2015年世界柔道選手権大会
2015年世界柔道選手権大会(第33回世界柔道選手権大会)は、2015年8月24日~30日にカザフスタン・アスタナのアラウ・アイスパレスで開催された柔道の世界選手権[1]。無差別を除いた男女7階級の個人戦と男女の団体戦が実施された。カザフスタンでは初めての世界選手権開催となる。当初はブラジルのサンパウロで開催される予定だったが、2013年9月にカザフスタンのアスタナに変更となった[2]。
目次
1 大会概要
1.1 大会結果
1.2 男子
1.3 女子
2 国別団体戦
2.1 男子
2.2 女子
2.3 メダル獲得数の国別一覧
3 優勝者の世界ランキング
3.1 男子
3.2 女子
4 世界ランキング1位の成績
4.1 男子
4.2 女子
4.3 日本人選手の成績
4.4 男子
4.5 女子
5 賞金
6 日本での放送
7 脚注
8 外部リンク
大会概要
正式名称 | 世界柔道選手権2015アスタナ大会 英語: 2015 World Judo Championships ASTANA |
開催場所 | アラウ・アイスパレス |
主催 | 国際柔道連盟 |
開催日程 | 8月24日 男子60kg級、女子48kg級 25日 男子66kg級、女子52kg級 26日 男子73kg級、女子57kg級 27日 男子81kg級、女子63kg級 28日 男子90kg級、女子70kg級 78kg級 29日 男子100kg級 100kg超級、女子78kg超級 30日 男子団体戦、女子団体戦 |
大会結果
男子
階級 | 金 | 銀 | 銅 |
60kg以下級 | エルドス・スメトフ | ルスタム・イブラエフ | 志々目徹 金源鎮 |
66kg以下級 | アン・バウル | ミハイル・プリャエフ | リショド・ソビロフ ゴラン・ポラック |
73kg以下級 | 大野将平 | 中矢力 | サインジャルカル・ニャムオチル 安昌林 |
81kg以下級 | 永瀬貴規 | ロイク・ピエトリ | アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ ビクトル・ペナルベル |
90kg以下級 | 郭同韓 | キリル・デニソフ | ベイカー茉秋 ヴァルラーム・リパルテリアニ |
100kg以下級 | 羽賀龍之介 | カール=リヒャルト・フライ | ディミトリ・ペータース トマ・ニキフォロフ |
100kg超級 | テディ・リネール | 七戸龍 | アダム・オクルアシビリ ヤキフ・ハンモ |
女子
階級 | 金 | 銀 | 銅 |
48kg以下級 | パウラ・パレト | 浅見八瑠奈 | 近藤亜美 鄭普涇 |
52kg以下級 | 中村美里 | アンドレア・キトゥ | エリカ・ミランダ ダリヤ・スクリプニク |
57kg以下級 | 松本薫 | コリーナ・カプリオリウ | ドルジスレン・スミヤ オトーヌ・パヴィア |
63kg以下級 | ティナ・トルステニャク | クラリス・アグベニュー | 田代未来 ツェデブスレン・ムンフザヤ |
70kg以下級 | ジブリズ・エマヌ | マリア・ベルナベウ | ジュリ・アルベアル ファニー=エステル・ポスビト |
78kg以下級 | 梅木真美 | アナマリ・ベレンシェク | マリンド・フェルケルク ルイーゼ・マルツァン |
78kg超級 | 于頌 | 田知本愛 | 山部佳苗 イダリス・オルティス |
国別団体戦
男子
優勝 | 2位 | 3位 | 3位 |
日本 海老沼匡 高市賢悟 中矢力 大野将平 永瀬貴規 丸山剛毅 吉田優也 王子谷剛志 | 韓国 アン・バウル 安昌林 イ・スンス 郭同韓 金成民 | ジョージア バジャ・マルゲベラシビリ ラシャ・シャフダトゥアシビリ ヌグザリ・タタラシビリ ベカ・グビニアシビリ ヴァルラーム・リパルテリアニ | モンゴル ダワードルジ・トゥムルフレグ サインジャルカル・ニャムオチル オトゥゴンバータル・ウーガンバータル ルハグバスレン・オトゥゴンバータル ナイダン・ツブシンバヤル |
女子
優勝 | 2位 | 3位 | 3位 |
日本 中村美里 山本杏 田代未来 新井千鶴 ヌンイラ華蓮 山部佳苗 | ポーランド カロリナ・ピエンコフスカ アルレタ・ポドラック アナ・ボロフスカ キャサリン・クライス ダリア・ポゴルゼレツ | ドイツ マリーン・クラー ミリアム・ローパー マルティナ・トライドス スツァンドラ・ディートリッヒ ジャスミン・キュルプス | ロシア ユリア・リジョワ イリーナ・ザブルディナ エカテリーナ・バルコワ ヤナ・クリウコワ アレクサンドラ・バビンツェワ |
メダル獲得数の国別一覧
順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 日本 | 8 | 4 | 5 | 17 |
2 | フランス | 2 | 2 | 2 | 6 |
3 | 韓国 | 2 | 1 | 3 | 6 |
4 | カザフスタン | 1 | 1 | 0 | 2 |
スロベニア | 1 | 1 | 0 | 2 | |
6 | アルゼンチン | 1 | 0 | 0 | 1 |
中国 | 1 | 0 | 0 | 1 | |
8 | ロシア | 0 | 2 | 1 | 3 |
9 | ルーマニア | 0 | 2 | 0 | 2 |
10 | ドイツ | 0 | 1 | 3 | 4 |
11 | ポーランド | 0 | 1 | 0 | 1 |
スペイン | 0 | 1 | 0 | 1 | |
13 | モンゴル | 0 | 0 | 4 | 4 |
14 | ジョージア | 0 | 0 | 3 | 3 |
15 | ブラジル | 0 | 0 | 2 | 2 |
16 | ベルギー | 0 | 0 | 1 | 1 |
ベラルーシ | 0 | 0 | 1 | 1 | |
カナダ | 0 | 0 | 1 | 1 | |
コロンビア | 0 | 0 | 1 | 1 | |
キューバ | 0 | 0 | 1 | 1 | |
イスラエル | 0 | 0 | 1 | 1 | |
オランダ | 0 | 0 | 1 | 1 | |
ウクライナ | 0 | 0 | 1 | 1 | |
ウズベキスタン | 0 | 0 | 1 | 1 | |
Total | 16 | 16 | 32 | 64 |
優勝者の世界ランキング
男子
60kg級 | カザフスタン | エルドス・スメトフ | 9位 |
66kg級 | 韓国 | アン・バウル | 20位 |
73kg級 | 日本 | 大野将平 | 10位 |
81kg級 | 日本 | 永瀬貴規 | 5位 |
90kg級 | 韓国 | 郭同韓 | 5位 |
100kg級 | 日本 | 羽賀龍之介 | 25位 |
100kg超級 | フランス | テディ・リネール | 1位 |
女子
48kg級 | アルゼンチン | パウラ・パレト | 2位 |
52kg級 | 日本 | 中村美里 | 18位 |
57kg級 | 日本 | 松本薫 | 16位 |
63kg級 | スロベニア | ティナ・トルステニャク | 1位 |
70kg級 | フランス | ジブリズ・エマヌ | 7位 |
78kg級 | 日本 | 梅木真美 | 17位 |
78kg超級 | 中国 | 于頌 | 1位 |
(出典[3]、JudoInside.com)。
世界ランキング1位の成績
男子
60kg級 | アゼルバイジャン | オルハン・サファロフ | 不出場 |
66kg級 | ウクライナ | ゲオルグリー・ザンタラヤ | 初戦敗退 |
73kg級 | アゼルバイジャン | ルスタム・オルジョフ | 不出場 |
81kg級 | ジョージア | アブタンディル・チリキシビリ | 5位 |
90kg級 | ハンガリー | トート・クリスティアーン | 7位 |
100kg級 | チェコ | ルカシュ・クルパレク | 5位 |
100kg超級 | フランス | テディ・リネール | 金メダル |
女子
48kg級 | モンゴル | ムンフバット・ウランツェツェグ | 3回戦敗退 |
52kg級 | ルーマニア | アンドレア・キトゥ | 銀メダル |
57kg級 | ルーマニア | コリーナ・カプリオリウ | 銀メダル |
63kg級 | スロベニア | ティナ・トルステニャク | 金メダル |
70kg級 | オランダ | キム・ポリング | 7位 |
78kg級 | アメリカ合衆国 | ケイラ・ハリソン | 3回戦敗退 |
78kg超級 | 中国 | 于頌 | 金メダル |
(出典[3]、JudoInside.com)。
日本人選手の成績
男子
60kg級 | 志々目徹 | 銅メダル |
66kg級 | 海老沼匡 | 3回戦敗退 |
66kg級 | 高市賢悟 | 初戦敗退 |
73kg級 | 大野将平 | 金メダル |
73kg級 | 中矢力 | 銀メダル |
81kg級 | 永瀬貴規 | 金メダル |
90kg級 | ベイカー茉秋 | 銅メダル |
100kg級 | 羽賀龍之介 | 金メダル |
100kg超級 | 七戸龍 | 銀メダル |
女子
48kg級 | 浅見八瑠奈 | 銀メダル |
48kg級 | 近藤亜美 | 銅メダル |
52kg級 | 中村美里 | 金メダル |
57kg級 | 松本薫 | 金メダル |
63kg級 | 田代未来 | 銅メダル |
70kg級 | 新井千鶴 | 5位 |
78kg級 | 梅木真美 | 金メダル |
78kg超級 | 田知本愛 | 銀メダル |
78kg超級 | 山部佳苗 | 銅メダル |
(出典[3]、JudoInside.com)。
賞金
なお、今大会ではメダリストの他にそのコーチにも賞金が支給されることになった。個人戦の優勝者には7200ドル、そのコーチに1800ドル、2位に4800ドル、そのコーチに1200ドル、3位に2400ドル、そのコーチに600ドル。団体戦の優勝チームには4万ドル、そのコーチに1万ドル、2位に2万4千ドル、そのコーチに6000ドル、3位に8000ドル、そのコーチに2000ドル[4]。
日本での放送
今大会はフジテレビ系列で放送された。解説を穴井隆将、佐藤愛子、実況を鈴木芳彦、福永一茂、リポーターを三四六が担当した[5][6]。
脚注
^ 14年はチェリャビンスクで=世界柔道
^ 15年はアスタナで開催=世界柔道 時事通信 2013年9月29日
- ^ abcjudobase.org
^ World Judo Championships, Astana 2015
^ 柔道世界選手権2015
^ 『柔道世界選手権2015』 - とれたてフジテレビ
外部リンク
- World Championships Astana
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