貞和
貞和(じょうわ)は、日本の南北朝時代の元号の一つ。北朝方にて使用された。康永の後、観応の前。1345年から1349年までの期間を指す。この時代の天皇は、北朝方が光明天皇、崇光天皇。南朝方が後村上天皇。室町幕府将軍は足利尊氏。
目次
1 改元
2 出典
3 貞和期におきた出来事
3.1 死去
4 西暦との対照表
5 関連項目
改元
- 康永4年10月21日(ユリウス暦1345年11月15日) 天変・疫病により改元
- 貞和6年2月27日(ユリウス暦1350年4月4日) 観応に改元
出典
『芸文類聚』の「体乾霊之休徳、稟貞和之純精」から。
貞和期におきた出来事
- 3年
- 1月、楠木正行らが住吉、天王寺瓜生野で細川顕氏や山名時氏らを撃破する。
- 4年
- 1月、四條畷の戦いで楠木軍が高師直・高師泰軍に敗れ、正行らが戦死する。高師直らは吉野を陥落させ、後村上天皇らが賀名生(奈良県五條市)に逃れる。
- 10月、北朝の崇光天皇が即位する。
- 5年
- 4月、足利直冬が長門探題に任じられて備後国へ赴く。
- 8月、高師直の尊氏邸を包囲するクーデターで尊氏が弟の足利直義の執務を停止させ、上杉重能・畠山直宗らを越前国で処刑し、直義は出家する。
- 9月、尊氏が足利義詮を鎌倉より呼び寄せ、足利基氏を鎌倉公方に任命し鎌倉へ派遣する。足利直冬の追討を決定する。
死去
- 虎関師錬
- 楠木正行
- 畠山直宗
- 上杉重能
西暦との対照表
※は小の月を示す。
貞和元年(乙酉) | 一月 | 二月※ | 三月 | 四月※ | 五月※ | 六月 | 七月※ | 八月 | 九月※ | 十月 | 十一月 | 十二月 | |
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興国六年 | |||||||||||||
ユリウス暦 | 1345/2/3 | 3/5 | 4/3 | 5/3 | 6/1 | 6/30 | 7/30 | 8/28 | 9/27 | 10/26 | 11/25 | 12/25 | |
貞和二年(丙戌) | 一月※ | 二月 | 三月※ | 四月 | 五月※ | 六月※ | 七月 | 八月※ | 九月 | 閏九月※ | 十月 | 十一月 | 十二月※ |
興国七年 | |||||||||||||
ユリウス暦 | 1346/1/24 | 2/22 | 3/24 | 4/22 | 5/22 | 6/20 | 7/19 | 8/18 | 9/16 | 10/16 | 11/14 | 12/14 | 1347/1/13 |
貞和三年(丁亥) | 一月 | 二月 | 三月※ | 四月 | 五月※ | 六月※ | 七月 | 八月※ | 九月 | 十月※ | 十一月 | 十二月※ | |
正平二年 | |||||||||||||
ユリウス暦 | 1347/2/11 | 3/13 | 4/12 | 5/11 | 6/10 | 7/9 | 8/7 | 9/6 | 10/5 | 11/4 | 12/3 | 1348/1/2 | |
貞和四年(戊子) | 一月 | 二月 | 三月※ | 四月 | 五月 | 六月※ | 七月※ | 八月 | 九月※ | 十月 | 十一月※ | 十二月 | |
正平三年 | |||||||||||||
ユリウス暦 | 1348/1/31 | 3/1 | 3/31 | 4/29 | 5/29 | 6/28 | 7/27 | 8/25 | 9/24 | 10/23 | 11/22 | 12/21 | |
貞和五年(己丑) | 一月※ | 二月 | 三月※ | 四月 | 五月 | 六月※ | 閏六月 | 七月※ | 八月 | 九月※ | 十月 | 十一月※ | 十二月 |
正平四年 | |||||||||||||
ユリウス暦 | 1349/1/20 | 2/18 | 3/20 | 4/18 | 5/18 | 6/17 | 7/16 | 8/15 | 9/13 | 10/13 | 11/11 | 12/11 | 1350/1/9 |
貞和六年(庚寅) | 一月※ | 二月 | 三月※ | 四月 | 五月※ | 六月 | 七月 | 八月※ | 九月 | 十月※ | 十一月 | 十二月※ | |
正平五年 | |||||||||||||
ユリウス暦 | 1350/2/8 | 3/9 | 4/8 | 5/7 | 6/6 | 7/5 | 8/4 | 9/3 | 10/2 | 11/1 | 11/30 | 12/30 |
関連項目
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