、定員制・入替制を導入している。

  • 営業時間 - 上映作品により異なる。


3階
(オーチャードフロア)

オーチャードホール



  • テーマカラーは赤色。マークは四角形。

  • 世界三大ホール(コンセルトヘボウ、シンフォニーホール、ウィーン楽友協会)と同様のシューボックス型を採用した、国内最大規模のシューボックス型ホールで総客席数2,150席。

  • 高く平らな天井と垂直で大きな側壁に音が繰り返し反射し、重厚で豊かな音場を生み出す。

  • ステージに設けられた三重構造の可動式音響シェルターにより劇場としても機能し、クラシックコンサートをメインに、オペラ、バレエ、ポピュラーコンサートなど、異なるジャンルを一つの空間で提供できるコンバーチブルホール。

  • 「豊穣」をイメージとした内装となっている。

  • コンサートや演劇目的以外では滅多に利用されないが、例年4月1日は、東急グループ全社合同の入社式が行われる。6月末には東京急行電鉄の株主総会が行われる。


松涛カフェ(レストラン)










曜日 営業時間
11:00 - 19:30

(注文締め 19:00)



1階
(メインロビーフロア)

シアターコクーン



  • テーマカラーは緑色。マークは丸。

  • 総客席数747席。舞台から1階最後列の客席までが24m、客席の左右は三層のサイドバルコニー席になっており客席と舞台の一体感を実現。


インフォメーションカウンター(案内所)


チケットカウンター(発券所)










曜日 営業時間
10:00 - 19:00



Bunkamura ギャラリー(芸術作品展示場)










曜日 営業時間
10:00 - 19:30



  • 1階ロビーラウンジに面しており、国内外で注目を集める作家の企画展を開催。

  • 油彩、版画、立体、写真など幅広い分野のアート作品を展覧販売している。


ドゥ マゴ パリ(レストラン)










曜日 営業時間
11:30 - 22:30

(注文締め 22:00)




  • パリのサンジェルマン・デ・プレ(パリ6区にある地区)にある老舗カフェ「ドゥ マゴ」(1885年創業)の海外業務提携第1号店

  • 席数 - 180席(店内60席、テラス120席)


ロビーラウンジ(レストラン)










曜日 営業時間
10:00 - 19:30

(注文締め 19:00)




Bunkamura Shop










曜日 営業時間
10:00 - 19:30


  • 音楽をテーマにしたアクセサリー、バッグ、ステーショナリー、デスクインテリア、服飾小物等を販売

フラワーショップ エルベ シャトラン










曜日 営業時間
10:00 - 20:00


  • オリジナルデザインのアレンジやブーケをはじめ、特別オーダーもできる。

SWAROVSKI Shop(スワロフスキー・ショップ)









曜日 営業時間
10:00 - 20:00



  • スワロフスキーのジュエリー、ファッションアクセサリー、フィギュリン、ホームアクセサリー等を販売。

倶楽部B会員デスク










曜日 営業時間
10:00 - 19:00


地下1階
(ガーデンフロア)
ザ・ミュージアム














曜日 営業時間
月~木 10:00 - 19:00(入館は18:30まで)
金・土 21:00まで開館(入館は20:30まで)



  • テーマカラーは黄色。マークは三角形。

  • 所蔵作品は無く、企画・展示を運営の主体とし、近代美術の流れに焦点をあて、テーマ性・先見性・話題性を持った展覧会を開催する美術館。

  • 主に19 - 20世紀の西洋絵画展、海外美術館の名品展、女性芸術家の作品展、写真展の4つのテーマを中心に、年間4 - 6回の企画展を開催している。

  • 展示面積 - 836.6m2

  • 天井高4m、無柱で可動壁面パネルにより自由に構成することができる。

  • 入館料 - 開催する展覧会により異なる。

  • 身障者割引 - チケット購入時にチケット販売窓口で障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、愛の手帳、被爆者健康手帳)を提示すれば、本人および介助者(1名)の入館料が割引。


Bunkamura スタジオ(旧TOKYU FUN STUDIO)


  • オーチャードホール、シアターコクーンとのダイレクトリンクにより、ハイクオリティーなライブ録音が可能。

ドゥ マゴ パリ(レストラン)










曜日 営業時間
11:30 - 22:30

(注文締め 22:00)




  • パリのサンジェルマン・デ・プレ(パリ6区にある地区)にある老舗カフェ「ドゥ マゴ」(1885年創業)の海外業務提携第1号店

  • 席数 - 180席(店内60席、テラス120席)


ミュージアムショップ(ザ・ミュージアム内)


















曜日 営業時間
月~木 10:00 - 19:00
金・土
(展覧会がない日)
10:00 - 19:00
金・土
(展覧会がある日)
10:00 - 21:00



  • ザ・ミュージアム館内にあり、ザ・ミュージアムで開催中の展覧会関連書籍や、ポストカード、ステーショナリー、Tシャツ、アクセサリー、時計、傘等を販売。

  • ザ・ミュージアムへの入館者のみ利用できる。


ブックショップ ナディッフモダン(書店)














曜日 営業時間
月~木 10:00 - 20:00
金・土 10:00 - 21:00


  • クルーザーをイメージした内装で、20世紀を中心にした画集、古書、美術書等を販売。

地下2階
(パーキングフロア)
駐車場




  • 東急本店地下駐車場(新館駐車場含む)278台、東急第1パーキング139台

  • Bunkamura専用の駐車場は無く、Bunkamura利用時の駐車料金の割引優待は無い。




Bunkamuraで行われてきた主なイベント



  • 東急ジルベスターコンサート

  • 渋谷・コクーン歌舞伎

  • Bunkamuraドゥマゴ文学賞

  • 東京国際映画祭


  • 中島みゆきの「夜会」 — 1989年から2004年まで13回開催後、青山劇場、赤坂ACTシアターにて開催。


  • 徹子の部屋コンサート — 第1回(2006年)・第2回(2007年)が開催された。



フランチャイズ・システム




  • 東京フィルハーモニー交響楽団(オーチャードホール)
    • 日本で初めてフランチャイズ契約を結び、本拠地として年8回の定期演奏会を行っている。



  • オンシアター自由劇場(シアターコクーン)
    • 1985年から串田和美がシアターコクーンの芸術監督に就任、設計段階から関わっており、1989年より「オンシアター自由劇場」としてフランチャイズ契約を結んだが、1996年2月の「オンシアター自由劇場最終記念公演」を以って、フランチャイズ劇団としての任期を満了(解散)した。




オフィシャルサプライヤー


Bunkamuraでは文化・芸術を長期的に支援・育成してもらうため、複数の企業による単発的な協賛ではない長期のスポンサーシステムを採用している。これがオフィシャルサプライヤーである。







現在の参加企業


2014年4月現在。



  • オムロン

  • 鹿島建設

  • 大和証券グループ

  • キリングループ

  • 日立

  • ニトリ

  • 東急グループ



過去の参加企業



  • 第一生命

  • 東京急行電鉄

  • 東急百貨店

  • NEC

  • NTT

  • 野村證券

  • LIXIL







会員組織



MY Bunkamura


Bunkamuraが提供するオンラインサービスの総称で、 Bunkamura、東急シアターオーブ、セルリアンタワー能楽堂のチケット販売とメールマガジン配信を行う登録制度。パソコン、スマートフォンにて利用可。


  • 2013年11月に発足し、登録無料、年会費無料、システム利用料無料である。次のような特典がある。


チケット先行販売

抽選制または先着制のいづれかにてチケットの先行販売を実施(対象外の公演もあり)。

メールマガジンの配信

「MY Bunkamura」で取り扱うチケット情報を月2回配信。他に、登録時のアンケートに基づき、自分の興味に合った公演情報をタイムリーに配信。

登録者限定サービス

プレゼントやイベント開催などを実施。



オーチャード フレンズ


Bunkamuraが企画したオーチャードホールで行われる公演をシリーズ化したもので、チケットが優待価格で提供される。2000年4月に発足。法人会員であれば、会費は年間一口200,000円で1年間有効である。特典としては一口につき11公演、合計22枚(全てS券)のチケットが提供される。また、Bunkamuraのホームページに開設する「オーチャードフレンズ」のページに、本会員の法人名を希望により記載する事が出来る。記載の際は本会員が指定するロゴマークを使用し、本会員のホームページとリンクさせることも可能。



倶楽部B



























項目
内容
発足
2002年4月
入会条件
年齢30歳以上、年収500万円以上、勤続年数または営業年数(自営の場合)5年以上。
入会金
50,000円(税抜)
月会費
5,000円(税抜)
特典






























特典種別 特典内容
ホール特典





















対象ホール
特典内容
オーチャードホール、シアターコクーン、東急シアターオーブ、セルリアンタワー能楽堂
Bunkamura主催公演をはじめとした「倶楽部B特選公演」について、特別先行予約期間が設けられ、その期間中にチケットの最優先予約ができる。
ザ・ミュージアム


  • 1催事につき、招待券が2枚送付される。

  • 招待券利用後、同一催事に再度入場の際は会員本人と同伴者1名まで、前売料金で入場できる。


ル・シネマ


  • 指定席の先行予約(鑑賞日の4日前までの申込み)ができる。

  • 会員本人と同伴者1名まで、当日一般料金(通常1,800円(税込))を1,000円(税込)で鑑賞できる。

  • プログラムが1冊100円引きで購入できる。


オーチャードホール、シアターコクーン、ル・シネマの各ビュッフェ、およびロビーラウンジ
ドリンクが1品につき100円割引になる。

会員デスク特典





























特典対象
特典内容
送料
チケット及びお買上げ商品の送料が無料になる。

オペラグラス
無料貸し出し
演劇作品鑑賞
「倶楽部B会員デスク」で貸し出される。
取り寄せ
CDや芸術書の取り寄せができる。
クローク

特別駐車カード

Bunkamuraを利用の際、本人会員に限り、東急本店地下駐車場、アットパーク宇田川町の「特別駐車カード」3枚(1か月間に3時間まで無料)が配付される。

館内施設の買い物時


  • 会員カードの提示により、Bunkamura内での店舗で料金が 10%‐5% 引きになる。

  • 注文時の会員カードの提示により、レストラン「ドゥ マゴ パリ」が10%割引になる。


イベント特典


  • 会員限定パーティ、懇親会が開催される。

  • Bunkamura内外のイベントに会員優先枠を設けられ優待料金での参加、または招待がある(一部のイベントに限る)。

  • 会員による有志企画を運営、サポートする。


パートナーズレストラン

  • 倶楽部Bデスクで、プレ&アフターシアターのレストランやホテル予約ができる。

  • 一部、倶楽部Bデスク予約特典がある。


その他

  • 「倶楽部B TOP&カード」と倶楽部Bオリジナル会員バッヂ(プラチナ製pt900)を発行される。

  • 本会員はもう一名を「パートナー会員」として登録でき、一部の特典が利用できる。

  • 毎月、会報誌「倶楽部B」が送付される。





情報誌




Bunkamura magazine

音楽、演劇、映画、美術等の様々なジャンルの情報を載せたもので、Bunkamuraのイベントスケジュールやチケット発売情報等を紹介している。価格は無料で、Bunkamura内各所、東急百貨店各店、渋谷エクセルホテル東急、都内主要コンサート会場他で配布されている。



通信販売




Bunkamura オンライン市場

2007年10月16日に営業開始した。音楽・演劇・映画・美術にちなんだアートグッズ等を販売している。



アクセス




  • JR山手線渋谷駅(ハチ公口)より徒歩7分


  • 東急東横線、地下鉄銀座線、京王井の頭線渋谷駅より徒歩7分


  • 東急田園都市線、地下鉄半蔵門線、東京メトロ副都心線3a出口より徒歩5分

  • 京王井の頭線神泉駅北口より徒歩7分


  • 東急百貨店東横店・宮益坂口と、Bunkamuraと隣接する東急百貨店本店・1階正面口を結ぶ無料のシャトルバスを利用できる。



脚注




  1. ^ 渋谷の「Bunkamura」が全館休館へ 来年7月から SankeiBiz



関連項目



  • 東急シアターオーブ - 渋谷ヒカリエ内にある劇場施設。株式会社東急文化村が運営している。


外部リンク






  • Bunkamura公式ページ

座標: 北緯35度39分39秒 東経139度41分42秒 / 北緯35.66083度 東経139.69500度 / 35.66083; 139.69500











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