農作物
農作物(のうさくぶつ、のうさくもつ)または作物(さくもつ)とは広義には田畑につくる栽培植物全般を指す。
広義の農作物
広義の農作物は大きく分けて5分類に分ける事ができる。
- 普通作物(食用作物とも言う):水稲・陸稲・麦類・トウモロコシ・イモ類・豆類等。主に主食になる作物の事。
- 飼料作物:牧草やソルゴーなど、家畜の飼料に用いられる作物の事。
- 緑肥作物:レンゲ・マリーゴールド・ウマゴヤシなど栽培している植物を収穫せず、そのまま田畑にすきこみ植物と土を一緒にして耕し、後から栽培する作物の肥料にする植物の事。
園芸作物:野菜・果樹・花卉の事。園芸作物はさらに細分化すると、野菜は葉や茎を食べる葉菜類(キャベツ・アスパラガス等)・実を食べる果菜類(ナスやキュウリ等)・根や地下茎を食べる根菜類(大根・人参等)、果樹は柑橘類を代表する常緑果樹と、桃や葡萄などの落葉果樹、花卉は、用途に応じて切り花・鉢花・苗物と分けられる。
- なおトウモロコシや豆類・イモ類・キノコを野菜と思っている人が多いが、実際は普通作物の分類に作物学等によって分けられる。キノコは林業の特用林産物の扱いになる。またスイカ・イチゴ・メロンは分類上から野菜の扱いになる。
工芸作物:9種類の分類に分かれており[要出典]、養蚕に必要な桑もこの中に入る。
狭義の農作物
狭義には、園芸作物を除く、普通作物、飼料作物、緑肥作物、工芸作物を指す。