アシガバート



























































































アシガバート市
Aşgabat
トルクメニスタンの旗


アシガバート
アシガバート





アシガバート市の市章

市章

位置

アシガバートの位置(トルクメニスタン)の位置図
アシガバートの位置(トルクメニスタン)

行政上のアシガバートの範囲の位置図
行政上のアシガバートの範囲

座標 : TM-S_ 北緯37度58分 東経58度20分 / 北緯37.967度 東経58.333度 / 37.967; 58.333
歴史
設立

1818年
旧名
ポルトラツク
行政



トルクメニスタンの旗 トルクメニスタン
 州
アシガバート市
 市

アシガバート市
市長
Myratnyýaz Abilow[1]
地理

面積
 
  市域
440 km2 (170 mi2)

標高
219 m (719 ft)
人口

人口
(2013年現在)
  市域
860,000人
    人口密度
  1,954人/km2
その他

等時帯

トルクメニスタン時間 (UTC+5)

夏時間
なし
郵便番号
744000 - 744040
市外局番
(+993) 12
ナンバープレート
AG

ISO 3166-2

TM-S

公式ウェブサイト : ashgabat.gov.tm

アシガバート(トルクメン語: Aşgabat、ペルシア語: عشق آباد‎, Ešq-âbâd、ロシア語: Ашхабад, Ashkhabad、英語: Ashgabat / Ashkhabad)は、トルクメニスタンの首都。1919年から1927年の間はポルトラツクПолторацк, Poltoratsk)という名であった。


コペトダグ山脈とカラクム砂漠の間にあり、主要産業はガラス製造、ぶどう酒醸造、綿織物業など。人口は公式統計によれば約100万人とされている(2013年[2])。周囲をアハル州に囲まれているが、アシガバート市単独で州と同格の地位にあり、行政上はいかなる州にも属さない。




目次






  • 1 市の名前


  • 2 歴史


  • 3 気候


  • 4 交通


  • 5 観光


  • 6 姉妹都市


  • 7 脚注


    • 7.1 注釈


    • 7.2 出典




  • 8 外部リンク





市の名前


アシガバートの名前の由来を遡ればペルシア語に行き着く。ペルシア語のAshkはアルサケス朝を意味し、ペルシア語の接尾辞ābādは「都市」を意味することから、「アルサケスの町」となる。


また、アラビア語系の語彙でAshqが「愛」を意味することから、市名は「愛の町」という意味であると解する説もある。


日本語でのカタカナ表記は、アシガバード、アシガバット、アシュガバット、アシハバード、アシハバット、アシュガバードなどがある。なお、「在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律」による表記の標準はアシガバットである。



歴史


かつてはワインで知られたコンジカラ (Konjikala) という町があったが、紀元前2世紀の大地震で廃墟となっていた。アルサケス朝パルティアのミトラダテス1世によってニサが作られシルクロードの交易で栄えたが、13世紀にモンゴルの襲来で破壊された後、小さな村のままであった。


1818年、ロシア人がアシハバードという町を作った。1869年に要塞が造られると、商人や職人が集い発展が始まる。1881年、ガージャール朝のイランはアクハル条約(英語版)で、この地をロシアに割譲する。ロシアはイギリスとの外交戦争から、戦略的に重要なこの町を開発、西洋風な町並みが作られ、ザカスピ州の行政の中心地となる。1902年、イランでの迫害を逃れ亡命して来たバハーイー教の教徒のためにバハーイー教の礼拝堂(英語版)がバハー・ウッラーとヴァキール・ダフリー(英語版)によって創られ、同地でバハーイー教の共同体が設立された。


1917年、赤軍が、アシハバートを掌握、翌1918年、イギリス軍と白軍の連合軍に奪われるが、この時メンシェヴィキと社会革命家によってザカスピ臨時政府(ロシア語版、英語版)(沿カスピ連合政府)が設立され、アシハバート内戦(ロシア語版)が発生、ボリシェヴィキと激しい争いを繰り広げた。1919年に奪回し、市名をポルトラツクとする。同時にこの地はトルキスタン自治ソビエト社会主義共和国の主要な都市の1つとなる。
1925年、トルクメン・ソビエト社会主義共和国が誕生すると、その首都となる。1927年にアシハバードの名に戻る。
1948年10月6日に大地震(1948 Ashgabat earthquake)に見舞われる。この震災で市の人口の3分の2を失う。


1991年、独立とともにアシガバートの名となる。2008年、同市で武装勢力によって暴動事件(ロシア語版)が発生した。



気候


ケッペンの気候区分では、砂漠気候である。夏は日中の気温が40度を超え非常に暑くなり、7月の平均気温は31.2℃となるが降水はほとんどない。冬は寒く、1月の平均気温は2.5℃。年平均気温は16.6℃である。最高気温極値は1995年6月の46.7℃、最低気温極値は1969年1月の-24.1℃である。





















































































































アシガバートの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

最高気温記録 °C (°F)
28.7
(83.7)
32.6
(90.7)
36.6
(97.9)
39.4
(102.9)
44.5
(112.1)
46.7
(116.1)
45.5
(113.9)
45.5
(113.9)
45.6
(114.1)
40.1
(104.2)
37.0
(98.6)
33.1
(91.6)
46.7
(116.1)
平均最高気温 °C (°F)
7.5
(45.5)
9.3
(48.7)
15.2
(59.4)
24.2
(75.6)
29.8
(85.6)
36.0
(96.8)
38.7
(101.7)
36.8
(98.2)
31.8
(89.2)
23.7
(74.7)
16.7
(62.1)
10.0
(50)
23.4
(74.1)
日平均気温 °C (°F)
2.5
(36.5)
3.8
(38.8)
9.5
(49.1)
17.5
(63.5)
22.9
(73.2)
28.7
(83.7)
31.2
(88.2)
28.9
(84)
23.5
(74.3)
15.8
(60.4)
10.0
(50)
4.8
(40.6)
16.6
(61.9)
平均最低気温 °C (°F)
−1.1
(30)
−0.3
(31.5)
4.8
(40.6)
11.6
(52.9)
16.2
(61.2)
21.3
(70.3)
23.6
(74.5)
20.9
(69.6)
15.8
(60.4)
9.6
(49.3)
5.0
(41)
1.1
(34)
10.8
(51.4)
最低気温記録 °C (°F)
−24.1
(−11.4)
−20.8
(−5.4)
−13.3
(8.1)
−0.8
(30.6)
0.2
(32.4)
9.2
(48.6)
10.4
(50.7)
9.5
(49.1)
2.0
(35.6)
−5.1
(22.8)
−13.1
(8.4)
−16.0
(3.2)
−24.1
(−11.4)

降水量 mm (inch)
22
(0.87)
27
(1.06)
39
(1.54)
44
(1.73)
28
(1.1)
4
(0.16)
3
(0.12)
1
(0.04)
4
(0.16)
14
(0.55)
20
(0.79)
21
(0.83)
227
(8.94)

出典: Pogoda.ru.net[3] 9.3.2010




交通


空港


  • アシガバート空港(サパルムラト・トルクメンバシュ空港)が市の北西10km地点にある。

鉄道



  • アシガバート駅はカスピ海横断鉄道の中心駅の1つである。

  • 2017年開催予定の第2回アジアインドア・マーシャルアーツゲームズの会場であるオリンピック村に、モノレールが建設中である。





観光



  • 近郊にあるアルティン・デペ(英語版)は、紀元前3000年記から紀元前1600年までバクトリア・マルギアナ複合(BMAC)の遺跡である。


  • ナマズガ・デペ(英語版)がアシガバートから100kmのイラン国境近くにある(BMAC)。

  • 古代のパルティアの都、ニサ遺跡(世界遺産)がアシガバートの南西15kmの荒野にある。



  • アシガバート市内には同国の巨大な国旗を掲げる特別製ポール『アシガバート・フラッグポール(英語版)』が建てられており、世界に点在する大型の掲揚ポールの中では5位の高さとして知られている。


  • ニュートラリティ・アーチ(英語版、フランス語版、ロシア語版)(中立のアーチ)は、トルクメニスタンの永世中立を記念して建てられた三脚型のアーチが特徴的な複合施設。頂上に立つ初代大統領サパルムラト・ニヤゾフの巨大な金メッキの像で有名。像は24時間360度回転しており、昼間は常に陽が差すようにしている[注 1]


  • 独立記念塔(英語版)はトルクメニスタンの独立を記念して建てられた施設で、ニュートラリティ・アーチと同じく複合施設の一つに数え上げられる。

  • 同市南西部には、ギョクデペの戦いや1948年アシハバード地震(英語版)、第二次世界大戦の犠牲者を鎮め称えるために設けられたハルク・ハキュダシュ祈念公園(英語版)がある。


  • 同市に在る公的機関では国立歴史博物館(英語版)国立文化センター(ロシア語版、英語版)が代表で、国内における観光名所の一部ともなっている。また、教育機関ではトルクメン総合大学(ロシア語版、英語版)トルクメン=トルコ国際大学(英語版)などの高等教育機関がある。


姉妹都市




  • ギリシャの旗 アテネ・ギリシャ


  • アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国・ニューメキシコ州アルバカーキ


  • トルコの旗 トルコ・アンカラ



脚注



注釈





  1. ^ この建物の全長はかつて75mであったが、政権交代に伴う移転計画により大幅に改修・増築され、現在は95mとなっている。




出典





  1. ^ УКАЗЫ ПРЕЗИДЕНТА ТУРКМЕНИСТАНА 14-ГО АВГУСТА


  2. ^ www.advantour.com


  3. ^ “Pogoda.ru.net” (Russian). 2010年3月9日閲覧。[リンク切れ]




外部リンク







  • トルクメニスタン旅行 激写!

  • トルクメニスタン旅行記










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