ルゼルナ

ルゼルナ Luserna
行政
国	イタリア
州	トレンティーノ＝アルト・アディジェ
県	トレント
CAP（郵便番号）	38040
市外局番	0464
ISTATコード	022109
識別コード	E757
分離集落
隣接コムーネ	#隣接コムーネ参照
人口
人口	276 [1] 人 (2012-01-01)
人口密度	33.5 人/km2
文化
守護聖人
祝祭日
地理
座標	北緯45度55分0秒 東経11度19分0秒 / 北緯45.91667度 東経11.31667度 / 45.91667; 11.31667座標: 北緯45度55分0秒 東経11度19分0秒 / 北緯45.91667度 東経11.31667度 / 45.91667; 11.31667
標高	1333 (1120 - 1582) [2]m
面積	8.24 [3]km2
ルゼルナの位置
ポータル イタリア
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ルゼルナ（イタリア語: Luserna; チンブロ語: Lusérn）は、イタリア共和国トレンティーノ＝アルト・アディジェ州トレント自治県にある、人口約300人の基礎自治体（コムーネ）。

このコムーネでは、ドイツ語系の少数言語であるチンブロ語（キンブリ語）が話されている。

目次

• 
  1 名称
  


• 
  2 地理
  
  
  
  • 
    2.1 位置・広がり
    
    
    
    • 
      2.1.1 隣接コムーネ
      
    
    
    
    
  
  
  
  


• 
  3 行政
  
  
  
  • 
    3.1 Comunità di valle
    
  
  
  
  


• 
  4 文化
  
  
  
  • 
    4.1 チンブロ語と文化
    
  
  
  
  


• 
  5 社会
  
  
  
  • 
    5.1 人口推移
    
  
  
  
  


• 
  6 脚注
  


• 
  7 外部リンク
  

名称

標準イタリア語以外では以下の名称を持つ。

• 
  チンブロ語: Lusérn
  


• 
  ドイツ語: Lusern
  

地理

位置・広がり

トレント自治県のコムーネ。アジアーゴから西北西へ15km、県都トレントから南東へ23kmの距離にある^[4]。

隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。VIはヴィチェンツァ県所属を示す。

• レーヴィコ・テルメ


• カルドナッツォ


• ラヴァローネ


• 
  ロトツォ (VI)


• 
  ペデモンテ (VI)


• 
  ヴァルダスティコ (VI)

行政

Comunità di valle

トレント自治県が設置した広域行政組織 Comunità di valle のひとつ「アルティピアニ・チンブリ」 (it:Magnifica Comunità degli Altipiani cimbri)  （事務所所在地: ラヴァローネ）に属する。

文化

チンブロ語と文化

村役場 (Kamou vo Lusérn - Comune di Luserna)

イタリア語とドイツ語の二言語表示がされた標識

「キンブリ語」も参照

少数言語話者の割合（2011年）[5]
ラディン語			0.0%
モケーニ語			0.0%
チンブロ語			83.8%

2011年10月9日に行われた国勢調査によれば、住民284人中238人（83.8%）がチンブロ語話者である^[5]。チンブロ語話者の割合が最も高いコムーネである。話者人口はフォルガリーア（249人）のほうが多い。

チンブロ語（キンブリ語）はゲルマン語派の上部ドイツ語に属するバイエルン語の変種に分類される言語で、北イタリアではヴェネト語の中で言語島を形作っており、ほかにセッテ・コムーニ（ヴィチェンツァ県）やトレディチ・コムーニ（ヴェローナ県）にも分布している。かつてはルゼルナに隣接するラヴァローネでも話されていた^[6]。チンブロ語は大きく3つの方言に分かれており、ルゼルナではルゼルナ方言が用いられている^[7]。

2001年の国勢調査によれば、ルゼルナの住民の90%近く（267人、89.9%）が、第一言語（母語）としてチンブロ語（ゲルマン語派に属する上部ドイツ語の方言）を挙げている^[8]。ユネスコはチンブロ語を危機に瀕する言語としており、セッテ・コムーニやトレディチ・コムーニでのチンブロ語が消滅しつつある (disappearing)とされる中で、村人の多数がチンブロ語を話すルゼルナでは活発な使用が維持されている^[9]。

ユニークな伝統・文化・言語を維持するため、県の条例によって文化研究所が設立されており、イタリア政府の国費補助を受けている^[10]。

社会

人口推移

脚注

1. 
   ^ 国立統計研究所（ISTAT）. “Total Resident Population on 1st January 2012 by sex and marital status” (英語). 2013年12月9日閲覧。
   


2. 
   ^ 国立統計研究所（ISTAT）. “Tavola: Popolazione residente - Trento (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年12月9日閲覧。
   


3. 
   ^ 国立統計研究所（ISTAT）. “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Trento (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年12月9日閲覧。
   


4. 
   ^ “地図上で2地点の方角・方位、距離を調べる”. 2016年5月6日閲覧。
   


5. ^ ^ab“15° Censimento della popolazione e delle abitazioni Rilevazione sulla consistenza e la dislocazione territoriale degli appartenenti alle popolazioni di lingua ladina, mòchena e cimbra”. Provincia Autonoma di Trento - Servizio Statistica（トレント自治県統計局） (Giugno 2012). 2016年5月10日閲覧。
   


6. 
   ^ Schweizer, Bruno (2008), James R. Dow, ed. (German), Zimbrische Gesamtgrammatik, Stuttgart: Franz Steiner Verlag 
   


7. 
   ^ “Language: Cimbrian”. Glottolog. 2016年5月10日閲覧。
   


8. 
   ^ “Tav. I.5 - Appartenenza alla popolazione di lingua ladina, mochena e cimbra, per comune di area di residenza (Censimento 2001)” (Italian). Annuario Statistico 2006. Autonomous Province of Trento (2007年). 2011年5月12日閲覧。
   


9. 
   ^ “Cimbrian”. UNESCO Atlas of the World's Languages in Danger. UNESCO. 2016年5月10日閲覧。
   


10. 
    ^ “Autonomous Province of Trento and local linguistic minorities”. Minoranze Linguistiche - servizio per la promozione delle minoranze linguistiche locali. Autonomous Province of Trento (2011年). 2011年5月12日閲覧。
    

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、ルゼルナに関連するカテゴリがあります。

表 話 編 歴 トレント自治県のコムーネ アーヴィオ , アーラ , アルコ , アルデーノ , アルビアーノ , アンダロ , アンブラール , イヴァーノ＝フラチェーナ , イゼーラ , イメール , ヴァッターロ , ヴァッラルサ , ヴァルダ , ヴァルフロリアーナ , ヴァレーナ , ヴィーゴ・ディ・ファッサ , ヴィーゴ・レンデーナ , ヴィゴーロ・ヴァッターロ , ヴィッラ・アニェード , ヴィッラ・ラガリーナ , ヴィッラ・レンデーナ , ヴィニョーラ＝ファレージナ , ヴェッツァーノ , ヴェルヴォ , ヴェルミーリオ , ヴォラーノ , オスペダレット , オッサーナ , カヴァレーゼ , カヴァレーノ , カヴィッツァーナ , カヴェーディネ , カヴェダーゴ , カステッロ＝モリーナ・ディ・フィエンメ , カステッロ・テジーノ , カステル・コンディーノ , カステルヌオーヴォ , カステルフォンド , カッリアーノ , カデルツォーネ・テルメ , カナール・サン・ボーヴォ , カナツェーイ , カニョ , カプリアーナ , カラーノ , カラヴィーノ , カリゾーロ , カルチェラーニカ・アル・ラーゴ , カルツァーノ , カルデス , カルドナッツォ , ガルニーガ・テルメ , カンピテッロ・ディ・ファッサ , カンポデンノ , クーネヴォ , グラウノ , グリーニョ , グルーメス , クレス , クロヴィアーナ , クロツ , コマーノ・テルメ , コーレド , コンディーノ , コンメッツァドゥーラ , サグロン・ミス , サモーネ , サルノーニコ , サン・ミケーレ・アッラーディジェ , サン・ロレンツォ・イン・バナーレ , サンゼーノ , サントルソラ・テルメ , ザンバーナ , ジアーノ・ディ・フィエンメ , ジュスティーノ , ジョーヴォ , シロール , スクレッレ , ズクロ , ステーニコ , ストーロ , ストリーニョ , ストレンボ , スピアッツォ , スフルツ , スペーラ , スポルマッジョーレ , スポルミノーレ , ズマラーノ , セゴンツァーノ , ソヴェール , ソラーガ , ターイオ , ダイアーノ , ダオーネ , タッスッロ , ダレ , ダンベル , チーメゴ , チヴェッツァーノ , チェンタ・サン・ニコロ , チェンブラ , チス , チモーネ , チンテ・テジーノ , ティオーネ・ディ・トレント , ディマーロ , テーゼロ , テッラニョーロ , テッレス , テルヴェ , テルヴェ・ディ・ソプラ , テルツォラース , テルラーゴ , テンナ , テンノ , デンノ , トゥエンノ , トナディーコ , トランサックア , トランビレーノ , ドルシーノ , トルチェーニョ , ドレーナ , トレス , トレント , ドロ , トン , ドン , ナーヴェ・サン・ロッコ , ナーゴ＝トルボレ , ナンノ , ノヴァレード , ノーミ , ノガレード , バゼルガ・ディ・ピネ , パデルニョーネ , パルー・デル・フェルシーナ , パンキア , ピエーヴェ・ディ・ボーノ , ピエーヴェ・テジーノ , ビエーノ , ピンツォーロ , ファーイ・デッラ・パガネッラ , ファヴェル , ファエード , フィアヴェ , フィエーラ・ディ・プリミエーロ , フィエロッツォ , フォルガリーア , フォルナーチェ , フォンド , プラーゾ , フラヴォーン , フラッシロンゴ , ブリオーネ , ブレージモ , プレオーレ , ブレグッツォ , プレダッツォ , ブレツ , ブレッジョ・スペリオーレ , プレッツォ , ブレントーニコ , ペーイオ , ベゼネッロ , ペッリッツァーノ , ベドッロ , ペルーゴ , ペルジーネ・ヴァルスガーナ , ベルソーネ , ボゼンティーノ , ボチェナーゴ , ポッツァ・ディ・ファッサ , ポマローロ , ボルゴ・ヴァルスガーナ , ボルベーノ , ボンド , ボンドーネ , マッシメーノ , マッツィーン , マレ , マロスコ , メッツァーナ , メッツァーノ , メッツォコローナ , メッツォロンバルド , モエーナ , モーリ , モルヴェーノ , モンクラッシコ , モンターニェ , ラーゴリ , ラヴァローネ , ラヴィース , ラジーノ , ラッビ , ラルダーロ , リーヴァ・デル・ガルダ , リーヴォ , リジニャーゴ , ルーモ , ルゼルナ , ルッフレ＝メンドラ , レヴォ , レーヴィコ・テルメ , レードロ , ロヴェレー・デッラ・ルーナ , ロヴェレート , ローナ＝ラーゼス , ロマッロ , ロメーノ , ロンキ・ヴァルスガーナ , ロンコーネ , ロンチェーニョ・テルメ , ロンツォ＝キエーニス , ロンツォーネ

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