甲斐バンド
| 甲斐バンド | |
|---|---|
| 出身地 | |
| ジャンル | ロック ロック歌謡 歌謡曲 フォーク |
| 活動期間 | 1974年 - 1986年 1996年 1999年 - 2001年 2007年 2008年 - 2009年 2009年 - |
| レーベル | 東芝EMI (1974年 - 1986年、1996年) ファンハウス (1984年 - 1985年) イーストウエスト・ジャパン (1999年 - 2001年) EMIミュージックジャパン (2007年 - 2010年) BEAT VISION/KAI OFFICE (2010年 - ) アイビーレコード (2012年 - 2014年) キングレコード (2014年 - ) |
| 事務所 | 甲斐オフィス |
| 公式サイト | KAI SURF(甲斐よしひろオフィシャルウェブサイト) |
| メンバー | 甲斐よしひろ(ボーカル・ギター) 松藤英男(ドラムス・ボーカル・ギター) 田中一郎(ギター) |
| 旧メンバー | 大森信和(ギター) 長岡和弘(ベース) |
甲斐バンド(かいバンド)は、日本のロックバンド。
1974年、シングル『バス通り』でデビュー。1986年に解散。1996年に期間限定で再結成。さらに1999年、活動を再開する。2007年12月12日、紙ジャケット仕様CDでのアルバム復刻とベスト・アルバムの発売を記念して、一夜限りのプレミアム・ライブが行われた。
2008年秋からは、「BEATNIK TOUR 2001」以来7年ぶりとなるツアーを「最後の全国ツアー」と銘打って行い、2009年2月7日の日本武道館ライブを最後に、再び活動を停止した。しかし5ヵ月後に、5度目の再結成と35周年記念ツアーの開催を発表した[1]。
2009年10月に、8年ぶりのオリジナル・アルバム『目線を上げろ』をリリース[2]。同時に全国ツアーをスタート。以降、甲斐よしひろのソロ活動と並行して、定期的に活動している。
目次
1 メンバー
1.1 サポートメンバー
1.2 メンバーの変遷
2 略歴
2.1 デビュー~解散
2.2 期間限定の復活と再始動
2.3 活動休止~一夜限りの復活と大規模ツアー
2.4 デビュー35周年~甲斐の60歳
2.5 デビュー40周年~現在
3 再結成と解散・活動休止
4 ディスコグラフィー
4.1 シングル
4.2 アルバム
4.2.1 オリジナル・アルバム
4.2.2 ベスト・アルバム
4.2.3 セルフカバー・アルバム
4.2.4 企画盤
4.2.5 ライヴ・アルバム
4.3 映像
4.4 タイアップ曲
5 映画
6 関連書籍
7 脚注
8 外部リンク
メンバー
甲斐よしひろ(1953年4月7日 -、身長165cm 体重48kg):ボーカル、ギター
大森信和(1951年9月3日 - 2004年7月5日、身長171cm 体重61kg):ギター
松藤英男(1954年4月19日 -、身長168cm 体重49kg):ドラムス、ボーカル、ギター
長岡和弘(1951年10月6日 -、身長168cm 体重47kg):ベース(1979年脱退)
田中一郎(1954年12月8日 -、身長178cm 体重56kg):ギター(1984年加入)
サポートメンバー
※ここでは80年代以降、再結成や活動再開時、常に参加しているメンバーを記す。
- 佐藤英二(1954年2月21日 - ):ギター
- Mac清水(1956年4月30日 - ):パーカッション
メンバーの変遷
1974年~1979年(デビュー~アルバム『マイ・ジェネレーション』)
- 甲斐よしひろ(Vo)、大森信和(G)、松藤英男(Dr)、長岡和弘(B)
1980年~1983年(アルバム『地下室のメロディー』~ライブアルバム『THE BIG GIG』)
- 甲斐よしひろ(Vo)、大森信和(G)、松藤英男(Dr)
1984年~1986年、1996年、1999年~2001年(アルバム『ラヴ・マイナス・ゼロ』~解散、期間限定再結成、活動再開~活動休止)
- 甲斐よしひろ(Vo)、大森信和(G)、田中一郎(G)、松藤英男(Dr)
2007年~(一夜限りの復活~)
- 甲斐よしひろ(Vo)、田中一郎(G)、松藤英男(G・Dr)
略歴
デビュー~解散
1974年
5月、甲斐よしひろ、大森信和、長岡和弘、松藤英男の4人で甲斐バンドを結成。『甲斐バンド』というバンド名は、元々仮名でありいくつか候補があったが、しっくりくるものが無く仮名のままデビューとなった[3]。
8月31日、アマチュア時代最後の「甲斐バンド出発(たびだち)コンサート」を、福岡電気ホールにて開催(約2000人動員)。
11月5日、シングル『バス通り』でデビュー(キャッチフレーズは“九州最後のスーパー・スター”)。
12月3日、神田共立講堂でデビューコンサート。前座ゲストのチューリップのステージ終了と共に、客がゾロゾロ席を立つという「屈辱」のコンサートとなる。
1975年
6月5日、セカンドシングル『裏切りの街角』をリリース。12月までに75万枚を売るロングセラー・セールスとなる。
12月、第8回日本有線大賞優秀新人賞(他に細川たかし〈最優秀新人賞〉,岩崎宏美,太田裕美,小川順子)、受賞。
1977年
4月、バンドの方向性に大きな影響を与えた佐藤剛が、マネージャーとなる。
12月4日、中野サンプラザでのコンサートがライブ収録され、翌年3月5日に、初ライブアルバム「サーカス&サーカス」として発売。
1978年
7月23日、日比谷野外音楽堂でのコンサート。初めて照明にミラーボールが登場(曲は「LADY」)。
1979年
2月26日、『HERO(ヒーローになる時、それは今)』で、SEIKOの腕時計のCMのタイアップもあり、爆発的に知名度を広げ、初のチャート1位を獲得(オリコン)。
3月5日、初めてのベスト・アルバム「甲斐バンド・ストーリー」発売。リリース翌週にチャート1位を記録(オリコン)。
3月15日、TBS-TV 「ザ・ベストテン」出演(ランキング3位)。NHK-FMの自分の番組の公開録音スタジオからの生中継、司会者(黒柳徹子、久米宏)と話をしない、などの条件を付けた。
6月、ベースの長岡が脱退。
9月24日、ロックバンドとして初めてNHKホールでコンサートを開催。その模様がNHK-TVの「ヤング・ミュージック・ショー」にて放映される。
10月5日、シングル『安奈』発売。チャート最高位4位を記録、『HERO』に次ぐ大ヒットとなる。- 12月21~22日、日本武道館にて2日間連続公演。1979年から1985年まで武道館での2daysコンサートが、年末の恒例イベントとなる。なお、この年85回のコンサートを行ない、20万人を動員。1982年まで動員数No.1バンドとなる。
1980年
3月20日、ドラムスの松藤英男がリードボーカルのシングル『ビューティフル・エネルギー』発売。カネボウ化粧品のCMに起用され、ヒット曲となる。
4月12日、この日より半年間のテレビドラマ「学園危機一髪」の主題歌として、『漂泊者(アウトロー)』が流れる。
7月1日、横浜文化体育館で、初めてのスタジアム・コンサートを決行。これ以降、同年12月、82年12月、83年12月、84年12月と大都市でのスタジアム・ツアーを開催する。
8月10日、箱根芦ノ湖畔(箱根ピクニックガーデン)で初の野外イベント『100万$ナイトin箱根』を開催。24,000人を動員する。
1981年
2月7日、前年12月9日の日本武道館ライブが、NHK-TV「ヤング・ミュージック・ショー」で放映。甲斐よしひろが楽屋で「ジョン・レノン殺害」の新聞を破り、「逝ってしまったジョン・レノンの為に…」と『100万$ナイト』を熱唱した名場面がオンエアーされる。- 8月、所属事務所シンコーミュージックより独立。マネージャーの佐藤剛と共に(株)ビートニク(BEATNIK)設立。
9月13日、『KAI BAND SPECIAL LIVE 1981』として、大阪の花園ラグビー場での野外イベントで22,000人を動員。2曲目の『翼あるもの』のイントロとともに、1万人以上の観客がステージに殺到し、演奏を中断するというハプニングが起きる。
11月15日、3年間のコンサートツアー及びプライベートを収めた写真集『1982:BEATNIK』が小学館より発売。
1982年
- 2月7~12日、ニューヨーク3部作の第1弾のアルバム『虜-TORIKO-』のミックスダウンが、パワー・ステーションにて行われる。ミキサーはボブ・クリアマウンテン(Bob Clearmountain)。
6月17日、品川プリンスホテル・ゴールドホールにおいて、観客席は椅子なしで6000人のスタンディングという日本初のスタイルで、コンサート開催。
12月2日、日本武道館でのコンサートのMCにて「いいモノを創る時間をくれよ…」と、翌年のライブ日程が白紙である事を告げる。
1983年
- 5月、新アルバム『GOLD/黄金』のトラックダウンのため、ニューヨークへ渡航。
8月7日、当時の西新宿の高層ビル街で、大規模な野外イベント『THE BIG GIG』を開催。外野を含め、3万人近い観客を集める。この日の模様はアルバム・ビデオ・TV放送・FM放送など、様々なメディアで再現された。
1984年
6月、ギタリストとして、田中一郎が加入。- 7月、甲斐よしひろが、新シングル『フェアリー(完全犯罪)』のプロモーションビデオ撮影中に負傷のため、緊急入院。5か所のコンサートが延期される。
- 11月、ニューヨーク3部作完結作『ラヴ・マイナス・ゼロ』ミックスダウンのため、再度ニューヨークへ。
1985年
3月1日、ニューアルバム『ラヴ・マイナス・ゼロ』を1年8ヶ月ぶりに発表。1ヶ月以上に及ぶ、同アルバムのプロモーション・ツアーも同日、新潟県民会館よりスタートする(13か所17公演)。
3月31日~4月1日、両国“新”国技館のこけら落としとして『BEATNIK TOUR in 両国国技館』を開催。
1986年
3月3日、甲斐バンド解散を発表。
3月14日、ファイナル・コンサート・ツアー『PARTY』を開始(全国50ケ所)。
5月28日、フジテレビの「夜のヒットスタジオ・DELAX」に生出演。別スタジオでの特別ゲストとして、「BLUE LETTER」「漂泊者(アウトロー)」の2曲を披露。
5月29日、フジテレビ系列にて、デビューから解散までの12年間の映像ドキュメンタリー番組「甲斐バンド 十二年戦争-栄光の軌跡-」、放送。- 6月23~27日、『PARTY』ツアーファイナル、日本武道館5Daysを開催。
6月29日、横浜・黒澤フィルムスタジオにて開催された、1500人限定(ちなみにチケットの応募が20万通あった)の正装・フリードリンク付き・オールスタンディングのシークレット・ギグを最後に、甲斐バンド解散。甲斐はソロ歌手として活動を開始。
8月6日、ツアーファイナルのダイジェスト番組「甲斐バンド LIVE AT 武道館-完結編」、フジテレビ系列で放送。
12月、解散ツアーの映像を中心に制作されたドキュメンタリー映画『THE KAI BAND MOVIE HERE WE COME THE 4 SOUNDS』が、全国で上映。
期間限定の復活と再始動
1996年
- 10年ぶりに期間限定で再結成。
7月24日、セルフリメイク・アルバム『Big Night』の発表。
8月~10月、リメイクアルバムと同名のコンサートツアーを開催(5会場6公演でのべ2万7000人を動員)、ツアーファイナルは10月12日、日本武道館。福岡・天神でストリートライブも行われた。
9月19日、期間限定復活の締めくくりとして、10年ぶりの新曲『ティーンエイジ・ラスト』をリリース。
1998年
2月27日、福岡サンパレスにおいて一夜限りのライブ、『ONLY ONE NIGHT』(アマチュア時代の甲斐を見い出した、KBCの岸川均の引退記念としての「KBC九州朝日放送45周年記念“伝説ライブ”」の一環)を開催。
1999年
11月13日、新高輪プリンスホテル 大宴会場 「飛天」にて開催された『Golden Thunder Review Standing in 飛天』から活動を再開させる。
12月10日、3年ぶりのシングル『トレーラー・ハウスで』をイーストウェストジャパンより発表。
2001年
6月6日、15年ぶりのオリジナル・アルバム『夏の轍』を発表、同月から全国ツアー『KAI BAND BEATNIK TOUR 2001 Do you beat?』(追加公演を含む全11公演)を開催。
8月25日、「サウンドコニファー229」にHOUND DOG、CHAGE and ASKAと共に出演。トリを飾り、甲斐バンドの12曲目、アンコールの『HERO』で、大友康平、CHAGE、ASKAと共演した。
活動休止~一夜限りの復活と大規模ツアー
2004年
7月5日、ギタリストの大森が死去。
2005年
6月1日、初のボックスセット『熱狂/ステージ』がユーキャンより発売。バンドの6大イベントを収めた10枚組のライヴCD。
2007年
12月12日、旧東芝EMIより発売されたアルバム17タイトルが紙ジャケット・リマスター盤CD[4]にて発売。また、ベスト盤『甲斐バンド・ストーリーII 』も同時リリース。発売日当日、品川プリンス・ステラボールにてスペシャルライヴ『甲斐バンド 2007 ONE NIGHT STAND』を開催。一夜限りの復活を遂げる[5]。
2008年
- 全国ツアー『甲斐バンド BEATNIK TOUR 08-09 THE ONE NIGHT STAND』(追加公演を含む全23公演)を開催。翌年2月7日のツアーファイナルは、甲斐バンドとしては約13年ぶりとなる日本武道館で行われた。武道館の翌日、当日の音源が着うた・着うたフルで配信された。
デビュー35周年~甲斐の60歳
2009年
7月、甲斐よしひろと甲斐バンドのデビュー35周年を機に、活動の再開を発表。
10月21日、8年ぶりのオリジナル・アルバム『目線を上げろ』を古巣EMIミュージックジャパンより発表。同月から翌年2月まで『KAI 35th Anniversary KAI BAND NEVER END TOUR』(追加公演を含む全24公演)を開催。
12月9日、初のバラードベスト『ロッカ・バラード』を発表し、発売日にJR新橋駅SL広場前にて、1996年の再結成時に福岡・天神で行われて以来、13年ぶりにストリートライブを行う。
2010年
- 2月27日、『NEVER END TOUR』最終公演、東京厚生年金会館2Days初日にサプライズ・ゲストとして、甲斐名都が出演。父娘ステージ初共演を果たす(共演曲は「恋のバカンス」と「ラン・フリー(スワン・ダンスを君と)」)。
4月9日~11日、福岡のライブ喫茶照和にて『甲斐バンド Live at the 照和』を開催。当初は、10日・11日の2Days3公演の予定だったが、エントリーが多数寄せられたため急遽2公演追加された。参加者限定特典として、当日のライヴ音源CD(KAIC-6:セレクトされた3曲『三つ数えろ』・『地下室のメロディー』・『バス通り』)がプレゼント(後日郵送)された。また当日の音源が着うた・着うたフルで配信された。
10月1日、4月の照和にて開催されたライブ『甲斐バンド Live at the 照和』を映画化した『照和 My Little Town / KAI BAND』が12月18日の全国ロードショーに向けて、福岡の『ソラリアシネマ(現・TOHOシネマズ天神ソラリア館)』にて1週間先行ロードショーされた。先行ロードショー初日上映後には、甲斐よしひろが舞台挨拶に訪れ、サプライズとして『HERO(ヒーローになる時、それは今)』をアコースティック・ヴァージョンにてギター一本で披露。高校時代の後輩・中野茂樹(元ノーマン・ホイット・フィールド)がブルースハープで参加。その音源が11月、Amazon.co.jp限定でMP3配信された。- 12月18日、映画『照和 My Little Town / KAI BAND』全国ロードショー。公開初日、シネセゾン渋谷にて甲斐バンド(甲斐・田中)と監督のフカツマサカズ、映画の中で語りを担当している大森南朋が舞台挨拶を行った。
2011年
1月21日~23日の3日間・4公演の日程で、Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて『甲斐バンド LIVE at the PLEASURE PLEASURE』を開催。このライブは、映画『照和 My Little Town / KAI BAND』の公開を受け、2010年4月に映画の舞台となったライブ喫茶照和で行われたアコースティック・ライブを再現したもの。公演開催中の22日~23日には、シネセゾン渋谷での追加上映が決定し、ライブ観覧後にそのまま映画を観に行けた。このライブの音源は、最終公演5日後の1月28日から、Amazon.co.jpにて配信限定でリリース。
4月2日、NHK BS『デジタルプレミアムライブ 〜がんばろう東北・がんばろう関東〜 J-POPプレミアム』出演。
10月、1日に『MUSIC CITY TENJIN 2011』、9日に石巻専修大学大学祭『2011石鳳祭』に甲斐よしひろと連名でイベントに参加。
2012年
8月12日、奈良県・薬師寺にて、『KAI BAND"スウィートテンプル・ムーン・ライブ"』と題した野外ライブを開催。ワンマンでの野外ライブは1983年の『THE BIG GIG』以来、約29年ぶり。ライブ中、年内に『安奈』のリメイクシングルとニューアルバムがリリース予定だと発表。この模様はNHK-BSプレミアムにて、同月30日に放映された。
11月21日、12年ぶりのシングル『安奈-2012-』をアイビーレコードより発売。
12月29日、幕張メッセで開催された『COUNTDOWN JAPAN12/13』に出演。COSMO STAGEにて、16:30~17:00に6曲を演奏。
2013年
1月、1996年以来16年ぶり2枚目のセルフカバー・アルバム『ROCKS』を発売。それを記念して1月7日、東京・渋谷区の代官山蔦屋書店でインストアライブが行われた。甲斐バンドとしてのインストアイベントは2001年以来であり、約100人のファンが参加。1月12日からは7カ所8公演で『甲斐バンド「ROCKS」ツアー2013』と題した約3年ぶりのツアーを開催。
4月7日、甲斐の還暦を記念してバースデイライブ『ROLLING BIRTHDAY 60』をTOKYO DOME CITY HALL(旧:JCBホール)にて、甲斐バンドとして開催。また9日には、FM沖縄「For PM」主催の『2013 For PM フォークの日 リスナーの集いライブ』に出演。
9月28日、翌年の結成40周年の記念企画として、ファンが選ぶセルフカバーアルバム収録曲の人気投票を10月15日までネット上で開催。9月末から約2週間で約7600票が集まった。
デビュー40周年~現在
2014年
2月26日、結成40周年企画として昨年発表されたセルフカバー・アルバム『ROCKS』の続編として『ROCKSII』を発売。
3月22日、福岡サンパレスホテル&ホールにて開催の『JAバンク福岡presents KBCオールナイトニッポンコンサート』に出演。
7月6日 -8月30日 、11カ所12公演で『甲斐バンド 40th Anniversary tour 2014』と題した約1年半ぶりのツアーを開催。会場では来場者全員に新曲3曲が収録された「KAI BAND 40th ANNIVERSARY マキシシングル」(収録曲:Blood in the Street/ランナウェイ・ブルース/黄昏に消えた)が贈呈された。ツアー最終日には、36年ぶりに日比谷野外音楽堂にて公演を行なった。
9月19日、『オールナイトニッポンコンサート2014~スペシャルアコースティックNight~』(会場:福井フェニックスプラザ)に泉谷しげると共に出演。- 10月、テレビ東京系「新・刑事吉永誠一」の主題歌に、『甲斐バンド 40th Anniversary tour 2014』で配布された「KAI BAND 40th ANNIVERSARY マキシシングル」に収録の新曲「Blood in the Street」が起用。また、甲斐が同ドラマの第2話に出演。61歳にして俳優デビューを果たす。
11月15日、甲斐バンド40th Anniversary FINAL「甲斐バンド シンフォニー」を東京国際フォーラム・ホールAにて開催。藤原いくろう指揮する60名の東京ニューシティ管弦楽団と共演したこの模様は、WOWOWにて生中継された。
11月26日、デビュー40周年の締めくくりとして、「KAI BAND 40th ANNIVERSARY マキシシングル」中の新曲から「Blood in the Street」と「黄昏に消えた」を収録した40th Anniversary CD『Blood in the Street/甲斐バンド 40th Anniversary tour in 日比谷野音』をキングレコードより発売。Disc.1がシングル、Disc.2がライブアルバムの2枚組という変則的な形態となっている。
12月10日、文化放送メディアプラスホールにて40th Anniversary CD『Blood in the Street/甲斐バンド 40th Anniversary tour in 日比谷野音』リリース記念イベントを開催。
2015年
2月28日、全国14劇場にて、甲斐バンドの楽曲をモチーフにした短編映画集『破れたハートを売り物に』上映&甲斐バンド生ライブ(お台場シネマメディアージュ、他13劇場に同時中継)開催。この短編映画は同年1月21日~2月10日までの期間で通販限定にてDVD-BOXも発売された。- 前年11カ所12公演で開催された『甲斐バンド 40th Anniversary tour 2014』と題したツアーの最終日の日比谷野音でのライブの模様を完全ノーカットで収録した2枚組DVD『Complete 日比谷野音LIVE』を発売(3月にファンクラブ会員向け先行発売、のちに8月よりAmazon限定で一般発売)。
2016年
6月29日、8枚組BOX SET・KAI BAND&KAI YOSHIHIRO『THE NEW YORK BOX』がユニバーサルJより発売。
8月7日、『THE BIG GIG AGAIN 2016』を日比谷野外大音楽堂にて開催。33年前の1983年の同日に行われた「THE BIG GIG」と同一セットリストの再現ライブとして行われた(WOWOWでの生中継有り)。
再結成と解散・活動休止
甲斐バンドは再結成と解散・活動休止が多く繰り返されている。中には公言せずにいつの間にか活動休止になっている場合もあり、はっきり"解散"と公言したのは事実上、最初の解散と2008年~2009年にかけて行われたファイナルツアー後の2回である。
- 1974年~86年:デビュー~解散。
- 1996年:解散から10年目という年に期間限定で復活。
- 1999年~2001年:本格的活動再開。シングル3部作と2001年には15年ぶりのオリジナルアルバムと全国ツアーを施行。当時、解散はしないと言いつつ、それ以降しばらく活動休止状態になる。
- 2007年:オリジナル&ライヴ・アルバムの紙ジャケットリマスター盤再発を祝し、一夜限りのギグを敢行。
- 2008年~2009年:2007年のプレミアムライヴのアンコールを受け、ファイナルツアーを敢行。メンバーが欠けてしまったことも含め、解散を宣言。
- 2009年~:デビュー35周年に突入。それを祝して甲斐バンドの活動を再開。以降、甲斐のソロと並行しながら活動は続行されている。
ディスコグラフィー
シングル
| 発売日 | タイトル | 形態 | 最高位 | |
|---|---|---|---|---|
| 1st | 1974年11月5日 | バス通り | EP | 65位 |
| 2nd | 1975年6月5日 | 裏切りの街角 | EP | 7位 |
| 3rd | 1975年10月20日 | かりそめのスウィング | EP | 44位 |
| 4th | 1976年4月5日 | ダニーボーイに耳をふさいで | EP | 85位 |
| 5th | 1976年8月3日 | 男と女のいる舗道 | EP | 76位 |
| 6th | 1976年12月20日 | テレフォン・ノイローゼ | EP | - |
| 7th | 1977年5月5日 | 氷のくちびる | EP | 69位 |
| 8th | 1977年9月5日 | そばかすの天使 | EP | 61位 |
| 9th | 1978年2月20日 | 吟遊詩人の唄 | EP | 98位 |
| 10th | 1978年8月2日 | LADY | EP | 94位 |
| 11th | 1978年12月20日 | HERO(ヒーローになる時、それは今) | EP | 1位 |
| 12th | 1979年5月5日 | 感触 | EP | 13位 |
| 13th | 1979年10月5日 | 安奈 | EP | 4位 |
| 14th | 1980年3月20日 | ビューティフル・エネルギー | EP | 9位 |
| 15th | 1980年7月20日 | 漂泊者 | EP | 14位 |
| 16th | 1980年10月21日 | 天使 | EP | 37位 |
| 17th | 1980年12月21日 | 地下室のメロディー | EP | 75位 |
| 18th | 1981年4月21日 | 暁の終列車 | EP | 35位 |
| 19th | 1981年9月21日 | 破れたハートを売り物に | EP | 50位 |
| 20th | 1982年5月1日 | 無法者の愛 | EP | 53位 |
| 21st | 1982年9月21日 | BLUE LETTER | EP | 39位 |
| 22nd | 1982年12月21日 | ナイト・ウェイブ | 12inch/CD | - |
| 23rd | 1983年5月21日 | シーズン | EP | 23位 |
| 24th | 1983年9月1日 | GOLD | EP | - |
| 25th | 1983年11月1日 | 東京の一夜 | EP | 53位 |
| 26th | 1984年7月17日 | フェアリー(完全犯罪) | EP | 34位 |
| 27th | 1984年12月1日 | 野獣 -A WILD BEAST- | EP | 53位 |
| 28th | 1984年12月21日 | 野獣 | 12inch | 56位 |
| 29th | 1985年2月1日 | 冷血 | EP | 43位 |
| 30th | 1985年6月1日 | ラヴ・マイナス・ゼロ | EP | 88位 |
| 再発 | 1985年12月1日 | フェアリー(完全犯罪) | EP | - |
| 32nd | 1986年3月1日 | レイニー・ドライヴ | EP | 47位 |
| 33rd | 1986年5月1日 | メガロポリス・ノクターン | 12inch | - |
| 再発 | 1986年7月23日 | EP/CD | 52位 | |
| 35th | 1988年7月6日 | ちんぴら | EP/CD | 79位 |
| 36th | 1996年9月19日 | ティーンエイジ・ラスト | CD | 70位 |
| 37th | 1999年12月10日 | トレーラー・ハウスで | CD | 75位 |
| 38th | 2000年2月23日 | 白いブランケット | CD | 76位 |
| 38th | 2000年7月26日 | 甘いKissをしようぜ | CD | 87位 |
| 39th | 2012年11月21日 | 安奈-2012- | CD | 89位 |
| - | 2014年7月6日 | KAI BAND 40th ANNIVERSARY マキシシングル | CD | - |
アルバム
オリジナル・アルバム
| 発売日 | タイトル | 形態 | 順位 | |
|---|---|---|---|---|
| 1st | 1974年12月20日 | らいむらいと | LP/CD | - |
| 2nd | 1975年11月5日 | 英雄と悪漢 | LP/CD | 20位 |
| 3rd | 1976年10月5日 | ガラスの動物園 | LP/CD | 27位 |
| 4th | 1977年10月5日 | この夜にさよなら | LP/CD | 14位 |
| 5th | 1978年10月5日 | 誘惑 | LP/CD | 14位 |
| 6th | 1979年10月5日 | マイ・ジェネレーション | LP/CD | 1位 |
| 7th | 1980年10月5日 | 地下室のメロディー | LP/CD | 3位 |
| 8th | 1981年11月1日 | 破れたハートを売り物に | LP/CD | |
| 9th | 1982年11月1日 | 虜-TORIKO- | LP/CD | 2位 |
| 10th | 1983年7月21日 | GOLD/黄金 | LP/CD | 8位 |
| 11th | 1985年3月1日 | ラヴ・マイナス・ゼロ | LP/CD | 3位 |
| 12th | 1986年3月5日 | REPEAT & FADE | 12inch(4枚組)/CD(2枚組) | 4位 |
| 13th | 2001年6月6日 | 夏の轍 | CD | 44位 |
| 14th | 2009年10月21日 | 目線を上げろ <甲斐バンド sometimes KAI YOSHIHIRO> | CD・DVD(初回盤) | 24位 |
ベスト・アルバム
| 発売日 | タイトル | 形態 | 順位 | |
|---|---|---|---|---|
| BEST | 1979年3月5日 | 甲斐バンド・ストーリー | LP/CD | 1位 |
1985年9月28日 | Here We Come the (3→)4 Sounds | LP/CD | 11位 | |
| SINGLE BEST | 1990年12月19日 | +(プラス)〜シングル・コレクション Vol.1 | CD | 30位 |
-(マイナス)〜シングル・コレクション Vol.2 | CD | 34位 | ||
2000年6月7日 | Singles | CD | - | |
2000年12月6日 | Singles II <甲斐バンド to 甲斐よしひろ> | CD | - | |
| BEST | 2004年10月20日 | ALIVE(KAI 30th Anniversary BEST) <甲斐バンド-甲斐よしひろ> | CD | 117位 |
| REMIX BEST | 2007年12月12日 | 甲斐バンド・ストーリーII | CD | 59位 |
| BALLAD BEST | 2009年12月9日 | ロッカ・バラード | CD | 44位 |
セルフカバー・アルバム
| 発売日 | タイトル | 形態 | 順位 | |
|---|---|---|---|---|
| 1st | 1996年7月24日 | Big Night | CD | 22位 |
| 2nd | 2013年1月9日 | ROCKS | CD・DVD(初回盤) | 16位 |
| 3rd | 2014年2月26日 | ROCKSII | CD・DVD(初回盤) | 27位 |
企画盤
| 発売日 | タイトル | 形態 | 順位 | |
|---|---|---|---|---|
| TV Mix | 1985年7月20日 | LOVE MINUS VOICE | LP/CD | - |
| 編集盤 | 1986年11月21日 | ポイズン80's | CD | 10位 |
1987年11月5日 | コンプリート REPEAT & FADE <甲斐よしひろ with 甲斐バンド> | LP/CD | 18位 | |
| 通販限定 | 1993年1月1日 | HERO(Kai-Band Best Selection) | CD | - |
| 再編盤 | 2007年12月12日 | REPEAT & FADE “Ultimate” | CD(2枚組) | - |
| 記念盤 | 2014年11月26日 | Blood in the Street/甲斐バンド 40th Anniversary tour in 日比谷野音 | CD(2枚組) | 41位 |
ライヴ・アルバム
| 発売日 | タイトル | 形態 | 順位 | |
|---|---|---|---|---|
| 1st | 1978年3月5日 | サーカス&サーカス | LP/CD | 10位 |
| 2nd | 1980年3月5日 | 100万$ナイト | LP(2枚組)+EP/CD(2枚組) | 4位 |
| 3rd | 1981年6月5日 | 流民の歌 | LP(3枚組)/CD(2枚組) | 9位 |
| 4th | 1983年11月21日 | THE BIG GIG | LP(2枚組)/CD(2枚組) | - |
| 5th | 1986年7月31日 | THE 甲斐バンド | LP+EP/CD | 4位 |
| 6th | 1989年6月29日 | シークレット・ギグ | LP/CD | 31位 |
| 7th | 2001年9月27日 | THE BATTLE OF NHK HALL | CD(2枚組) | 75位 |
| 通販 | 2005年6月1日 | 熱狂/ステージ | CD-BOX(10枚組) | - |
| 8th | 2010年7月15日 | マイ・リトル・タウン | CD(3枚組) | - |
| 配信 | 2011年1月28日 | LIVE at the PLEASURE PLEASURE | 配信 | - |
映像
| 発売日 | タイトル | 形態 |
|---|---|---|
1983年11月21日 | THE BIG GIG | ビデオ/DVD |
1984年10月20日 | HALF BREED | ビデオ |
1986年12月20日 | Here We Come the 4 Sounds | ビデオ/DVD |
1990年12月12日 | 甲斐バンド 十二年戦争-栄光の軌跡- | ビデオ |
甲斐バンド LIVE AT 武道館-完結編 | ビデオ | |
1997年3月19日 | Big Night | ビデオ/DVD |
2000年5月17日 | STORY OF US <甲斐よしひろ> | ビデオ/DVD |
2000年11月22日 | SHARE 甲斐バンド LIVE IN 飛天 | DVD |
2001年9月27日 | LAZY HAZY IN THE SUMMER | ビデオ/DVD |
2008年9月26日 | DIRTY WORK | DVD(2枚組) |
2008年9月26日 | PV BEST〜無法者の愛〜 <甲斐バンド/甲斐よしひろ> | DVD |
2009年4月29日 | NEVER END | DVD(2枚組) |
2010年11月1日 | KAI DVD-BOXIII Disc.1・2 <甲斐よしひろ> | DVD-BOX(6枚組) |
2011年6月2日 | 照和 My Little Town KAI BAND | DVD |
2013年5月7日 | Absolute 薬師寺LIVE | DVD+CD(2枚組) |
2013年9月25日 | ROLLING BIRTHDAY 60 | DVD(2枚組) |
2015年8月1日 | Complete 日比谷野音LIVE | DVD(2枚組) |
2016年2月1日 | KAI BAND SYMPHONY | DVD+2CD |
タイアップ曲
| 楽曲 | タイアップ |
|---|---|
| HERO(ヒーローになる時、それは今) | 服部時計店 CMソング |
| ビューティフル・エネルギー | カネボウ化粧品 CMソング |
| 漂泊者(アウトロー) | フジテレビ系ドラマ『土曜ナナハン学園危機一髪』主題歌 |
| シーズン | サントリー『トロピカルカクテル』CMソング |
| フェアリー(完全犯罪) | スズキ・アルト イメージソング |
| メガロポリス・ノクターン | 関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『現代恐怖サスペンス』主題歌 |
| Run To Zero | TBS系『ワールドカップラグビー』テーマソング |
| ちんぴら | 映画『極道(やくざ)渡世の素敵な面々』挿入歌 |
| ティーンエイジ・ラスト | 日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン』エンディングテーマ |
| 胸いっぱいの愛 2008 | TBS系『はなまるマーケット』エンディングテーマ |
| Blood in the Street | テレビ東京系『新・刑事吉永誠⼀』主題歌 |
映画
THE KAI BAND MOVIE HERE WE COME THE 4 SOUNDS (1986年)
照和 My Little Town/KAI BAND (2010年)
関連書籍
- 甲斐バンド・サーカス&サーカス「ライブ・アングル」写真集(1978年、新興楽譜出版社)
- 1982:BEATNIK [Kai Band] 写真集(1982年、小学館)
- LOVE MINUS ZERO(1985年、書下ろしハードボイルド短篇集、北上次郎 編 北方謙三、船戸与一、大沢在昌 他全9名著、CBSソニー出版)
- ポップコーンをほおばって―Another side of Kai Band(1985年、田家秀樹 著、講談社)
- 甲斐バンド BEATNIK 1981-1986 FOR LONELY HEROINES & BROKEN HEROES(1986年、音楽専科社)
- 愛を叫んだ獣。(1986年、亀和田武 著、白夜書房 )
- ポップコーンをほおばって―甲斐バンド・ストーリー(1987年、文庫本版、田家秀樹 著、角川書店)
- 生きることを素晴らしいと思いたい-コンサート・ツアーの12万人(1989年、福音館書店)
- 甲斐バンド写真集 BIG SHOTS 191 DAYS(1996年、ぴあ)
- 甲斐バンド40周年~嵐の季節~(2014年、石田伸也 著、ぴあ)
- 甲斐バンド写真集 in the Street(2014年、甲斐オフィス)
脚注
^ 2001年のツアー時に、甲斐の口から「もう解散はしない」との発言がされていたにもかかわらず、2009年2月のマスコミによる「武道館で最後のライブ~解散」報道を否定しなかったため、同年7月に35周年記念ツアーの開催を発表した際には、多くの批判が寄せられた。
^ 本作は、甲斐よしひろのソロ・プロジェクトも含まれるため、正式なクレジットは『甲斐バンド sometimes KAI YOSHIHIRO』となっている。
^ NHK BS『甲斐よしひろSPIRIT25~終わらない歓声~』
^ オリジナルアルバム
^ 大森の死去後、初めてのライブとなった。
外部リンク
- KAI SURF 甲斐よしひろオフィシャルウェブサイト
- 甲斐バンド-キングレコード
- 甲斐バンド-IVY Records
- 甲斐バンド-UNIVERSAL MUSIC JAPAN
- トップ|甲斐バンド|ワーナーミュージックジャパン - Warner Music Japan
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