最上町
もがみまち 最上町 | |||||
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富沢のトチノキ | |||||
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国 | ![]() |
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地方 | 東北地方 |
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都道府県 | 山形県 |
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郡 | 最上郡 |
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団体コード | 06362-2 |
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法人番号 | 8000020063622 |
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面積 | 330.37km2 |
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総人口 | 8,252人 (推計人口、2018年10月1日) |
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人口密度 | 25人/km2 |
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隣接自治体 | 新庄市、尾花沢市、最上郡舟形町 宮城県:大崎市、加美郡加美町 秋田県湯沢市 |
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町の木 | 梅 |
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町の花 | りんどう |
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他のシンボル | 町の鳥:山鳥 町の獣:かもしか 町の色:みどり |
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最上町役場 | |||||
町長 | 高橋重美 |
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所在地 | 〒999-6101 山形県最上郡最上町大字向町644 北緯38度45分30.7秒東経140度31分9.4秒 |
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外部リンク | 最上町 |
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■ ― 市 / ■ ― 町・村 | |||||
ウィキプロジェクト |
赤倉温泉と最上小国川
最上町(もがみまち)は、山形県の北東部にある町。
目次
1 地理
1.1 人口
2 歴史
3 行政
4 経済
4.1 郵便局
4.2 金融機関
5 姉妹都市
6 教育
7 交通
7.1 空港
7.2 鉄道路線
7.3 路線バス
7.4 道路
8 観光ほか
9 著名な出身者
10 その他
11 関連項目
12 脚注
13 外部リンク
地理
- 周囲を奥羽山系の山に囲まれた盆地(小国盆地)にあり、地理的に他の町村とは隔絶している。夏はやませになりやすく、冬は豪雪地帯である。
- 山:神室連峰(神室山、小又山、火打岳、八森山、杢蔵山)、禿岳、翁山
- 河川:最上小国川(小国川) ※最上町の名があるが、最上川は町域を流れていない
- 湖沼
- 山:神室連峰(神室山、小又山、火打岳、八森山、杢蔵山)、禿岳、翁山
人口
![]() | |
最上町と全国の年齢別人口分布(2005年) |
最上町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 最上町 ■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
最上町(に相当する地域)の人口の推移![]() ► | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
- 今は合併して最上町となり、この地を指して「最上」と称する事がほとんどだが、昔は、今の最上町域を指して「小国郷」と呼ばれていた。今も、町内を流れる最上小国川にその名をとどめている。
戦国時代には、細川直元により小国城が築かれ、最上義光と敵対したが、万騎ヶ原の戦いで敗れて細川氏は滅亡し、最上領となった。- 江戸時代は、最上家の改易により新庄藩領となる。向町に問屋場が置かれ、上方や松前から最上川舟運によって運ばれ、舟形街道の清水河港で陸揚げされた物資を中継し、堺田越を通って仙台藩へと輸送する重要な拠点となった。町東部の笹森には、新庄藩の笹森口留番所が置かれ、物資の監視を行った。
1889年(明治22年)4月1日
- 向町、本城、富沢、黒沢、満沢、東法田、堺田が合併し、東小国村誕生。
- 志茂、大堀、若宮、法田、月楯が合併し、西小国村誕生。
1954年(昭和29年)9月1日 - 最上郡東小国村と西小国村が合併。最上町誕生。
1958年(昭和33年)1月8日 - 町章制定[1]。
行政
- 町長:髙橋重美(1990年から)(「髙」は梯子高)
経済
やまがた赤倉温泉スキー場
最上駅前
- 最大の産業は、瀬見温泉や赤倉温泉の温泉や赤倉温泉スキー場でのスキー。その他、夏場の前森高原での自然体験など。2003年に「100万人交流促進条例」を制定し、交流人口拡大に力を入れている。宮城県が2008年10 - 12月に行う「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」にも、県外ながら参加している。
- 食品加工工業・農業(町独自の産品としてアスパラガスやヤーコンの栽培に力を入れている)・畜産も盛んである。
- かつては「小国駒」と呼ばれた名馬の産地であった。新庄藩により奨励され、定期的に馬市が催され、東北一円に商われるほどの盛況を誇り、大日本帝国陸軍軍馬としても大いに用いられた。町内には、かつて軍馬補充部萩野支部があった。他にも、軍沢に多く居住し、『羽前の勘七』と称えられた「小国大工」、月楯、満沢、杉の入の鉱山があり、明治時代から昭和時代初頭にかけては繁栄していた。
- 商業の面では新庄市への依存度が高いが、町の中心部である向町にもある程度の商店が息づいており、町内で買い物を完結することはできる。近年、国道47号沿いにコンビニエンスストアの出店が増えている。休日に仙台市へ買い物に行く流れはあるが、日常の買い物で宮城県へ行くことは、ほとんどない。
- 隣接する宮城県の鳴子温泉地域と共同で日帰り入浴用の「湯めぐりチケット」を発行している[2]。
郵便局
- 最上郵便局(集配局)
- 瀬見郵便局
- 羽前赤倉郵便局
- 羽前大堀郵便局
金融機関
荘内銀行もがみ町支店 - 最上町指定金融機関
きらやか銀行最上町支店
新庄信用金庫最上町支店
姉妹都市
三陸町(岩手県気仙郡)
1984年(昭和59年)12月22日、姉妹都市提携。2001年、三陸町は合併により大船渡市となった。
教育
- 高等学校
- 山形県立新庄北高等学校最上校
- 中学校
- 最上町立最上中学校
- 小学校
- 最上町立大堀小学校
- 最上町立瀬見小学校
- 最上町立月楯小学校
- 最上町立向町小学校
- 最上町立東法田小学校
- 最上町立富沢小学校
- 最上町立赤倉小学校
交通

最上駅
最上町は、県外との交通においては、宮城県との関係が強い町である。最上町と他市町をつなぐ公共交通機関はJR陸羽東線のみである。
空港
- 仙台空港
山形空港(東根市)
鉄道路線
東日本旅客鉄道(JR東日本)
陸羽東線:堺田駅、赤倉温泉駅、立小路駅、最上駅、大堀駅、鵜杉駅、瀬見温泉駅
路線バス
- 最上町営バス
道路
一般国道
- 国道47号
- 都道府県道
主要地方道
- 山形県道28号尾花沢最上線
- 山形県道・宮城県道63号最上鬼首線
観光ほか
瀬見温泉

堺田越にある、太平洋(右)と日本海(左)を分ける分水嶺
- 赤倉温泉
- 瀬見温泉
- 文化財
旧有路家住宅(国の重要文化財、1969年(昭和44年)12月18日指定、『奥の細道』封人の家)
出羽仙台街道 中山越(国の史跡、1990年(平成2年)2月22日指定)
最上白川砂防堰堤(景観重要建造物、2013年指定)
著名な出身者
海和俊宏:元アルペンスキー選手。ワールドカップスキー スラローム競技日本人初の第一シード。
大場満郎:冒険家。
ケーシー高峰:タレント・漫談家
ビートきよし:タレント・漫才師
大石邦彦:CBCテレビアナウンサー
岸善幸:映画監督
その他
- サッカー選手であるカカは、11歳の頃にサンパウロFCの下部組織の一員として交流試合でこの町を訪れた。カカは町内産のジャガイモが沢山入ったカレーライスをよく食べたといい、後にこの時のレシピにアスパラガスを加えた「カカカレー」なるご当地グルメが登場している。
- 伝統的な行事として毎年お盆の時期に行われる町内野球大会(通称:熱闘盆野球)があり、町内の各地区ごとに分かれ毎年熱戦を繰り広げている。2018年現在64回開催されている。尚、最長優勝記録は法田中地区の4連覇である。
関連項目
- 堺田越
- 山刀伐峠
- 花立峠 (山形県・宮城県)
- 最上小国川ダム
- 石巻新庄道路
脚注
^ 図典 日本の市町村章 p48
^ 湯めぐり手形の説明 - 鳴子温泉郷観光協会
外部リンク
- 公式ウェブサイト
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