GODZILLA

















































































GODZILLA

Godzilla
監督
ローランド・エメリッヒ
脚本
ディーン・デヴリン
ローランド・エメリッヒ
原案
テッド・エリオット
テリー・ロッシオ
ディーン・デヴリン
ローランド・エメリッヒ
製作
ディーン・デヴリン
製作総指揮
ウィリアム・フェイ
ウテ・エメリッヒ
ローランド・エメリッヒ
出演者
マシュー・ブロデリック
ジャン・レノ
マリア・ピティロ
ハンク・アザリア
音楽
デヴィッド・アーノルド
撮影
ウエリ・スタイガー
編集
ピーター・アマンドソン
デイヴィッド・シーゲル
製作会社
セントロポリス・エンターテインメント
配給
アメリカ合衆国の旗 トライスター・ピクチャーズ
日本の旗 東宝
公開
アメリカ合衆国の旗 1998年5月19日
日本の旗 1998年7月11日
上映時間
138分
製作国
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
日本の旗 日本
言語
英語
日本語
フランス語
スペイン語
ロシア語
製作費
$130,000,000[1]
興行収入
世界の旗 $379,014,294[1]
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $136,314,294[1]
配給収入
日本の旗 30億円[2]
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GODZILLA』(ゴジラ、原題:Godzilla)は、1998年に公開されたアメリカの特撮映画。日本の東宝が原案・所有するキャラクター「ゴジラ」に基づいて製作された。


トライスター・ピクチャーズ提供。セントロポリス・エンターテインメント作品。フリード・フィルムズ、インデペンデント・ピクチャーズ共同作品。


日本でのキャッチコピーは「人類に打つ手は無い」、アメリカでは“Size Does Matter”(巨大さ それが 度肝を抜く[3])。




目次






  • 1 概要


  • 2 ストーリー


  • 3 エメリッヒ版ゴジラ


    • 3.1 形態


    • 3.2 能力


    • 3.3 その他


    • 3.4 日本での扱い




  • 4 登場人物


  • 5 登場兵器


    • 5.1 航空機


    • 5.2 車両


    • 5.3 艦艇


    • 5.4 銃火器




  • 6 スタッフ


  • 7 日本語吹替


  • 8 製作の背景


  • 9 キャラクター性の設定


  • 10 評価


    • 10.1 受賞記録




  • 11 映像ソフト


  • 12 サウンドトラック


  • 13 エメリッヒ版以前の北米版ゴジラ


  • 14 続編の企画


    • 14.1 ゴジラの生態


    • 14.2 敵怪獣


    • 14.3 舞台と登場人物


    • 14.4 ストーリー(続編)




  • 15 備考


  • 16 アニメ版


  • 17 脚注


    • 17.1 注釈


    • 17.2 出典




  • 18 参考文献


  • 19 関連項目


  • 20 外部リンク





概要


日本映画のスターであり、世界的な人気を誇る映画キャラクターでもあるゴジラをハリウッドが製作するということから、発表当時は世界的に取り上げられた。しかし、「怪獣」という存在に対する概念の違い[要出典]から、ゴジラは日本映画における通常の生物を超える[要出典]「怪獣」としてではなく、ハリウッド映画に多く見られる「突然変異による超巨大生物」と解釈されている[要出典]


日本では約51億円の興行成績(配給収入は約30億円だが、興行収入換算)をあげており、これはミレニアムシリーズや平成モスラシリーズ(直近作は『モスラ2』)よりも高い数字である。日本の観客動員数は360万人である。これは、ミレニアムシリーズ最大のヒット作である『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』の240万人を大幅に上回った。製作費は1億3千万ドル(当時の対ドル円相場平均144円換算で187億円)であり、東宝映画版制作費の10倍以上と著しく巨額となったが、アメリカや他国での健闘が大きなリターンとなった。



ストーリー


南太平洋で、日本の漁船が謎の生物に襲われ沈没する事件が起きる。某保険会社から派遣されたと語る男、フィリップ・ローシェは唯一の生存者となった老船員から何を目撃したかを問い出し、朦朧としながらも恐怖に慄いた言葉で「ゴジラ」という名が紡がれる。


翌日のチェルノブイリにて、放射線による生物への影響を調査していた生物学者のニック・タトプロスは米国務省からの要請でパナマへと向かう。半ば強引に被災地の調査チームに編入されたニックは畑違いと訝るが、そこで巨大な生物の足跡を目の当たりにし、驚愕する。続いてジャマイカや大西洋でも貨物船や漁船が次々と襲われる。


ニックは各地に残された巨大な足型や、座礁したタンカーに開けられた横穴と残された肉片等から、“フランスがポリネシア近海で長年行なっていた核実験の結果として、新種の生物が誕生した”との仮説を立てる。フィリップもまた、ジャンと呼ぶ部下達を引き連れて現場に残された爪痕を確認し、その新種こそ一連の事件を起こした“ゴジラ”だと確信する。


互いに面識を持たないニックとフィリップが“ゴジラ”の追跡を開始した矢先、ニューヨークに未知の巨大生物が上陸し、いよいよ人類との戦争が始まろうとしていた。



エメリッヒ版ゴジラ



形態


鳴き声は日本版をベースとして、新たに録音・制作されたものが使用された。ベビーゴジラの鳴き声はフランク・ウェルカーが担当した[4]


動き・姿勢なども含め、映画『ジュラシック・パーク』シリーズに登場するティラノサウルスに似ているという指摘がある。日本版第1作と本作のゴジラは共に製作時点における恐竜の復元図を元にしているが、恐竜研究の進歩に伴い復元図も大きく変化しており、両者のデザインが大きく異なった要因の一つとなっている。小説版および『ゴジラ FINAL WARS』のパンフレットでは「ワニに似た怪獣」と明記されている。小説版の説明によれば複数の遺伝子が入り混じった雑種の突然変異体であり、その中でもワニが色濃く反映されているとする(産卵に関してもタトプロスはワニに例えている)。これ以外にもコモドオオトカゲ、さらには鳥類の特徴も備えていると語られている。


変温動物であるため、極端に体温が低い。劇中ではゴジラの体温よりもビルの温度の方が高かったため、赤外線探知ミサイルで狙ったにもかかわらずミサイルが逸れてしまう描写が存在する。


小説版ではサイズについて事細かに明記されている。身長60メートル(前屈状態54メートル)、体重約500トン、全長90メートル、尾長60メートル、関連カードでは、足の裏の長さは16.35メートル、幅12メートル。



能力


敏速で、480km/hというスピードで走れる。そのため150km/h(原語では時速80ノット)の戦闘ヘリから逃れることができる。また、ゴジラ FINAL WARSでは自らの背以上飛び上がることができ、ゴジラの放射熱戦をかわすことができる。
ハドソン川での戦いで魚雷の直撃を受けたダメージにより衰弱し、終盤ではタクシーに翻弄されるという演出もなされている。小説版では480 - 800km/hに達したとされ、タクシーに追いつかなかった理由に関してタトプロスは「単にすぐ追いついて殺しただけでは子を殺された怒りがおさまらないため、なぶり殺そうとしたのだろう」と推測している。水中での移動速度は魚雷と同等で、米原潜の3倍。


知性が非常に高いようで、人間に対しても積極的な攻撃性を見せない。子供のゴジラが人間を攻撃したのも、侵入者や餌を奪う可能性のある者に対する排除行動ゆえである。中盤の戦闘ヘリとの戦闘では待ち伏せて相手の背後を突いたり、進路に先回りして撃破している。潜水艦3隻との戦いでも魚雷を巧みに回避・誘導して同士討ちを起こさせ、1隻を沈めている。2度目にニューヨークに出現したときには、1度目と同じく公園に山積みにされた魚を視認しながらも罠と判断し、軍の予想を裏切って立ち去っている。また、子供の死体をなんとか起こそうとするなど、同族に対する感情も見られる。


炎を吐いているように見えるシーンは、爆発させた車に息(パワーブレス)を吐きつけることで炎を増大させているという設定(資料によってはホットブレスと表記し、区別している)である。パワーブレスは人を焼き殺し、車も破壊することも可能である。


小説版ではカメレオンのように体色を変化させることができるとも説明され、映画でもビル群の中ではダークグレイ気味の体色となっている(“ビルの配色に溶け込むゴジラ”を映像化する予定もあったが、中止された)。


細胞を分析した結果オスと判断されているが、無性生殖(単為生殖あるいは雌性発生、作中には具体的な描写はない)による単体繁殖が可能であり、卵を約200個以上産む。幼獣は誕生直後から俊敏に行動出来、性質は獰猛。更には、妊娠した状態で生まれて来るという高い繁殖能力を備えている。小説版によると身長1.8メートル、全長約3メートル、速力60 - 80km/h。「1体でも残っていれば一度に大量に繁殖し、数年で人類を滅ぼす脅威を秘めている」とタトプロスは語る。


魚食性とされ、小説版では米軍によって集められた魚種はサバ・ヒラメ・カレイ・ホワイトフィッシュ・タラ・ブリ・キンメダイ・クロマグロ等と書かれている。尚、それらの魚は成体の食用ではなく、卵から孵化した直後の幼体に与える目的で集めている。成体は人を捕食するシーンがある。


フランス領ポリネシアの核実験を原因とする突然変異により誕生した新種の生物と推定されており、日本版のような古代生物ベースの生物ではない。劇中ではチャップマン博士が獣脚類の生き残りであると主張するが、それにしては余りにも大きすぎると指摘されている。また、小説版ではゴジラのジャンプ力についてタトプロスは「獣脚類ではありえない」と考えている(足の外側には獣脚類の第1趾〈内側にある〉のような指が生えている)。



その他



  • 日本版でも戦車など通常兵器で傷を負う、細胞が回収されるといった描写はあったが、この「通常兵器で絶命する」という設定は日米ゴジラにおける大きな相違点となっている。これについて、日本版プロデューサーの富山省吾は「アメリカにおける怪獣とは『乗り越えるべき存在』、日本においては『畏怖すべき存在』であるという価値観の違いが現れた」と述べている。ちなみに、最初の戦いでは魚を漁っている最中に米軍の奇襲による戦車の砲弾を受け怪我をしているため銃弾で怪我をしているのは間違いである。成体は銃撃を受けた際火花が散っているのが散見でき、幼体にフランス特殊部隊が銃撃しているがまったくの無傷であった。

  • 劇中でのゴジラの命名は、冒頭でゴジラに襲われた日本漁船の生き残りの口から発せられた「ゴジラ」という言葉が由来となっている。劇中設定ではゴジラは日本の古い神話に伝わる巨大な海の怪物であり、小説版ではそれに関する舟歌が記述されている。

  • 『ゴジラ2000 ミレニアム』に登場するオルガは、本作のゴジラがモチーフになっている[5]

  • 劇中でニックがオードリーと再会するシーンではニックはゴジラをamphibious(両生類)と分析しているが、マジソン・スクエア・ガーデンからの中継のシーンではゴジラをreptiles(爬虫類)と説明している。



日本での扱い



  • 『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001年)
    • 「アメリカにもゴジラに酷似した巨大生物が出現し、『ゴジラ』と名付けられたが、日本の学者は同類とは認めていない」と冒頭の防衛軍の隊員の台詞で言及される[6]。しかも、劇中ではバラゴンに遭遇したトラック運転手が「ゴジラ」と防衛軍に証言しているため、この世界では怪獣=ゴジラとみられている向きがある。


  • 『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)

    • ジラ」( Zilla ) の名称(Godzilla の語頭 God を抜いたネーミング。プロデューサーの富山省吾が命名)でエメリッヒ版ゴジラが出演。別名は「強足怪獣[7]。身長:90メートル、体重:不明、必殺技:ハイジャンプキック。公式サイトやパンフレットによれば「1997年(DVDのブックレットでは1998年)にニューヨークを襲った怪獣と似ており共通点もあるが真偽は不明」という設定である。だが、この作品のジラは1998年版ゴジラと日米ファンではみられているため、同族とみられる。

    • 劇中前半ではX星人に操られてシドニーを襲撃、シドニー・タワーを破壊し[注 1]壊滅させる。X星人出現後には一旦回収されるが、物語後半でガイガンを倒したゴジラの力を確かめるべく、X星人の2番目の刺客として再びシドニーに出現し対決する。体当たりしようとするもゴジラの熱線をジャンプで回避、そのまま飛びかかろうとする。だが、ゴジラの尻尾ではじき飛ばされ、オペラハウスに激突。直後熱線を浴び、断末魔の叫びをあげてオペラハウスごと爆発した。その直後に、X星人統制官(役:北村一輝)はエメリッヒ版ゴジラがマグロを主食としていたことを揶揄するような台詞を吐く[注 2]。この映画は多数の怪獣が登場する関係上、カマキラスやヘドラ、エビラといったゴジラに瞬殺される(=対決時間が短い)怪獣も多いが、ジラもその内の1体である。

    • この映画の登場怪獣は公開中にX星人も含めソフビ・ガシャポン・食玩などで商品化されたのに対し、ジラだけは公開中には商品化されず、放映から1年近く経ってから食玩で商品化された。



  • 『ゴジラ FINAL WARS』の公開に合わせて、第1作から『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003年)までの全作品を収録したDVD-BOX(『FINAL WARS』は、後から収納するためのスペースと統一デザインによる差し替え用ジャケットが用意された)が発売されたが、本作は収録されていない。ただし、2014年発売のゴジラ60周年記念版Blu-ray/DVDでは、本作もシリーズに含める形でラインナップに上がっている。

  • ゲーム『ゴジラトレーディングバトル』『ゴジラジェネレーション』にもエメリッヒ版ゴジラが登場している。

  • ジラは2013年にIDWパブリッシングコミック出版のアメリカンコミック、『Godzilla: Rulers of Earth』 (Issue 1 および Issue 2) にも登場し、東宝版のゴジラと対決している[8]


  • 日本映画専門チャンネルにて毎月15日を『ゴジラの日』としてハリウッド版レジェンダリー製のゴジラ公開に合わせた『総力特集ゴジラ』の一環で2014年6月15日に本来洋画の本作吹き替え版が放映されたが、ゴジラが暴れる統一デザインの特性オープニング映像がこの作品のみ使われなかった。オリジナルの特集番組『ゴジラが来る』での扱いも佐野史郎演じる科学者が「『原子怪獣現わる』のリドザウルスの同類と見るべき」などと解説されていた。

  • 同じく日本映画専門チャンネルにて行われた「あなたが選ぶベスト・オブ・ゴジラ」と銘打った投票イベント『ゴジラ総選挙』では本作は除外され、全28作扱いとされていた。

  • 小説『GODZILLA 怪獣黙示録』(2017年)
    • 「ジラ」として登場。二足歩行で長い尾や3列の背鰭を持つことから撃破時に「ゴジラ殲滅」という誤報がゴジラとの遭遇経験のない部隊から流れたという扱い。成体でもメーサー砲とレールガンの一斉射で駆除できるが、単為生殖で無尽蔵に増えるため、完全な駆除を果たすには卵1つ残さないほどに徹底した作業が必要とされている。加えて知能も高く幼体は群れで人を襲い、成体と幼体が協力して外敵に対処することもある。ゴジラが通過しなかったルーアン近郊に出現、ゴジラ被害から逃れていた住民を捕食していたとされる[9]




登場人物



ニック・タトプロス博士

マシュー・ブロデリック

生物学者、あだ名は「ミミズ男」。チェルノブイリ原子力発電所周辺で放射線が生物に与える影響を調査していた。その後軍からの要請で、ゴジラに関する捜査をすることとなる。その生態を研究している内に、ゴジラの繁殖力の危険性を発見する。タトプロスという名前を劇中幾度も間違えられている。

オードリー・ティモンズ

マリア・ピティロ

駆け出しのジャーナリスト。かつてニックの恋人であったが、レポーターになる夢を叶えるべくニックの元を去る。同僚であるパロッティ夫妻と行動を共にし、ゴジラ襲撃をきっかけにニックと再会する。

ビクター・パロッティ

ハンク・アザリア

通称「アニマル」。オードリーやルーシー達の同僚でカメラマン。ルーシーの夫だが恐妻家。怖いもの知らずでゴジラの姿を最初に映像に収めることに成功した。後にオードリーと共にゴジラの巣を発見することになる。

フィリップ・ローシェ

ジャン・レノ

保険調査員を装うフランス対外治安総局の諜報員。ニックを信じ、仲間を率いてゴジラとの戦いに挑む。ニックが発見したマジソン・スクエア・ガーデンのベビーゴジラの卵を駆除する様協力する。

アレキサンダー・ヒックス大佐

ケヴィン・ダン

米軍の対ゴジラ部隊指揮官。ゴジラを確実に倒そうとする余り、反発する市長にも強気な言葉を浴びせる。

オリバー・オニール軍曹

ダグ・サヴァント

ヒックスの部下の1人。対ゴジラ部隊で前線指揮を担当するが、まだ経験が浅く、少々頼りない性格。ニックとは気が合い、ゴジラとの戦いの中で親交を深め、終盤では無線越しでニックに指示を送る。

エルシー・チャップマン博士

ヴィッキー・ルイス

ゴジラの研究の為に呼ばれた古生物学者で、ゴジラの正体を恐竜の生き残りであると主張する。ニックに気があり、「可愛い」と評している。

ルーシー・パロッティ

アラベラ・フィールド

アニマルの妻でオードリーの同僚。夫に対してかなり強権的な態度をとるが、愛情は深い。

チャールズ・ケイマン

ハリー・シアラー

TVリポーターでテレビ局のメインキャスター。部下のオードリーをこき使う嫌味な上司。妻がいるが、オードリーを自宅に呼ぼうとする。オードリーが掴んだゴジラのネタを横取りした上に、「ゴッド・ジラ」と誤読、さらにニックの姓を「パパドプラス」と呼び間違える醜態を演じている。

エバート市長

マイケル・ラーナー

ニューヨーク市長。ゴジラ退治より自身の市長選のことを心配している。甘い物が好きだが、医者に止められている。側近のジーンを何かとぞんざいに扱うが、クライマックスで彼がいないと何も出来ないという本音を漏らした。モデルはエメリッヒの映画を酷評することの多い映画評論家のロジャー・イーバート。

メンデル・クレイブン博士

マルコム・ダネア

ゴジラ研究のために呼ばれた科学者。エルシーに惚れこんでいる。夏風邪をこじらせており、すぐにくしゃみをする。

ジーン

ロリー・ゴールドマン

エバート市長の側近。モデルは、ロジャー・エバートと2人で映画番組の司会者を務めていた映画評論家のジーン・シスケル。

常にエバートに対してゴマを擦って、機嫌を取る態度で接していたが、クライマックスでゴジラを倒した手柄すら独り占めして市長選に利用しようとしたエバートの自己中さに愛想を尽かして彼の下を去る。

ジャン=リュック

クリスチャン・オバート

ジャン=クロード

フィリップ・バーロゲン

ジャン=ピエール

フランク・ブリュンブロック

ジャン=フィリペ

フランソワ・ジロディ

フィリップの部下達。フィリップ、ニックと共にマジソン・スクエア・ガーデンのベビーゴジラの卵の駆除に向かう。ピエールとフィリペは爆破作業中に卵から返ったベビーゴジラに逃げ遅れた所を襲われ、その場から脱出したリュックとクロードも、群れを閉じ込める為の館内封鎖で別行動中に襲われてしまう。

コック

ロイド・キノ

日本の漁船「小林丸」船長

トシ・トダ

漁労長

クライド・クサツ

船員


加藤雅也(マサヤ・カトーとして)

小林丸の乗組員達。冒頭、ゴジラに襲撃され老船員以外の他の船員は全員死亡する。



登場兵器



航空機



  • F/A-18C ホーネット

  • AH-64 アパッチ

  • UH-1 イロコイ

  • MH-6 リトルバード

  • JRB


  • H-21 ワークホース(ウクライナ軍機として登場)

  • キャンベラ



車両



  • M551シェリダン

  • M8グレイハウンド

  • M939 5tトラック

  • M151 MUTT

  • ダッジ WC

  • ハンヴィー


  • MLRS(車体は架空のもの)



艦艇



  • オハイオ級原子力潜水艦「ユタ」「インディアナ」「アンカレッジ」(架空艦)


銃火器




  • M16自動小銃


  • M4A1カービン


  • H&K MP5短機関銃


  • H&K HK21汎用機関銃


  • フランキ・スパス15散弾銃


  • RDI ストライカー12散弾銃


  • M136 AT4無反動砲


  • AK-47自動小銃



スタッフ



  • 監督:ローランド・エメリッヒ

  • 製作:ディーン・デブリン

  • 製作総指揮:ローランド・エメリッヒ、ウテ・エメリッヒ、ウイリアム・フェイ

  • 共同製作総指揮・プロデューサー:ロブ・フリード、ケイリー・ウッズ

  • 共同製作:ピーター・ウィンザー、ケリー・バン・ホーン

  • 脚本:ローランド・エメリッヒ、ディーン・デブリン

  • ストーリー:テッド・エリオット&テリー・ロッシオ、ディーン・デブリン&ローランド・エメリッヒ

  • 撮影:ウエリ・スタイガー

  • プロダクションデザイナン:オリバー・スコール

  • 編集:ピーター・アマンドソン、デビッド・J・シーゲル、A.C.E.

  • 衣裳デザイナー:ジョセフ・A・ポロ

  • 音楽:デヴィッド・アーノルド

  • GODZILLAデザイン:パトリック・タトプロス

  • 視覚効果スーパーバイザー:フォルカー・エングル

  • 視覚効果プロデューサー:テリー・クロティオー

  • デジタル効果プロデューサー:スティーブン・T・プーリ、フィオナ・ブル

  • デジタル効果スーパーバイザー:スティーブン・T・プーリ、ジェローム・チェン

  • SFX:クエスチョン・マーク・FX、セントロポリス・スペシャル・エフェクツ、メカニカル・エフェクツ・ウェアハウス

  • VFX:ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス



日本語吹替

































































俳優
日本語吹替
ソフト版
日本テレビ版
マシュー・ブロデリック 森川智之
高木渉
ジャン・レノ 菅生隆之
銀河万丈
マリア・ピティロ 勝生真沙子
深見梨加
ハンク・アザリア
堀内賢雄
ケヴィン・ダン 小山武宏
谷口節
ダグ・サヴァント 梅津秀行
内田直哉
ヴィッキー・ルイス 野沢由香里
小山茉美
アラベラ・フィールド 松本梨香
雨蘭咲木子
ハリー・シアラー 牛山茂
野島昭生
マイケル・ラーナー 青野武
石田太郎
マルコム・ダネア 福田信昭
塩屋浩三


  • ソフト版:初回放送2016年8月1日『午後のロードショー』

  • 日本テレビ版:初回放送2001年7月20日『金曜ロードショー』



製作の背景


トライスター・ピクチャーズはシリーズ化できる映画を求め、著名な映画キャラクター「ゴジラ」に注目する。配給業者で以前からゴジラのハリウッドでの映画化を狙っていたヘンリー・サパスタインが、仲介人として東宝からゴジラの使用権を購入したことで、初のハリウッド版ゴジラの製作は1992年頃に決定し、日本でもニュースになった。しかし、トライスター側が「ゴジラの製作権を全てトライスターが買い取り、東宝には今後一切ゴジラを作らせない」という条件を提示したため、交渉は難航した。最終的には“日本のキャラクターとして破格の「ギャラ」(一説に100万ドル以上)を受け取り、ハリウッドに出演した”という形になる。その際、東宝からは「モスラ、ラドン、キングギドラの3怪獣と、スタッフ、俳優の貸し出しは行わない」という条件が提示された。


監督候補にはティム・バートンなどの有名監督の名が挙がる中、ゴジラ・ファンとして有名なヤン・デ・ボンが決定した。この時に制作されたゴジラのデザインは原典に近く、宇宙からやってきた怪獣グリフィンとゴジラが対決するという脚本も準備されている。しかし、最終的に製作費がかかりすぎるとして監督を降板させられた。日本でも本作の公開に合わせる形で『ゴジラvsメカゴジラ』でシリーズを終了させる予定だったが、本作の延期から『ゴジラvsスペースゴジラ』を急遽制作することになった[10][11]


後日、プロデューサーのディーン・デヴリンは本作の制作について「当初はレイ・ハリーハウゼンの特撮映画をリメイクしようとしたが資金が出なかったため、ゴジラのネームバリューを借りた」という主旨の発言をしており、劇中でも『原子怪獣現わる』や『水爆と深海の怪物』[注 3]をオマージュしたシーンが見られる[12]



キャラクター性の設定


続いて『インデペンデンス・デイ』を製作していたローランド・エメリッヒに新たに監督としてオファーがかかる。エメリッヒは何度か断ったが、全く新しいゴジラのデザインを見せられたことでこれを受諾した[13]。エメリッヒは「第1作の製作者たちが現代のSFX技術を持っていたらどのような映画になったか」を考えて作ったという。第1作でのゴジラが電車をくわえるシーンや調査隊が足跡を調査するシーン、1984年版でのビルにあいた穴からスーパーXがゴジラに攻撃するシーンなどをオマージュとして映画に挿入している。


またエメリッヒは、日本のゴジラをアメリカ流に作り替えることも考えており、リサーチの結果、初代ゴジラが爬虫類をベースにしていたことを知り、あらゆる爬虫類を研究し、最終的にトカゲ(イグアナ)をモチーフにしたゴジラを考えたという[注 4]。また、1954年のゴジラも本作のゴジラも、製作当時の獣脚類型肉食恐竜の最新の知見に適った形態をしている。


エメリッヒ版ゴジラのデザインはパトリック・タトプロスによるものであり、「中途半端にアレンジを加えるとオリジナルに失礼だと考え、全く新しいものにした」という。このゴジラを見た東宝のゴジラ製作者たちは、あまりにも違いすぎるデザインにショックを受けたが、それでもハリウッドの作るゴジラ映画を見てみたいと考えて許可した。その際、東宝側の注文によって、2列だったエメリッヒ版ゴジラの背びれは日本のものと同じ3列に修正された(この他にも、劇中で人を食す描写を避ける等の諸注文がトライスター側に出された)。ちなみに米版ゴジラの顎はディズニー映画『ジャングル・ブック』に登場するトラのキャラクター、シア・カーンをベースにしたという[14]。なお、デザイン担当の「タトプロス」は主人公の名前に引用された。コンセプトアートの段階ではエメリッヒ版もレジェンダリー版も互いに良く似たものが存在した。


本作のゴジラは主に3DCGやアニマトロニクスで撮影されているが、一部では日本のゴジラと同様、着ぐるみも使用されている。ただ、エメリッヒ自身は着ぐるみによる撮影手法には否定的であった。2004年にNHK BS2で放送された特番のインタビューでも、「時代遅れの技術を使うことに抵抗を感じる」と発言している。


2014年のレジェンダリー・ピクチャーズによる新作製作時に『エンパイア』誌が行ったインタビュー企画で、エメリッヒは「当初、隕石が地球を襲う映画の企画をしていたが、東宝から突然本作のオファーが来た」「着ぐるみの怪獣映画には全く興味などなかったが、強い押しがあったので仕方なく受けた」「だが今度は『ゴジラが人を食べない』といった細かいルールを提示されたので嫌気がさした」「なので、いい加減な脚本とデザインを提出し『これなら、あちらから断るだろう』と思っていたらゴーサインが出てしまい、仕方なく撮影に入った」「もし、当初の予定通りに隕石の映画を撮っていれば『アルマゲドン』や『ディープインパクト』を上回る作品が撮れたはずだ」等といった旨の相当な本作に対する不満を述べている。



評価


ゴジラのキャラクター性の違いから、従来のイメージを崩しているとして日米のゴジラ映画ファン[注 5]の評価は低いものとなった。アメリカのゴジラファンの中にはGINO(ジーノ、"Godzilla In Name Only"="ゴジラとは名ばかりなり"の意味)と呼ぶ人もいた[14]。アメリカの人気テレビドラマ『バフィー 〜恋する十字架〜』の作中では、日本のアニメを愛好する登場人物が「あれはゴジラじゃない。トカゲの化け物だ」と酷評するシーンがある。同じく大人気ドラマ『スーパーナチュラル』でも同様に主人公らが『ゴジラvsキングギドラ』を絶賛し、エメリッヒ版ゴジラを軽く一蹴するシーンがある。


平成ゴジラシリーズのプロデューサー富山省吾は、日本でのゴジラは「人間より強いもの、映画の主役」と考えられているのに対し、本作でのゴジラは「人間に倒されるもの、人間が乗り越える標的」として描かれていると分析している[15]。こうしたゴジラ位置づけの違いや日本のファンの戸惑いを認識した富山は公開直後に日本版ゴジラの再開を企画し、ゴジラミレニアムシリーズの製作に至った[16]


その一方でゴジラ映画としてではなく、モンスターパニック映画として見た場合に高く評価する声もある。昭和ゴジラ作品で監督を手掛けた福田純は、「アメリカで作ったんだから日本のゴジラと違って当然だ」と理解を示し、「予告編は面白かった」(特報第一弾は劇中にないシーンを撮りおろしたティーザー映像)と評価する一方、「ゴジラにしては話がオソマツ」「ゴジラが動き出すにつれて何処かで見たような話になっていく」と脚本を批判している[17]


封切り時、日本版ゴジラのスーツアクターであった中島春雄と薩摩剣八郎は本作を一緒に観ており、観終わった後の「これはゴジラじゃない」とする旨の発言が『朝日新聞』紙上で伝えられている。土屋嘉男は、アメリカでのファンイベントの講演でこの映画について質問され、「あれはただのイグアナだ!」とコメントして満場の喝采を浴びたと語っている。また、熱烈なゴジラ・ファンでもある映画監督のジョン・カーペンターも本作に対して「最低だ!」といったコメントを寄せている[18]。さらに、2014年版の監督を務めているギャレス・エドワーズも、講演の際に本作について質問されたところ「本当のゴジラ映画ではない」と断言している[19]


当のエメリッヒ自身も「日本のゴジラファンが、自分の作品を観たら不愉快に感じるだろうと思っていた」と後に語っている。ただし、「自分はゴジラを世界に通用するキャラクターにしたかった。日本のゴジラ作品は一部のマニア向けの物が多かったように思う。」「映画とは巨額の投資を伴うもの。『GODZILLA』を興行的に成功させ、世界で4億ドルを稼いだのだから、成功だったと言えるのでは。」と述べている[20]


しかし、ゴジラシリーズ60周年となる2014年には同年に発売された雑誌や書籍などに、日本版ゴジラと共に再評価の的になり「あれはゴジラではない」「あれもまたゴジラ映画だ」の賛否両論が挙げられて、日本のライターであるガイガン山崎[21]や高橋ヨシキ[22]も、本作もゴジラ映画の一つの形として肯定する評価のコメントを掲載している。


デヴリンは20周年記念にSyfyのインタビューで「自分はゴジラと共に育ったがエメリッヒはそうではなかった」「エメリッヒは映画に情熱を持っていたがゴジラの遺産、ゴジラを愛する人たちを幸せにするのと反対の方法をとった」「インデペンデンス・デイと比較されることて過度に厳しく評価されたとも言え、他方ではゴジラと同等の象徴的な何かを引き受けるのに必要なものの上に生きている」「期待が低い所で見るとこの映画は実際にはかなり良い」と答えている。[23]



受賞記録


第19回ゴールデンラズベリー賞では最低リメイク賞、および女優のマリア・ピティロが最低助演女優賞を受賞した。その一方、本作はその年のサターン特殊効果賞を受賞しており、映像面では高い評価を受けた。



映像ソフト




  • DVD

    • 2014年5月14日、ゴジラシリーズ60周年を記念して発売。

    • 2016年6月15日、<東宝DVD名作セレクション>版発売。




  • Blu-rayディスクは2014年7月16日発売。



サウンドトラック



サウンドトラックは日本のオリコン、アメリカのビルボードで共にTop 5にランクインする大ヒットとなった。


日本ではサウンドトラック収録曲の中でもジャミロクワイの「Deeper Underground」がプロモーションに使用されたが、アメリカではザ・ウォールフラワーズの「"Heroes"」(デヴィッド・ボウイのカバー曲)が使用された。また、エンディングに使われたパフ・ダディとジミー・ペイジによるレッド・ツェッペリンの「カシミール」のカバー曲の録音は、インターネットを利用して、ニューヨークで歌うパフ・ダディにロンドンからジミー・ペイジがギターを被せるという、当時では珍しい方法をとり話題となった。


日本のアーティストからはL'Arc〜en〜Cielの「浸食 〜lose control〜」(クレジットでは「LOSE CONTROL」)が提供された[注 6]。音楽番組『うたばん』にL'Arc〜en〜Cielがゲストとして登場した際に劇中での使用箇所(冒頭の日本漁船のシーンに10秒ほどかかる)を取り上げられているが、クローズアップしてもなお聴き取りにくいほどのボリュームであり、L'Arc〜en〜Cielのメンバーですら初見で聴き取ることはできなかった。



エメリッヒ版以前の北米版ゴジラ



GODZILLA King of the Monsters 3-D (1983年)[24]

1983年に『13日の金曜日 PART3』等の映画監督スティーヴ・マイナーにより企画された。脚本はフレッド・デッカー。3D映画でゴジラは日本式のぬいぐるみではなくストップモーション・アニメーションとパペットにより撮影される予定だったが、製作費の問題により実現しなかった。

ゴジラは画家のウィリアム・スタウトによる肉食恐竜に似たデザインとなっており、恐竜以前に存在した、体内に核エネルギーを持つ太古の生物という設定で、放射能火炎を吐くシーンもある。

隕石の衝突により人工衛星から発射された核ミサイルの爆発により目覚め、サンフランシスコに上陸して市街を破壊し、ソ連製の特殊ミサイルにより倒されるというストーリーであった。劇中にはゴジラの幼体が登場し、またゴジラが人間の子供と心を通わせるようなシーンもある。

GODZILLA (1994年)[25][26]

1994年にヤン・デ・ボン監督の予定で、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのテッド・エリオットとテリー・ロッシオによって脚本が執筆されたが、製作費の問題で最終的に内容を大幅に改変され、1998年版『GODZILLA』の原案となった。製作費が高額になった理由は、ゴジラファンであるデ・ボンが着ぐるみにこだわり、CGを使わずにミニチュアセットを作って撮影しようとしたためであり、スタジオと意見が対立したデ・ボンは降板している[27]

ゴジラは地球の古代文明が遺した生物という設定で、身長250フィート(約80メートル)と描写されている。デザインはスタン・ウィンストンが担当し、デ・ボンが着ぐるみを希望していたため人型に近いデザインになっている[27]。ゴジラが体内に持つ核エネルギーの活動を抑制する「羊水のような液体」が登場し、これを使って軍がゴジラを捕獲するシーンがある。敵役として、地球侵略を狙う異星人が送り込んだ探査機により誕生した有翼の巨大怪獣「グリフォン」が登場し、クライマックスでは両怪獣がニューヨークで激突する。

主演には高倉健が予定されていた。これは、デ・ボンが撮影監督時代に『ブラック・レイン』で一緒に仕事をして以降、互いに交友を深めた縁からでもあった[27]。デ・ボンは高倉をロサンゼルスに呼び、テスト撮影まで行っている[27]



続編の企画


本作品は興行的な成功は達成したと言えるものの、特に旧来のゴジラファン層からの評価は芳しくなく、また関連商品の販売業績も苦しい結果に終わった。その影響で、本来なら予定されていた本作の第2作・第3作となる続編の企画は延期になった。続編の企画にはディーン・デヴリンもプロデューサーに加わり、第1作の製作陣の多くが携わる予定となっていた。その後、2003年にゴジラの版権が東宝に帰結したのを境に、続編作成の計画は無に帰す[28]。更に、これらの続編のプロットにおける設定を利用して後のアニメシリーズ作品が製作される運びとなった。


ディズニー映画作品(『ターザン』、『ブラザー・ベア』、『アトランティス 失われた帝国』、『ノートルダムの鐘』など)や『バットマン』シリーズ等で知られるタブ・マーフィー(英語版)による第2作のプロットは、現在簡易版が完成・公開されている[29]


ストーリーコンセプトについては当時の自然保護運動の拡大を取り入れ、自然との共存、相互理解と和解の重要性、東宝版のゴジラシリーズとは異なった視点での核兵器の脅威、生命の尊厳の美しさと儚さ、ヒトの罪と近代社会の暴力性、自己の目的を第三者的な立ち位置から省みる試みの難解さ、異質なものへの理解を示す努力の必要性をフィーチャーした内容となっている[29]。トライスター版を嫌う海外のゴジラファンも当プロットは評価した。


その後、2014年に監督がギャレス・エドワーズ、脚本はマックス・ボレンスタインに変わった『GODZILLA ゴジラ』が公開された[注 7]



ゴジラの生態



  • ゴジラは常に進化し続ける生物であり、第1作の時点では新種で進化の途上であった。物語が進行するに従って怪獣として強化されていく。

  • 第2作の時点で放射火炎に値する能力を獲得している。武器としてだけではなく、生存のためのさまざまな用途がある(子供の餌の魚を追い集める際に海中で威力を弱めて使用するなど)。

  • ゴジラは高い知性と豊かな感情を持ち合わせており、自らや家族が危機に晒されない限りは攻撃行動をとらない。

  • ゴジラ達は、怪獣化していく虫達を餌とすることもあり、「ゴジラ達を殲滅した(と人間が思い込んでいる)ことで、怪獣島に封印されてきた生態系が崩れ、虫達の侵略を止めるものがいなくなった」、よって「ゴジラが死ねば世界が終了する」と認識されていく。

  • 産卵回数は生涯で1度のみ。人間を含める実在の生物同様に、その際の環境収容力に合わせて産卵数や成長できる大きさを変容させるため、生態系に順応していくことが可能である。2代目ゴジラの子供は4 - 5頭で、数十メートル程度の未成熟個体が数頭と、発育不全児の「Runt」と呼ばれる、東宝のベビーゴジラに該当する小さな子ゴジラがいる。

  • アニメ版同様、ニック・タトプロス博士や味方と判断した人間を慕い、2代目ゴジラとその子孫は人間を襲うことはない。

  • ゴジラ達は人間にだまし討ちされ(後述)、2代目ゴジラと Runt のみを遺して全滅する。



敵怪獣



  • ゴジラ以外にも数々の生物が核実験の影響で怪獣化していたことが判明する。

  • 例えば体長100メートルのシロナガスクジラなど無害な種類もいるが、怪獣化した生物たちの種類と数が増えたことにより新たな生態系が誕生、人類を脅かし始める。

  • 第2作で敵となるのは主に昆虫系の怪獣たちで、蜂や蜘蛛などさまざまな種類の怪獣が人間社会へと侵攻する。

  • メインとなる敵怪獣はモスラへのオマージュ。

  • 最終決戦の地はシドニー[注 8]



舞台と登場人物



  • 舞台はニューヨークから始まり、大西洋や南太平洋各地に拡大するが、中心となるのはオーストラリア大陸と近郊の「怪獣島」である。

  • 主人公は第1作と同様にニック・タトプロス。また、フィリップ・ローシェも第2の主人公的な立ち位置である。彼らそれぞれの異なった視点からの苦悩と後悔も、プロットの焦点の一つとなっている。その他、新たなヒロインとしてオーストラリアで動物保護に勤しむ生物学者アンナ・チャールトン(Anna Charlton)が登場する。

  • ヒックス少佐も再登場し、ゴジラ殲滅を命じたことで大きな間違いを犯したと痛感することになる。



ストーリー(続編)



プロローグ

ゴジラの事件後、ニューヨーク市は徐々に復興への歩みを始めようとしていた。軍や調査チームは、ゴジラの残した卵や幼獣等を駆除すべく街の地下を捜索する毎日であった。ニック・タトプロスは事件後、自分とゴジラとの交流の記憶に憂い、ゴジラの死の間際の視線を思い出しては苛まれていた。そして、あの希有な知的生命体と共存し得ない結果に終わったことを悔み(苦悩は日に日に増していく)、共に活躍した科学者達が興奮する一方で、彼一人は悶々とした日々を送っていた。また、科学者達がゴジラの遺骸を弄ぶなど、死者の尊厳を冒涜する様な行為を見て激昂し、速やかにプロジェクトを一人去った。酷い罪悪感に苛まれながらも、生存個体の発見という残された可能性に賭け、ニックは地元警察のバリケードを突破してマンハッタンの地下へと侵入する。やがてその努力が報われ、遂に瓦礫に挟まり死に掛けた1頭を発見し救出する。衰弱して飢餓に陥っているゴジラの為、周辺の魚屋から可能な限り全ての食料を調達し(魚肉の一片までも購入していくので店員らは不審がる)、自ら餌付けをしていく。保護の間、ニックと赤子のゴジラは次第に信頼関係を築き、後々の長きに亘る信頼と相互尊重の基盤を獲得していく。しかし軍の手が及び、苦渋の選択を迫られたニックはとうとうゴジラを逃がすことを決意する。魚でゴジラをおびき寄せ、無事に人々の目を掻い潜って地上へと脱出することに成功する。この頃になると、ゴジラは刷り込み現象によってニックを親と完全に見なして信頼していた。育ての親を慕い、どこにでもついて来る子ゴジラ。ニックは自分とゴジラをオーバーコート等で包みながら誘導し、軍の監視網を抜けてウォーターフロントに到達しようとする。しかしここで、一人の物乞いに金銭をせがまれる。物乞いは後ろから手を伸ばしてくるが、その手にゴジラが噛み付いた。仰天し絶叫する物乞いと、その騒ぎに気づいた兵士らが駆け寄って来る。その動向を察知したニックはゴジラを逃がそうとする。中々水中に入ろうとしないゴジラを拳を振り上げてでも追いやろうとするが、ゴジラは育ての親を慕い留まろうとする。選択の余地を奪われたニックは、ゴジラを怒鳴りつけ、石を投げ付けて強引に逃れさせる。親の突然の変容に驚愕し、悲嘆したゴジラは混乱しながらも海中へと潜っていく。

2年後、オーストラリア沖で無人の客船が漂流しているのを発見される、フィジーの一村の住民が跡形も無く全員消え去る、インドネシアのジャンボジェット機が飛行中に突如真っ二つになるも、墜落現場では乗員・乗客の痕跡は一人として見つからないなど、オセアニア圏の周辺地域で各地で、海流や気候などの自然現象では説明の付かない奇妙な事件が頻発し始める。これを受けて、2年前のゴジラ事件に携わり、今や将位を得たアレキサンダー・ヒックスの指揮の下、臨時の国際部隊が編成されることとなった。また、正体不明の巨大な卵がニューイングランド地方の中規模都市の繁華街で突如発見される。一報がヒックスの耳に入るとすぐに部隊が派遣されるが、部隊が現場に駆け付けた時には既に卵は孵った後であり、またもや地元住民らは跡形もなく行方不明となっていた。研究者たちは、信じ難いことだが何らかの形でゴジラが関与していると結論付け、ヒックスは今やゴジラ研究の第一人者と認識されているニック・タトプロス博士との接触を図る。その頃、ニックはバーモント州の教会でオードリーと結婚式を挙げていた。ニックは己の運命を半ば諦め、受け入れようとする最中であった。2人はライスシャワーの中を歩き、待機していたリムジンに乗車した。しかし、オードリーが参列者達に今一度手を振り終わると突然車両のドアが自動で閉まり、全てのドアにオートロックが掛かる。軟禁状態になったニックらを乗せたリムジンは猛スピードで発進し、動揺するニックが運転手を見ると、それはあのフランスの諜報員であった(これ以降、プロットでのオードリーの登場は確認されていない)。フィリップは自身の行いを謝罪し、一連の事件に関する資料を手渡すと、彼は現在ヒックスとそのチームに協力していることを明かす。ニックはゴジラの関与を否定、矛盾が多過ぎると指摘をする(仮に生存していたとしても同時的に世界中での事件に関与したり、航空機の襲撃や構造物を損傷することなく人間のみを略奪するなど不可能)。しかしフィリップは何としてでも事態の究明をすると決心しており、ゴジラの生存を証明することの必要性を重んじていた。ゴジラの完全な殲滅を主張し、車を停止させたフィリップはニックに協力を要請する。結局ニック・タトプロスは了承を表明するが、その意図はフランス人の目的とは全く異なるところにあった。


以降の顛末

以降、オセアニア周辺で巨大生物が発見されることなく潜伏出来るのはオーストラリア大陸であると結論付けた2人は、オーストラリアに渡航し調査を続行する。その後、内陸の奥深くで動物学者のアンナ・チャールトンと偶然に遭遇する。ディンゴ犬の調査中であるという彼女は、ニックらがこの様な荒野にいる目的を尋ねる(ニックは「ハネムーンの最中」と返答)。アンナは即座に2人を不審に思い、嫌悪感すら抱く。特にニック・タトプロスに。奇妙な現象の調査をしている彼らの質問に対し、何も異常は無いと不愛想に返答し、2人に研究の邪魔をしないように即刻退去することを要求する。彼女の言動に怪しさを覚える2人。フィリップはアンナの運転するジープに追跡装置を忍ばせ、後を付けることにする。その後、自動車が故障し徒歩に移行しながらも、2人はアンナを更に奥地へと追跡し、そこでディンゴの群れに襲われる Runt と救出にきた兄弟及び親ゴジラを発見する。驚愕する一行だが、2代目ゴジラはニックを覚えており、すぐさま甘え始める。不信を募らせていたアンナは溜飲を下げ、2人に全てを告白する。アンナはこの地でゴジラを発見した唯一の人間であり、またアンナもニック同様にゴジラという生物の魅力に取り憑かれた一人であることが明かされる。一生物としてのゴジラの存在を尊重し、人間社会から隠蔽する為に秘密を頑なに守秘して来たのだ。また、彼女がニックを強く憎んでいた理由は、ニックが初代ゴジラとその子供達を(直接的でないにしろ)殺し、アメリカ軍に協力するなど意図的にそれを助長してきたのだと勘違いしてきたからであった。和解する一行。だが、目標を目の前にしたフィリップは、一度は取り逃した標的の残党を殲滅することのみを考えていた。彼の動向を危惧したニックとアンナは、ゴジラの生物的特徴をフィリップに解説し(現在の地球環境と生態系を圧迫することなくゴジラ達と共存して行けること)、また、一連の怪事件にゴジラが関与し得る可能性はありえないことを訴え続ける。その後、ゴジラと共に過ごし、彼らの愛情と知性に溢れた穏やかな生態を観察していく中で、フィリップの考えも変わりつつあるかに思えた。が、彼は密かにヒックス少佐に連絡を取っていたのだ。突如として一行とゴジラ達に迫る軍隊。ニックとアンナの抵抗も空しく、すぐさま殲滅作戦が開始される。



備考



  • 冒頭の核実験シーンは演出上はムルロア環礁となっているが、資料映像自体はビキニ環礁で行われた1946年のクロスロード作戦(ベーカー実験)や、1954年のキャッスル作戦(ブラボー実験)のものが使用されている。

  • 試写会はクライマックスの舞台であるマディソン・スクエア・ガーデンで行われた。観客にとっては『自分達のいるところが映画の舞台』という一種のサプライズを狙ったものであった。なお、オリジナルとなった1954年の日本版『ゴジラ』においても、「『ゴジラ』が上映されている日劇をゴジラが破壊する」という同様の趣向あった。

  • 劇中、チャップマン博士がゴジラの正体について恐竜「サウロポダアロサウルス」の生き残りである可能性を示唆するシーンがあるが、サウロポダアロサウルスという学名の恐竜は存在しない。ただし、サウロポダは恐竜の1分類である竜脚類のことであり、またアロサウルスという恐竜も実在する(アロサウルスは竜脚類ではない)。

  • 劇中冒頭にイグアナ類をアップで捉えたカットがあったため、当初から「イグアナに似た怪獣が登場する」という情報がメディアを通して広まっていた(本作の日本版パンフレットにもそう記されている)。

  • 製作のディーン・デブリンが来日した際、体の大きさをマスコミが尋ねると、「日本人はどうしてそんな細かいことを気にするんだ?」と逆に尋ねられたという。これに象徴されるように、関連グッズ等のイラストから、劇中でのゴジラの大きさまで統一されていない。公開時ニューヨークには「自由の女神より大きく、20階建てのビルに匹敵する」と描かれた看板が立てられた。

  • 日本漁船の名前「小林丸」は『スタートレック』シリーズに登場するコバヤシマルシナリオに由来する。

  • 小林丸の船員たちはクライド・クサツや加藤雅也などの日系人・日本人が演じている。

  • 日本ではミスタードーナツとのタイアップが図られ、ピンバッジプレゼントなどが行われた。

  • 公開当時『週刊少年ジャンプ』に連載された『地獄先生ぬ〜べ〜』の「ぬ〜べ〜(ぬーべー)ニューヨークへ行く」ではハリウッドのゴジラ・ワールド・プレミアの招待券を貰ったぬーべーが郷子、美樹と共に本作のゴジラに会いに行くという内容になっている。この話は版権の関係で単行本未収録である。理由はパロディではなく正式に映画『GODZILLA』のゴジラが登場し、さらに「ゴジラ」という名称が登場しているため版権の関係で未収録となったことが、ジャンプ・コミックス第30巻に掲載されている。



アニメ版




脚注



注釈





  1. ^ シドニー・タワー


  2. ^ オーディオコメンタリーにて、監督の北村龍平はローランド・エメリッヒへのメッセージであることを告白している。ただし上記の通り、魚を明確に食べていたのは幼体である。


  3. ^ 劇中に登場するの店のテレビで流れるシーンがある。


  4. ^ 実際には、第1作のスタッフが初代ゴジラをデザインするにあたって参考にしたのは現生の爬虫類ではなく恐竜である。


  5. ^ ゴジラ映画はアメリカでも劇場公開されたうえ、現地のテレビで繰り返し放映されていたため、それを見て育ったアメリカ人は多い。


  6. ^ 日本盤とフィリピン盤のみボーナス・トラックとして収録。


  7. ^ ちょうど、第1作目の公開から60年目にあたる。


  8. ^ 『ゴジラ FINAL WARS』でジラが同地に出現したのはこの設定を活かしたのか否かは不明:北村が同地を以前から個人的に懇意にしていた。




出典




  1. ^ abc“Godzilla (1998)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年3月25日閲覧。


  2. ^ “日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 1998年(1月 - 12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年3月25日閲覧。


  3. ^ 日本で発売された映像ソフトの字幕。映像特典『ケイマンの報告』より。


  4. ^ “AugustFrank Welker: Master of Many Voices” (英語). Animation World Network. 2015年9月20日閲覧。


  5. ^ オール東宝怪獣大図鑑 2014, p. 275.


  6. ^ 洋泉社『ファイヤー』No.18、2002年1月号(2001年)雑誌07895-01、94頁


  7. ^ オール東宝怪獣大図鑑 2014, p. 310.


  8. ^ http://www.idwpublishing.com/news/article/2580/[リンク切れ] 2014年5月15日閲覧


  9. ^ 怪獣黙示録 2017, pp. 186-212, 第4章『反撃』


  10. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, pp. 244 - 247.


  11. ^ 『平成ゴジラパーフェクション』 アスキー・メディアワークス〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2012年、157頁。「ゴジラVSスペースゴジラのポイント」


  12. ^ 『DVD&ブルーレイでーた』2013年8月号、株式会社KADOKAWA、2013年7月20日、 59頁、 ASIN B00DRR4KXG、 ISBN 4910163690832、 ISSN 16369-08。


  13. ^ 『ゴジラ1954-1999超全集』 小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2000年、62頁。ISBN 4091014704。 

  14. ^ abウィリアム・M・ツツイ 『ゴジラとアメリカの半世紀』 神山京子訳、中央公論新社〈中公叢書〉、2005年、291頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"""""""'""'"}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/Lock-green.svg/9px-Lock-green.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg/9px-Lock-gray-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/Lock-red-alt-2.svg/9px-Lock-red-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration{color:#555}.mw-parser-output .cs1-subscription span,.mw-parser-output .cs1-registration span{border-bottom:1px dotted;cursor:help}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/Wikisource-logo.svg/12px-Wikisource-logo.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output code.cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:inherit;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-visible-error{font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#33aa33;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration,.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-right{padding-right:0.2em}
    ISBN 4120036774。



  15. ^ 『ゴジラ2000 ミレニアム』劇場パンフレットより。


  16. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 267.


  17. ^ 福田純、染谷勝樹 『東宝映画100発100中! 映画監督福田純』 ワイズ出版、2001年、149 - 150頁。
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  19. ^ “Exklusive Story-Infos zu Godzilla” (ドイツ語). moviepilot.de (2014年2月28日). 2014年3月1日閲覧。


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参考文献



  • 元山掌、松野本和弘、浅井和康、鈴木宣孝 『東宝特撮映画大全集』 ヴィレッジブックス、2012年9月28日。
    ISBN 9784864910132。

  • 『オール東宝怪獣大図鑑』 洋泉社〈洋泉社MOOK 別冊映画秘宝〉、2014年4月27日。
    ISBN 978-4-8003-0362-2。

  • 大樹連司 『怪獣黙示録』 角川書店、2017年10月25日。
    ISBN 978-4-04-106181-7。

  • ゴジラで負けてスパイダーマンで勝つーわがソニー・ピクチャーズ青春記ー(野沢正行・2013年・新潮社)



関連項目


  • 原子怪獣現わる


外部リンク




  • GODZILLA - allcinema


  • GODZILLA - KINENOTE


  • Godzilla - オールムービー(英語)


  • Godzilla - インターネット・ムービー・データベース(英語)


  • GODZILLA/ゴジラ(1998・アメリカ) - Movie Walker


  • GODZILLA ゴジラ - 映画.com






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